デスラー戦闘空母
ですらーせんとうくうぼ
デスラー戦闘空母とは、『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』『宇宙戦艦ヤマトⅢ』に登場する、デスラー総統が座乗する空母。デスラー艦隊の旗艦でもある。
ガミラス戦闘空母の発展型。
『宇宙戦艦ヤマト2205』に登場するリメイク版はデウスーラⅢ世を参照。
諸元(※資料によって差異有り)
- 全長:200m
- 全幅:32m
- 基準排水量:42000t
- 武装:
- 3連装フェーザー光線砲塔×8基
- 3連装ミサイル発射管×4基
- 無砲身連装フェーザー光線砲塔×4基
- 無砲身多連装フェーザー光線砲×2基
- 多連装ミサイルランチャー×2基
- 下部多連装ミサイルランチャー×2基
- デスラー砲×1基
『宇宙戦艦ヤマト2』において白色彗星帝国に身を寄せたデスラー総統は各星系に派遣していた艦隊を糾合、ヤマトに復讐の戦いを挑んだ。
戦いの末、ヤマトへの復讐心に区切りをつけたデスラーは、ガミラス再興という本来の目標に立ち返り、配下の艦隊とともに去っていった。
そして『新たなる旅立ち』において、ガミラス人が生きていく星を探す旅へと出発しようとするデスラーの乗艦として登場したのがデスラー戦闘空母である。ちなみに『ヤマト2』ではバンデベルが乗艦する緑色の戦闘空母が登場していたが、デスラー戦闘空母がこれを補修し塗装しなおしたものかは不明。
宇宙を放浪するデスラー艦隊は生まれ故郷のガミラス星が暗黒星団帝国の資源掘削船団に荒らされていることを知り激怒し船団を殲滅。
が、この攻撃が仇となってガミラス星は爆発、双子星のイスカンダル星は互いを支えあっていた重力を失い暴走を始める。
この緊急事態にデスラー総統はイスカンダル星を追いつつもヤマトに救援を要請、スターシャ(と古代守)に艦隊に避難するよう告げるが、スターシャはデスラーの好意に感謝しつつも星と運命をともすることを選びこれを拒否。
しかし、その間隙に縫うようにデスラー艦隊は暗黒星団帝国の艦隊に襲われ、ヤマトと合流するまでに旗艦と三段空母1隻を残し全滅してしまう。
この後も、ヤマトとデスラー戦闘空母、三段空母の計3隻は暴走するイスカンダル星を追うが、新たな敵として自動惑星ゴルバが現れる。
ゴルバを相手にデスラー戦闘空母と三段空母は戦いを挑むが、三段空母は轟沈、デスラー戦闘空母も最後の切り札・デスラー砲を放つものの、ゴルバの4次元フィールドによって防がれてしまう。
ゴルバの強大さになす術のないヤマトをしり目にデスラー戦闘空母はゴルバの主砲口に突っ込み、デスラーは古代に波動砲で自分ごと撃てと叫ぶ。
このとき、デスラーは「私はスターシャを愛している」と告げ、古代がためらいつつも波動砲の照準をデスラー戦闘空母に合わせたとたん、スターシャの制止がヤマト・デスラー・ゴルバの三者を止める。
スターシャはゴルバにイスカンダル星の資源を引き渡すこと約束すると、守に大事なものを託して逃がしたのち、星とともに自爆して一生を終えた。
愛する人の死にデスラーは絶叫するが、すぐに為政者たることを思い出し、デスラー戦闘空母1隻で果てしない旅に出ることとなった。
その後、再度各地に残存していたガミラス軍と合流したようで、艦隊を率いて旅を続けていた。
そして、銀河系中心部にてガミラス人の先祖の星であるガルマン星を発見。ガルマン人を奴隷として支配していたボラー連邦を武力を以て放逐し、ガルマン・ガミラス帝国を建国した。
PlayStation版では再デザインされ、よりハイディテールな見た目になった。pixivではこちらのデザインの方が多い。