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星名透

ほしなとおる

『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202』『宇宙戦艦ヤマト2205』に登場する、ヤマト側の新規キャラクターの1人(メインイラスト右側)。リメイクの際に新設定された部署「保安部」に所属。人当たりがよい反面、若いながらも行動力があり、周到な根回しなども出来る策士的な面もある。
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「嫌だなぁ、表替えっただけですよ」

CV:高城元気

概要編集

 初代『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクにあたって新たに設定されたキャラクター。


 ヤマト艦内の治安維持を担う保安部に所属する若者である。保安部関係のエピソードと岬百合亜のエピソードに関わらせるために創作された。


 続編の『宇宙戦艦ヤマト2202』『宇宙戦艦ヤマト2205』にも登場。『2202』では立場的に扱い辛かったのか(クラウス・キーマンや空間騎兵隊と役割が一部被る)、早々にヤマトから離脱して別行動となっていたが、『2205』では再びヤマトの一員となり、主要キャラクターとして活躍する。


プロフィール編集

所属宇宙戦艦ヤマト保安部(2199)→波動実験艦銀河(2202)→宇宙戦艦ヤマト保安部(2205)
肩書保安部員(2199)→保安部長(2205)
階級准宙尉(2199)→二等宙尉(2205)
生年月日2181年9月23日※1
年齢18歳(2199)→22歳(2202)→24歳(2205第1話時点)※1
出身地東京都

(※1) 生年は『2205』で設定されたものだが、この生年だと『2199』『2202』時の年齢と1歳ずれる。『2199』だと最終話以外17歳、『2202』だと最終話以外21歳になってしまう。なので『2205』は過去作に準じるなら「80年生まれの25歳」が正しくなる。まあ「その年で○歳」と言うなら一応81年生まれでも問題はないのだが…


人物像編集

 表裏の無い人当たりのよい性格で、誰とでも接する事の出来る美少年といった風貌の持ち主(実際に性格も優しいが)。

 保安部長伊東真也の片腕として厚い信頼を受けている。世代的には年少組だが、階級的には准士官で保安部内では伊東、内海政信に次ぐNo.3なので他の保安部員に指示を出す場面もある。


 中性的な外見なためか、漫画版では見事な女装を発揮することも。

 後述する本当の目的を明かすまでは、佐渡酒造から「伊東の腰巾着」と揶揄されたように序盤での出番は少なかった。しかし時に歳相応以上の柔軟さを発揮したりしたことも。


正体編集

 実は藤堂平九郎を直属の上司に持ち、イズモ計画推進派のヤマトクルーを内偵するスパイで、クーデター発生時にはそれを抑える役目を持っている。

 第16話でクーデターが発生した際、それを阻止し、首謀者の伊東から「俺を裏切ったのか」と言われた時「嫌だなあ、表がえっただけですよ」と返している。ちなみにこれの元ネタは戦前の映画「浪人街」らしい。


百合亜との関係編集

 彼女とはヤマト乗艦時に知り合って以来の仲。ヤマト乗艦前の地上車のシーンで、星名が気にかけていることから最初に声を掛けたのは星名の可能性が推測される。地球出発後、早くも土星衛星エンケラドゥスへ寄港する前では、星名と共に行動する姿が確認されており、食堂で一緒に食べている模様。漫画版では、メ2号作戦時に負傷者の救護に追われていた百合亜に、星名が手伝ってくれるなどの気配りや気遣いもあり、感謝していた。

 百合亜は星名と付き合っていると周囲から見られるのは嫌だった模様で、彼に話しかけられると軽くあしらっていたものの、時間が経つにつれて仲が進展していった模様。

 百合亜がユリーシャに憑依された際は彼女を複雑な思いで見ながら警護していた。その際、百合亜が本心では星名に「ぎゅってしてもらいたい」というのが憑依していたユリーシャの口から彼に伝えられている。

 七色星団海戦中にヤマトに潜入したガミラス特務小隊に撃たれ、一命を取り留めた後、星名が敵兵に撃たれ負傷したのを見て意識を取り戻した百合亜と相思相愛となる。

 漫画版では、最後の通信の為に並んでいた加藤三郎の後ろに、戦死した杉山宣彦の霊が居たことに気付いてしまい、気分を悪くした百合亜に星名が駆けつけ、気分を悪くした彼女を部屋まで送り届けていった。その際、はやくもキスをしたり、抱き締めたりと、アニメ版以上に進展している(星名が赤道祭に合わせて女装なのでシュールではあるが)。

 『2202』では百合亜と結婚した。


経歴編集

宇宙戦艦ヤマト2199編集

 18歳。基本的には先述の通り、保安部員として働き、イズモ計画派の反乱や百合亜とのエピソードで活躍する。


コミカライズ・ノベライズ版では編集

 『2199』の漫画版ではアニメにおける伊東真也のポジションとなり、イズモ計画派による反乱の首謀者となった。その際スパイらしからぬミスの積み重なりで正体を看破されるのだが、なんと彼がクローン体であり、記憶や情緒が不完全だった故と伊東の口から語られた。(また、そのことが伊東と役割が入れ替わっているにもかかわらず百合亜と関係を持った理由付けにもなっている。)


 『2199』の小説版ではアニメ同様イズモ計画派の内偵を行っている。反乱鎮圧後は伊東の後任として保安部長を拝命するが、出番は少なくなっている。



宇宙戦艦ヤマト2202編集

 22歳。ヤマト発進を援護する為に山崎奨桐生美影、百合亜と共に地球に残留する。残留中、百合亜と結婚した(ただし劇中では特に描写されていない)。やがて波動実験艦「銀河」建造に携わり、同艦のクルーとなる。


宇宙戦艦ヤマト2205編集

 24歳。新保安部長としてヤマトに復帰。前作はデザイン流用で済ませていたが、本作は改めて描き起こされているので年相応に成長した姿となっている。


 出航日の前日に不穏な様子を見せた土門竜介について調べ、彼が人事考課のデータをハッキングして改竄し、時間断層放棄絡みで死亡した父親がいる事実を隠蔽していたことを突き止め、時間断層放棄の原因になった古代へ逆恨みで復讐するためにヤマトに乗り込んだのかもしれないと古代達に報告する。

 その後、経歴改竄の罪で土門の軍籍剥奪と下艦を宣告し、内火艇まで護送するが、直前で平田一が古代の許可を取った上で彼の身柄を引き取ったため、彼を解放する。

 以降も土門の動向を監視していたようで、ヤーブ絡みの騒動で土門がヤマトを降りると言った際に姿を現し、彼を古代のところまで案内する。その際、土門に「君は分かった気になっているだけで、まだ何も見てないし聞いてない」と指摘。古代達の会議を盗み聞きさせ、古代の気持ちを聞かせる。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2199 伊東真也 岬百合亜 イズモ計画

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