宇宙戦艦ヤマト
デスラー艦(初代)
- 全長、200m
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 主機関、波動エンジン×1基
- 兵装
・デスラー砲×1門
・大口径固定式レーザー砲×3門
・ミサイル発射管×8門
・移乗戦用チューブミサイル
ガミラス星の天井都市に建設されていた総統府だったが、実はそのまま緊急脱出艇にもなれる艦である。武装は艦首のデスラー砲と、数門のレーザー砲、ミサイルのみで、戦闘艦として見るには非常に偏りの激しい艦艇である。
デスラー砲でヤマトを攻撃するも1回目はたまたまワープしてしまい不発。そのままワープして追撃するも、無差別ワープであったのでヤマトに衝突、デスラー自らが白兵戦を挑むことになった。放射能ガスをヤマトに注入して有利に作戦を進めたが、森雪によって放射能除去装置コスモクリーナーDが作動し放射能ガスが除去されデスラーは退却。
デスラー砲でトドメを刺そうするも、真田志郎が開発した「空間磁力メッキ」でデスラー砲がはじきかえり、デスラー艦に命中して自滅した。
さらば宇宙戦艦ヤマト&宇宙戦艦ヤマト2
デスラー艦(2代目)
- 全長、235m
- 全幅、74.6m
- 全高、不明
- 主機関、波動エンジン×1基
- 兵装
・デスラー砲×1門
・大口径固定式レーザー砲×3門
・ミサイル発射管×4門
・瞬間物質移送器×1基(2基で1組)
・三連装無砲身レーザー砲塔×2基(ゲーム版では4基)
・三連装パルスレーザー機関砲×8基
・磁力機雷散布装置
・アンドロイド兵部隊制御システム
・空間磁力メッキ(ゲーム版のみ)
初代艦を基にして建造されたデスラー専用の新造戦艦である。初代艦と比べて艦体規模が幾分か増しており、より戦闘艦らしい雰囲気を醸し出している。また武装がデスラー砲と3門のレーザー砲、数門のミサイル発射管だけだった初代艦と比べると、2代目では新たに瞬間物質移送機2機、無砲身型レーザー砲塔、パルスレーザー機関砲、磁力機雷が増設・装備されており、火力は大分上がっていると見える。また旗艦としての機能も充実しているようで、電波妨害も可能な電子戦も想定されているのも特徴の一つである。
ただし、純粋なる戦艦というには火力不足は否めないものがあり、ヤマトの主砲に匹敵するであろう武装は大口径固定レーザー砲くらいのもので、後は小口径クラスが大半である。真っ向勝負では恐らく力不足であろうが、それを補う戦術をデスラーは駆使している。
なお、デザインはアニメ版とPS版では若干異なる。PS版ではリファインされ、瞬間物質移送機にもフィンが着いて、よりトゲトゲしいデザインに変更されている他、若干砲塔が増設されている。
また、「さらば」と「2」では最後までの展開は違う。
さらば宇宙戦艦ヤマト
乗艦者はタランとデスラー、及び監視役のミルの3名しかおらず、後はアンドロイドによる艦内操作になっている。瞬間物質移送機で彗星帝国の駆逐艦をワープさせ、ヤマトを追いつめるものの、デスラー砲を発射した際にヤマトが小ワープした為に失敗。
ワープ直後、デスラー艦の右舷と、ヤマトの左舷が抉り擦れる様な形で衝突。それを機に白兵戦となり、古代進が艦内のアンドロイドコントロール装置を破壊。それにより抵抗の術を失い、デスラー艦は完全に機能を停止した。
デスラーも都市帝国の攻略のヒントを伝えると、「成功を祈る」と言って死亡した(タランはその前に爆発に巻き込まれ死亡)。
宇宙戦艦ヤマト2
一方の「2」では、アンドロイド兵ではなくガミラス兵により艦は運営されている。テレザート星でヤマトを待ち受けており、ガミラス帝国の残存艦隊を引き連れてヤマトへ2度の攻撃を加えるも失敗。
1回目は部下のバンデベルがしくじり、2回目はデスラー砲でトドメを刺そうとしたが、サーベラーらの策謀によりタイミングが狂って撃ち損じて失敗。
最後に地球へ向かうヤマトへ決戦を挑んだ。艦載機をワープさせて奇襲を加え、機雷で波動砲を封じさらに戦艦、巡洋艦、空母、デストロイヤー艦に集中攻撃を加えて戦闘不能に陥れた。その後、デスラー砲を発射したが、小ワープでかわされてしまう。
ワープアウトしてきたヤマトが、回避しかけたデスラー艦の右舷後部(機関部付近)に激突。そこから白兵戦になる。白兵戦の影響で艦の損傷が著しく、止む無く艦を破棄するに至った。その際に緊急座乗艦として三段空母へと身を移している。
臨時デスラー艦
- 全長、不明
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 武装
・デスラー砲×1門(甲板右舷に据付けている)
・三連装主砲×4基(又は8基?)
・二連装無砲身レーザー砲塔×4基(戦闘甲板時)
・多連装フェザー砲塔×2基(戦闘甲板時)
・多連装ミサイル砲塔×2基(戦闘甲板時)
・二連装デスラー機雷投射VLS×4基
・ミサイル発射管×12門(艦首×6門、艦尾×6門)
・大型ミサイル発射管×4門
PS版のみに登場する戦闘空母(緑色)。大破した2代目から乗り換えた戦闘空母であるが違う点がある。それが、本艦の飛行甲板の右舷部分に応急的に取り付けられた、遺棄した筈の2代目デスラー艦である。
これは動力部こそ駄目になった2代目だが、デスラー砲自体は無傷だったため、そこでデスラー砲の動力源を戦闘空母へと繋げる応急処置を施したようである。何とも不恰好さは否めないものの、この臨時旗艦をもってして、サーベラーとゲーニッツの乗っていた潜宙戦艦をデスラー砲で消し飛ばしている。
デスラー曰く『言ったはずだ、私は屈辱を忘れぬ男だと・・・』
また可能性として、この臨時旗艦が後のデスラー戦闘空母になったとも考える事ができる。
新たなる旅立ち
デスラー戦闘空母
- 全長、260m
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 武装
・デスラー砲×1門
・三連装主砲×3基
・二連装無砲身レーザー砲塔×4基(戦闘甲板時)
・多連装フェザー砲塔×2基(戦闘甲板時)
・多連装ミサイル砲塔×2基(戦闘甲板時)
・二連装デスラー機雷投射VLS×4基
・ミサイル発射管×12門(艦首×6門、艦尾×6門)
・大型ミサイル発射管×4門
・瞬間物質移送機
大破した2代目に変わる戦闘空母で、デスラー専用として改良したタイプ。既存の戦闘空母(バンデベルの乗っていた戦闘空母の説もあり)を何時、改装したのかは不明である。純粋の戦闘空母と違い、全長が60m程延長された他、デスラー砲を格納式として装備、さらに瞬間物質移送機、デスラー機雷発射機、ミサイル発射管等を新たに備えている。
一方で常に使用可能だった三連装主砲は、原型より5基も撤去されており、一見すると大幅な火力の低下が観られるが、デスラー砲を新たに装備した事や瞬間物質移送機、ミサイル系統の武器増設を考慮すると、寧ろ火力は向上していると見てもおかしくはないだろう。
劇中では常に激戦の中にあって、激しい損傷を負いつつもイスカンダルを護る為に奮戦。時には味方艦である三段空母と衝突するという事態もあったが、それでもなお強固に耐え抜くなど、シリーズ中ではトップクラスの耐久度を有していると思われる。
最後はイスカンダルへの砲撃を阻止するために、ゴルバの要塞砲門へ特攻し艦は中破と思われる損傷を負いながらも最後まで生き抜いた。
改ドメル戦闘空母級『デスラー・ガミラシア』
- 全長、不明(260m?)
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 武装
・デスラー砲×1門
・三連装主砲×4基
・三連装無砲身レーザー砲塔×4基(戦闘甲板時)
・多連装フェザー砲塔×2基(戦闘甲板時)
・多連装ミサイル砲塔×2基(戦闘甲板時)
・二連装デスラー機雷投射VLS×4基
・ミサイル発射管×12門(艦首×6門、艦尾×6門)
・大型ミサイル発射管×4門
・対空火器×多数
・瞬間物質移送機
こちらはPS2版『イスカンダルの追憶』に登場した戦闘空母で、アニメデザインをゲーム用としてリデザインしたもの。全体的な雰囲気はそのままだが、前部甲板が延長されているため重厚感とスマート感を兼ね備えたデザインとなっている。
アニメ版と違って、戦闘甲板の連装砲塔が三連装に変更された他、三連装主砲塔が3基から4基に増えている。また対空火器も設定画では幾分か増設されており、デスラー砲の発射シークエンスも異なる。こちらでの発射体制は、まず前部甲板が左右の艦体部を軸として左右に外に向かって半開きになり、その中からデスラー砲が迫上がると言う方式になっている。
また、艦後部(底部)には新たに着艦口が設けられているのも違いの一つである。ただし、本艦がゲーム内に置いて艦載機を飛ばしたことは一度もなく、どうやら未搭載の状態であったようだ。
宇宙戦艦ヤマトⅢ
デスラー戦闘空母(改修)
- 全長、260m
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 武装
・デスラー砲×1門
・三連装主砲×3基
・二連装無砲身レーザー砲塔×4基(戦闘甲板時)
・多連装ミサイル砲塔×2基(戦闘甲板時)
・二連装デスラー機雷投射VLS×4基
・ミサイル発射管×12門(艦首×6門、艦尾×6門)
・大型ミサイル発射管×4門
・瞬間物質移送機
前のデスラー戦闘空母と同一かは不明。塗装はモスグリーンとホワイトカラーに変更されており、艦橋部分も円盤型だったものではなく、ガルマン帝国版戦闘空母の艦橋と同じものである。また、戦闘甲板も差異があり、多連装フェザー砲塔の有った部分が何も無くなった。さらに詳しい資料が無いために、どのような兵装を持っているのかは分かってはいない。デスラー砲を積んでいるのかも不明である。
本艦は銀河系へと旅立っていた時に登場。新たに合流した残存艦隊と共にガルマン星へと向かった。そこで奴隷として支配体制を敷いていたボラー連邦軍を駆逐。その後も周辺諸国の解放のために戦ったと推測される。
パレードの際に登場した戦闘空母は本艦の可能性もあるが、不明確である。
新型デスラー艦(3代目)
- 全長、702m(又は1,350m)
- 全幅、不明
- 全高、不明
- 機関、主機関×2機
- 兵装
・ハイパーデスラー砲×1門
・瞬間物質移送器×1基(2基で1組)
・大口径回転速射砲塔×7基
・超大型ミサイル×2基
デスラー専用として建造された3代目の新造巨大戦艦。これまでの艦艇よりも巨大であるが、メディアによっては700m規模や、1350m規模とされている。それでも歴代で最大級なのは間違いないだろう。デザインは大型戦闘艦を基礎としているようである。
艦首のハイパーデスラー砲は、従来のデスラー砲を上回る威力を有している。その証拠に一撃でゴルサコフ艦隊を葬り去る他、デスラー砲では効かなかった機動要塞ゼスパーゼをも一撃で粉砕している。また、ガトランティス帝国艦船が採用していた無砲身型回転式砲塔を装備し、船体下部に大型ミサイルを装備しているのも大きな特徴の一つである。
初めて登場したのはシャルバート星攻防の時。その後の太陽系での決戦にも参加し、多くの艦艇を失う中で嘉禄も生き延びている。ただしその後の完結編では登場してはいない。恐らく係留中に巻き添えを食らった可能性が高い。
宇宙戦艦ヤマト完結篇
デスラー艦(4代目?)
- 全長、235m
- 全幅、74.6m
- 全高、不明
- 主機関、波動エンジン×1基
- 兵装
・デスラー砲×1門
・大口径固定式レーザー砲×3門
・ミサイル発射管×4門
・瞬間物質移送器×1基(2基で1組)
・三連装無砲身レーザー砲塔×2基
・三連装パルスレーザー機関砲×8基
ガルマン・ガミラス帝国時代に、新たに建造したと考えられる戦艦。ガトランティス帝国時代のものとほぼ同じである様子だが、何故この艦が建造されたのかは不明。恐らくは艦隊決戦ではなく、辺境星区へ視察に出る為に建造したと思われる。小さい分、整備もし易く機動性もあり、こういった視察行動には最適なのではないだろうか。
本艦は物語終盤に登場。トリチウムを満載したために戦闘不能なヤマトが、ディンギル艦隊に包囲されている時にさっそうと現れた。ミサイル型駆逐艦を主力とした艦隊ではあったが、臆することなく突撃して蹂躙、デスラー艦もデスラー砲を斉射して、ディンギル帝国の旗艦プレ・ノアを見事に粉砕して見せた。
宇宙戦艦ヤマト2199
ゼルグート級一等航宙戦闘艦:2番艦『デウスーラⅠ世』
- 全長、730m
- 機関、ゲシュ=タム・ドライブ×6基?
- 武装
・490ミリ四連装陽電子ビーム砲×7基
・330ミリ三連装陽電子ビーム砲×4基
・艦首空間魚雷発射管×6門
・艦尾空間魚雷発射管×7門
・艦橋空間魚雷発射管×6門
・艦底空間魚雷発射管×15門
アベルト・デスラー総統の初代座乗艦で、ゼルグート級の2番艦。性能は殆どゼルグート級と同じと見られ、突出した機能は無いと考えられる。本艦は高貴なる青色に染め上げられている。
活躍らしい活躍は特にない。それもその筈で、デスラー自身は既にマゼランを完全に統一してしまい、彼自身が首都星から動く事があまりできないからでもある。しかし視察に赴く際には使用するようで、バラン視察の際には本艦を動かしていた。
が、ヘルム・ゼーリックによる陰謀によって機関部に細工を施されてしまった。艦はオーバーロード状態に陥り、艦橋部が離脱する暇もなく爆沈して儚い最期を遂げたのである。
特一等型戦闘艦『デウスーラⅡ世』
[pixivimage::s]
- 全長、638m
- 主機関、ゲシュ=タム・ドライブ×多数
- 兵装
・ゲシュ=ダールバム(通称:デスラー砲)×1門
・格納式480mm三連装陽電子カノン砲塔×6基(艦橋左右及び下面左右)
・格納式330mm三連装陽電子カノン砲塔×6基
・格納式330mm三連装陽電子ビーム砲塔×6基
・魚雷発射管×24門(翼部)
・魚雷発射管×14門(後部)
・魚雷発射管×13門(艦底)
第二バレラスの宙軍工廠で密かに建造されていたデスラー専用の新型巨大戦艦。全長こそゼルグート級に劣るが、横幅におけるボリューム感に勝っている。一見するとガトランティス帝国の超巨大戦艦にも見えるデザインであり、艦首のデスラー砲を左右から挟んだ盾の様な物や、艦体左右の巨大な翼パーツからも、その雰囲気が伝わってくる。
ガミラス軍で最初にデスラー砲を装備した艦艇である。その他にもビーム砲塔は全部で48門を誇り、同時に全てが格納式となっているのも特徴の一つで、戦闘時以外では武装を隠している。実弾兵器も充実しており、魚雷発射管は51門を装備している。これは歴代デスラー艦(新旧纏めて)では異例の重武装を誇り、彼ならではの専用艦である事が窺える戦艦である。
本艦は第二バレラスの射撃中枢機能と一体化した状態にあり、砲台として運用されていた。亜光速で航行する標的には流石に狙い撃つのは困難である。必要とあれば都市から切り離して、戦闘艦として運用する事も考慮していた模様だが、本艦を動かすためにはコアシップが必要で、これをドッキングさせないと動かすことは出来ない。
第二バレラスが波動機関の暴走で大爆発を起こす直前に、ワープで離脱して事なきを得ている。(恐らくは都市のデスラー砲射出口からワープして脱出したと思われ、その証拠に青い一筋の閃光が画面上に確認できる)
そこからゲール艦隊と合流。ヤマトを鹵獲する為に亜空間ゲートの中で待ち伏せた。当初はアンドロイド兵で優位に立ったが、真田志郎が新見薫と共に考案していたであろうウイルスで無力化されてしまったことから事態は一変。
デスラーは鹵獲を断念して破壊する事を決意するが、ビーム兵器の使用が無意味である空間であるにもかかわらず、デスラー砲の発射を命じる。その充填中にヤマトの三式弾という原始的兵器(ガミラス規準)により、艦体へ三斉射分の砲弾(推定18発前後)を浴びて甚大な被害を被る。
しかしそれでもデスラー砲の発射を強行したために、そのエネルギー圧力に耐えかねて艦体は爆発、轟沈してしまった。
ところが、映像をよく見るとまたもや艦橋部のみがロケットらしきものを噴射しながら離脱するのが確認できる。
デウスーラⅡ世(コアシップ)
[pixivimage::s]
- 全長、252m
- 主機関、ゲシュ=タム・ドライブ
- 兵装
・近接防御火器(単装)×6基(艦橋基部左右各3)
・艦首魚雷発射管×4門
デスラー総統府の中に格納されていた宇宙船。ロケット型の艦型をしており、オリジナルのデスラー艦(初代)に近いものがある。この形は、ガミラス古来の星を渡る船の形状を継承したものとされていた。この艦が、第二バレラスにて建造されたデウスーラⅡ世(艦体部分)の中枢ユニットとなり、ドッキングして初めてデウスーラⅡ世として動かすことが出来る。
デウスーラⅡ世(分離状態)
[pixivimage::s]
デウスーラⅡ世の外殻ユニットとコアシップ。
宇宙戦艦ヤマト2202
ノイ・デウスーラ
ノイ・デウスーラの項を参照。
宇宙戦艦ヤマト2205
特一等航宙戦闘母艦『デウスーラⅢ世』
- 全長、402m
- 全幅、102.4m
- 全高、98.6m
- 武装
・波動砲 (ゲシュ=ダールバム:別名〈デスラー砲〉)
・480ミリ四連装陽電子カノン砲塔×2
・480ミリ三連装陽電子カノン砲塔×1
・対空・対艦ミサイル砲塔×10
・四連装対空砲塔×6
・330ミリ三連装陽電子ビーム砲塔×12
・ミサイル発射器×12
・陽電子ビームランチャー×12
・近接防御機雷発射口×52
・魚雷発射管×4
・瞬間物質移送機
ゲルバデス級と同時期に計画されたものの多大な建造費と複雑な建造工程、技術的課題により建造中断とされていた戦闘母艦であったが、ガデル・タランが兵器開発局に建造再開を打診し竣工した。
指揮艦機能と長途航海に耐える居住性を有した多機能艦としての特性がガミラス人の移住先惑星の探査任務に最適と判断され抜擢された。
工期短縮の為、艦橋部がゼルグート級同様に独立戦闘指揮艦としての分離機能を予定されていたのを取り止め、また総統御座艦を示す青い艦体塗装も省略し試作艦を示す赤色のまま引き渡された。(これに対しデスラーは「たまには赤も良かろう」と受け入れている。)
飛行甲板と砲戦甲板の切替はゲルバデス級と同様だが、最大の特徴として格納式のゲシュ=ダールバムが装備されている。
在来のガミラス艦同様に帯磁特殊加工(ミゴヴェザー・コーティング)が施されているのに加え、ヤマトの波動防壁に類する「ゲシュ=タム・ウォール」を展開できる。
また瞬間物質移送機による艦載機の迅速な展開も可能。