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レーレライ・レール

れーれらいれーる

劇場版「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」に登場した、ジレル人の新規女性キャラクター。TV本編では滅亡したと思われていたジレル人の少ない生き残りで、アケーリアス遺跡の惑星シャンブロウを外部から隔離させ、少ない同胞達と共に細々と生き延びていた。
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「我らの・・・・・・明日」

CV:岩男潤子

人物編集

  • 所在:アケーリアス遺跡「恒星間播種船シャンブロウ」
  • 種族:ジレル人
  • 役目:巫女
  • 年齢:地球換算で28歳

 劇場版『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』に登場した、ジレル人の新規の女性キャラクター。ジレル人達のリーダーかつ、巫女。容貌は、ジレル人特有の薄い灰色の肌、模様、尖った耳をしている他、スラリとした身体に、足元まで届かんとする白銀のロングヘアー。服装は、胸元から腹部にまで深いソリットの入った、黒いロングドレスの様なもの(スターシャ・イスカンダルの着るドレスの黒バーションと言える)。

 TV版ではミーゼラ・セレステラミレーネル・リンケ以外のジレル人は滅んだとされていたが、実はアケーリアス遺跡の巡礼地シャンブロウに来ていた為に、異種族からの迫害や弾圧を免れたジレル人達の中の1人であった。

 幼いころから幻視能力に長けており、その能力を使ってシャンブロウをボイド空間に隔離。外部との交流を完全にシャットアウトしていた。そして、シャンブロウの噂を聞きつけてやって来た者達を排除するために、幻視能力とフル活用して外部の者達を排除している。

 因みに、古代がヤマトに起きた幻影事件を話した時、セレステラとミレーネルの事は知っていたかは不明であるが、ガミラスに下った者達であることを把握していた模様。


能力編集

 上述したように、レーレライは他のジレル人よりも強力な幻視能力を扱うことが出来る。そのため、彼女がリーダーの役目と巫女としての役目を持って、シャンブロウを守護している。幻視能力自体については、かなり強力な力を使う事が可能であると推測される。

 かのミレーネルの様に他者の記憶を読み取って、それに合わせた幻視を見せる事によって行動を奪っている。レーレライも同様の事が可能の模様で、フォムト・バーガーらガミラス人や、古代達地球人に合わせた幻視を展開し、さらに大和ホテルに見立てた異空間に閉じ込め、さらに幻視中の時間的感覚を弄って、半日以下で7日間以上の感覚を体験させるなど、能力の高さを窺わせている。

 また彼女自身も記憶を読み取って、記憶の中の人物と身をすり替える事が可能など、ミレーネルとは一線を画している(ミレーネルもやろうとすればできた可能性はある)。さらには、惑星程の巨大な遺跡シャンブロウを、ボイド空間に封じ込める事が出来る他、封印を解かれたシャンブロウを動かす事が出来るのも、彼女だけである模様。


経歴編集

古代達が迷い込むまで編集

 劇中に姿を見せたのは物語終盤頃であるが、バーガーの記憶からネレディア・リッケを読み取って彼女に扮して登場したのは、物語の中盤頃からである。バーガー達を何故シャンブロウまでおびき寄せたのかは明かされていないが、彼らガミラス艦隊の位置が、シャンブロウの存在する空間の近くだったことから、わざとおびき寄せてボイド空間に迷い込ませた可能性もある。

 バーガー達をシャンブロウにまで誘い込み、さらに惑星へ降下してくるのを待ち受けていた模様。おそらく、此処の辺りでバーガーら探索隊は幻影のネレディアを見ていた可能性もある(そうでないと、惑星に降り立つときに矛盾が生じる)。

 そこから異空間のホテルに迷い込ませたが、新たにヤマトが侵入してきたことにより、新たに対策を講じる。古代達が同じように探索隊として降り立つと、その中の1人桐生美影の記憶をトレースして地球型の惑星(密林のジャングル)に見えるよう幻視させる。大和に見せかけた空間に誘い込み、そこでバーガーらと同様の状況に追い込んだ。逃げる事も出来ない彼らに気付かれぬよう、ネレディアに成りすましつつも7日間を共に過ごすこととる。


仲間割れの失敗編集

 しかし、桐生美影が来たことは、レーレライにとって大きな誤算となっていた。彼女は、美影とメリアが瓜二つである事を見抜けず、バーガーから「似てたよな?」と問いかけられて「何が?」と答えてしまったのである。これがバーガーの不振を買い、後に正体を見抜かれる要因ともなった。

 7日間の時間を使って食料を消費させ、飢えに苦しませると同時に仲間割れを誘発させる一方手前まで成功した。クリム・メルヒが空腹のあまり、古代達と対立、別行動を主張した矢先に、レーレライが食料の存在を仄めかして誘惑し、後を追ってきた美影を殺させようとした。

 さらに駆けつけてきた古代とバーガー達に向けて、憎きヤマトの人間である事を暴露、一触即発にまで発展した。しかし、古代の相互理解と、何よりもバーガーが不振点を見つけてしまった事で、ネレディアではないことを見抜かれてしまった(最も致命的なのは、バーガーをファーストネームで呼ばないことだった。)。これにレーレライは諦め、己の失敗を認めた。

 小説版では、何故、疑心暗鬼に陥れるのかと問い詰められると「貴方が魔女と呼ぶジレルの民なら、お互いの心が分かりあえるからこんなことにならない・・・・・・」と反論している。


旅立ち編集

 突如来襲したガトランティスにより、幻影が解かれた。そこで、これまでにも侵入を図ってきたガトランティス人を、レーレライが幻視を使って仲間割れを誘発して自滅させてきたことを告白。

 その後、美影がジレル語の解析をフル活用して遺跡の機動の切っ掛けを作った。異なる者達が一つとなる事で、星巡る方舟が封印から解かれる。ガミラス人のバーガーと地球人の古代、そして、明日への一歩に躊躇いながらも古代に説得され、旅立ちを決意するジレル人のレーレライが手を取り合う事で封印が説かれた。

ヤマトワンドロ用新年1発目「宇宙平和!」

 ガトランティス艦隊が撃退された後、レーレライは方舟を起動、何処へともなく新たな旅へと出たのである。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 古代進 フォムト・バーガー

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