声優
CV:岡村明美
概要
- 所属:情報部
- 階級:特務官(中尉)
- 出身:ジレル
- 年齢:地球換算で19歳
ミレーネル・リンケとは、『宇宙戦艦ヤマト2199』のオリジナルキャラクターの1人。ジレル人特有の薄い灰色の肌に、同色系統の灰色のロングヘアー、エルフの様な尖った耳をした女性である。年齢は19歳相当。
惑星ジレルの残り少ない出身者。中央情報部特務官で、階級は中尉である。同時に宣伝相ミーゼラ・セレステラの直属の部下でもあり、そして同族の一人でもあった。
経歴
宇宙戦艦ヤマトの調査及び、鹵獲の為にセレステラに伴われてバラン星へ向かう。そこにあるアケーリアス遺跡の装置を使う事で、リンケ自身の精神体をヤマト艦内へと直接飛ばして情報の収集に乗り出した。
彼女の能力により、乗組員は全員が記憶の中に捕われてしまい、行動不能となる。さらに機関室へと誘導し、そこで拘束状態になってしまった。ヤマトの艦内、艦外、乗組員の記憶等をくまなく調べ上げ、それを逐一バラン星にいるセレステラに送り続けた。
しかし、運よく偵察に出て免れた古代進と森雪の介入してきたが、彼らの記憶も読み取り、または夢の世界へと誘って行動不能とした。しかし、そこで岬百合亜に憑依していたユリーシャ・イスカンダルが、リンケを妨害してきた。
ユリーシャの介入で目を覚ました雪だったが、波動コアを抜き取ったところで再び幻惑に掛け、行動不能にする。ところが、自力で意識を回復した古代の邪魔が入り、さらには波動エンジン内部に取り残されてしまう。
ここでユリーシャが、波動エンジンを再起動。リンケは、エネルギー精神体故に波動防壁に阻まれて脱出できず、そのまま強力な波動エネルギーを浴びてしまい、意識が消滅してしまった。精神体の消滅は、即ち死を意味する。リンケは元の身体に戻る事も出来ず、そのまま絶命してしまったのである。
彼女の活躍は、オリジナル版でドメルが行った通信を駆使した精神攻撃のオマージュと思われるが、オリジナル版と異なりヤマトを確実に追いつめている。
コミック版
アニメ版ではセレステラ、デスラーとの関係が余り描かれていないが、むらかわみちお氏の描くコミック版では、セレステラとは同性でありながらも接吻するなど、レズビアン的な関係にあるなど、その関係をより親密化している。
セレステラとは違い、デスラーのことを信用はしていない様子が描かれている。セレステラがデスラーの事を考えている事を知ると、「また、あの男の考えている」と嫌悪し、同時に拗ねていた。このことから、心を許し合えるのは、同じジレル人であるセレステラのみということになるであろう。
ヤマトの調査の際、乗組員の過去に侵入して情報を収集していたが、山本玲の記憶を読み取っていた時のみ、彼女に同情して涙を流していた。これに関しては、ジレル人が尽く軽蔑され弾圧を受けてきたミレーネル自身と、マーズノイド特有の赤い瞳で軽蔑され、肉親である兄を失った悲しさを背負ってきた玲とを重ね合わせた結果ではないかと考えられる。
Pixivでは
活躍はたったの一話だけでしかもその回で退場してしまったという不遇な彼女だが、セレステラほどではないがそれなりに絵が投稿されている。
二次創作的なキャラ付けは登場時間が短すぎたこともありイマイチ統一されていないが、裸族(理由不明)、コスプレ好き、シスコン(漫画版では実際に姉と呼ぶセレステラに対して同性愛を抱いていた)が大よそ共通している。そのためか、どこか子供っぽさが抜けない性格を設定されることが多いが、任務中の場面では逆にジレルの魔女にふさわしい(?)妖艶な妖しさを設定されることが多い。
因みに胸のサイズに関してもあまり統一されておらず、それなりに豊満なこともあれば、逆にまな板なことを嘆いていることもある。(少なくともセレステラよりはあるのだが・・・。)それにしてもイラストが少ない…