声優
- 柴田秀勝 (宇宙戦艦ヤマト2)
宇宙戦艦ヤマト2
概要
大ガミラス帝国の生き残りの1人。将軍と呼ばれる辺り高官のガミラス軍人であることが分かる。
容貌は、紺色の髪と顎鬚を生やしており、タランと同じような将軍用の制服を着用している。
デスラーの召集を受けて、大マゼランから他の将軍(シー・フラーゲ、マイセル・ノムドラム、パレルド・アクション、ダス・ルーゲンス)共々、残存する艦隊を糾合して参上し、バンデベル自身は戦闘空母の指揮官としてヤマトへの先制攻撃を仕掛ける事となった。
手始めに宇宙ボタル(宇宙船の周辺に漂う事があるとされる正体不明の発光体の事だが作中では放射性の塵と推測されている。)に偽装した腐食性のバクテリアを散布、艦の制御が麻痺状態に陥ったヤマトに対して、戦闘空母に搭載している急降下爆撃機隊でもって攻撃。ロクに反撃も出来ない様子を見計らうと、戦闘空母の砲撃でトドメを刺そうと艦載機隊を引き揚げさせ、全艦載機を収容して戦闘モードへと移行したバンデベルは、そのままヤマトへ接近する。
しかし、いざ砲撃をしようと命令を発したが、各主砲、ミサイル発射管は無反応のままだった。慌てた彼は急ぎ原因を調べさせると、自分で撒いたバクテリアが戦闘空母の艦内に紛れ込んでしまっていた事が発覚。エネルギー伝導管などが食い破られて砲撃できないでいる間に、辛うじて機能を回復したヤマトの一斉射に貫通され戦闘空母は大破してしまった。更にヤマトへ散布していたバクテリアも戦闘空母の側に押し寄せてくる。
かくて追い込まれたバンデベルは、砲撃も出来ぬままに艦を反転させて撤退。ヤマトの追撃を辛くも躱し、無事にその宙域を離れる事に成功した。
しかし、帰還したバンデベルに対しデスラーは、自分で撒いた宇宙ボタルの駆除を忘れてしまったという自分で自分の首を絞める行為をしたも同然の間抜けな失態を許すことはなかった。バンデベルは再戦を願い弁明をするものの、もはや評価は覆らず不要な男だと見限られて射殺されてしまった。
宇宙戦艦ヤマト2199については『バシブ・バンデベル』を参照の事。