ハテナ・・・・・・?
CV:桑島法子
概要
『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場するイスカンダル星の第三皇女で、スターシャの末妹である。オリジナルには登場しない、本リメイクでのオリジナルキャラクターの1人。容貌は森雪と瓜二つと言っていいほどそっくり。雪ほどではないが次姉のサーシャにも似ている。
ヤマトが地球を飛び立つ1年前に、長姉スターシャの命により地球を訪れ、次元波動エンジンの設計図や地球人類へのメッセージを届けたイスカンダルの使者である。地球に到着後は森雪と同行していたが、なんらかの事故かテロにより重傷を負い、意識不明となった。その状態のまま、ヤマトの自動航法装置内に中枢として収められ、その記憶情報をもとにヤマトは航海していたものの、途中で岬百合亜に憑依。ついには目覚める。
ほんわかとした女性であるが、子どもっぽくもある。雪とは何かと気が合う模様。
性格
イスカンダル第3皇女というガミラスからすれば高貴な人であるのだが、実際はおっとりとしつつも子どもっぽさが入り混じった天然娘というもの。口調もおっとりとしていて、分からない事があると、指で髪先を弄りながら「ハテナ?」と呟くのが癖である。また憑依した岬の考えを読み取っていたようで、星名に対して「百合亜は、星名にギュッてしてほしいって」と暴露している。
おっとりしている傍ら、ド直球に物事を言う事が多々ある。古代に対して「(雪を)愛してるの、愛してないの・・・・・・どっちなの?」と聞いたり、山本玲に対しても「居ないの? 君は、良い人居ないの?」と聞いている。また礼儀や形式には全く気にしておらず、山本に「アンタ」と言われても「アンタで良い。アンタが好きよ」と笑顔で許容している。
漫画版
「ガミラスは必ず仕掛けてくる、どこであろうとな。そうゆう宿業の民よ」
「やっぱり船は水の上よの」
むらかわみちおによるコミカライズ版『2199』では性格がかなり異なっており、「〜のじゃ」口調で話す。自由奔放でありながら人の胸中を見透かす、高貴なる者といったキャラクター付けとなっている。
「妾」とか言いそうであるが一人称は「私」。
雪を相手に(ワガママを言いつつ)駆け引きするなど、アニメ版のような子どもっぽさは無くなっている。
能力
イスカンダル人には特殊な能力があるようで、ユリーシャも多少なりの力はある模様。他者への憑依や雪の存在を感じることが出来る他、他人の精神に介入することも可能な模様。特に漫画版では、それが顕著に表現されているようである。
劇中では説明されていなかったが、この雪を感知する能力があってこそ、機動都市第2バレラス崩壊後に雪を探し出すことが出来たとも考えられる。
経歴
ヤマト抜錨より1年前に地球へ来ていたが、テロまたは事故に遭って意識不明になってしまった。それからは彼女の記憶をトレースして、イスカンダルに向かうと言う方法を取らざるを得なくなってしまう。
次元断層に巻き込まれてから、岬百合亜に憑依するようになり、岬の身体を借りて行動する事も多くなった。その際には髪留めを外してストレートにしている。ミレーネル・リンケの精神攻撃時には百合亜の身体を借りて、リンケの精神体を消滅させる事に一役買うなど、行動的である。
その後も度々身体を借りては、波動砲の存在を知ったり、それを開発したのが真田志郎であることを見抜くなど洞察力を見せる。ビーメラ星のクーデターで、ユリーシャがヤマト艦内に居る事が、沖田十三が箝口令を破って知らされる。波動砲の存在を危惧したり、自分を観察者であると沖田に話すなど、ほんわかとした性格に反して使者としての自覚を持っていた。
七色星団時に星名が負傷した姿を目の当たりにしたショックで覚醒、元の身体に戻ることが出来た。その後は元の身体で艦内を動いて回った。
メルダ・ディッツ、山本らと女子会のような展開を見せる事もあった。ガミラス星の決戦時には、連れ去られた雪の所在を感じており、古代に「助けに行かないの?」と行動を後押しした。無事に雪を助け出し、母星イスカンダルに帰って来た時には、地球人を救ってくれるように姉のスターシャに進言していることから、彼女自身は地球を信じている事が窺える。
別れるときには、雪に友情の印である水晶を手渡している。また、ガミラス星に赴いて、ガミラス人の支えになることを明言した。
カップリング
pixivだと、GLでは森雪、NLでは伊東真也(ユリいと)とのカップリングイラストが多め。