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岬百合亜

みさきゆりあ

「宇宙戦艦ヤマト2199」に登場する、新規の女性キャラクター。ヤマトの乗組員で候補生として乗艦し、船務科に配属されている。ヤマトシリーズでは初の霊感体質の持ち主。YRAラジオヤマトを放送する(アニメ内と、実際にラジオ放送をしている)。
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「私、視える体質だから」

CV:内田彩

概要編集

 『宇宙戦艦ヤマト2199』で初登場した女性キャラクター。


 旧シリーズであまりにも多忙過ぎた森雪のポジションを補完するキャラの一人で、レーダー手の交代要員という立ち位置にいる。

 それと同時に、作品の重要キャラクター絡みの話にも関わる。

 また、音泉にて配信されていたインターネットラジオ『YRAラジオヤマト』のドラマパートでは主人公も務めている。


 『宇宙戦艦ヤマト2202』以降のシリーズ作品にも引き続き登場する。


プロフィール編集

所属宇宙戦艦ヤマト船務科(2199)→波動実験艦銀河(2202)→戦闘空母ヒュウガ船務科(2205)
肩書士官候補生(2199時点)→ヒュウガ主任レーダー手(2205)
階級准宙尉(2199)→三等宙尉(2205)※1
生年月日2182年1月10日※2
年齢17歳(2199)→21歳(2202)→23歳(2205)

(※1) 彼女の場合の「准尉」は士官候補生に充てられる仮階級という扱いなので、間の『宇宙戦艦ヤマト2202』では流石に准尉ではないはずだが、階級章は据え置き。(主に作画の)現場が混乱するからという理由で階級そのものを前作から据え置きにしてしまったと福井晴敏は語っている(尉官で艦長をやってる古代進や連隊長をやってる斉藤始も同様)。

(※2) 誕生日は『2202』、生年は『2205』で公開(おそらく新規に設定)。


人物像編集

 容貌は、幼さの抜けない顔つきに、茶系の髪をピンクの髪留めでツインテールにしており、スレンダーな体形をした女性。ヤマトシリーズでは、初の霊感体質の持ち主である。

 船務科所属であるが他の船務科と違いオレンジの制服(主計科と同色)を着用。船務科として森雪の代わりにレーダー手を務める描写が度々ある。

 ちなみに髪型に関しては、後述するユリーシャ憑依時は髪を降ろしてストレートロングになっている。だが髪質なのかそれともツインテール時の癖がついているのか、髪がいくつかの束になっており、傍から見ると暖簾か短冊みたいな感じ。なお、本人はこの状態が嫌らしい。『2205』以降は流石にいい大人だからかそれとも結婚したからかツインテールを止めている。

百合亜:ユリーシャ・イスカンダル「よく調べたね」


 艦内通信を利用して、『YRAラジオヤマト』を放送開始し、そのパーソナリティを務めたり、霊感体質の結果ユリーシャに憑依されたり、星名の為に突っ走ったりと、ちょっとお騒がせなところもあるものの、素直で真っ直ぐな意志の強い人である。


性格編集

 明るく元気な性格の持ち主で、新しく始めたラジオ放送でもその活発さや元気さが窺えるような、明るいトークを披露。

 その明るさは音泉版のYRAラジオヤマトでも健在(寧ろこっちの方がテンションが高い)。まして、ドジッ子的な要素が強くなっているのも特徴である(ラジオ版のみ)。


人間関係編集

 相部屋に住む同居人は原田真琴であるが、職場が違い過ぎるためなのかあまり劇中で一緒にいる場面は確認されていない。また、ラジオ放送では寝ている真琴にドッキリインタビューをしようとしたが怒られている。

 上司に当たる雪には、憧れているような節がある模様。当初では古代に好意的でなかった雪の忠告に対して「そうします!」と同意しているのが確認される。最終話でも、雪が奇跡の復活を遂げた時には、涙を流して一番に「おかえりなさい!」と抱きついていった。

 音泉版YRAラジオヤマトでは、アナライザーと共に出演していることが殆どである。その都度、アナライザーに的確な突っ込みをされてしまうのも、日常茶飯事と言えよう。また、途中参加した桐生美影とは、ラジオパートナーとして仲を深めている。

 山本玲主演の漫画版『紅眼のエース』では、人付き合いの苦手な玲に明るくふるまったり、後のラジオ放送のゲストとして招いているなど、人付き合いの良さを強調されている。


星名との関係編集

SPARK8 ヤマぷち新刊サンプル(本文)イスカンダルの休息

 ヤマト乗艦時に知り合って以来の友達。ヤマトへ向かう輸送車の車内では隣の席に座っており、星名が彼女を気に掛ける描写がある。


 地球出発後、早くも土星衛星エンケラドゥスへ寄港する前では、星名と共に行動する姿が確認されており、食堂で一緒に食べている模様。漫画版では、メ2号作戦時に負傷者の救護に追われていた百合亜に、星名が手伝ってくれるなどの気配りや気遣いもあり、感謝していた。

 当初は周囲から付き合っていると見られるのは嫌だった模様で、彼が話しかけてくると軽くあしらっていたものの、時間が経つにつれて仲が進展していった模様。そして、本心では星名に「ぎゅってしてもらいたい」というのが憑依していたユリーシャの口から彼に伝えられている。七色星団海戦の最中、星名が敵兵に撃たれ負傷したのを見て、自身の意識を取り戻し、海戦後に星名と相思相愛となる。

 互いの呼び方も最初は「星名君」「岬君」だったのが、物語後半では「星名」「百合亜ちゃん」と呼び合うようになっていた。


 漫画版では、最後の通信の為に並んでいた加藤三郎の後ろに、戦死した杉山の霊が居たことに気付いてしまい、気分を悪くしている。そこに星名が駆けつけ、気分を悪くした彼女を部屋まで送り届けていった。

 その際、はやくも星名とキスをしたり、抱き締めてもらったりと、アニメ版以上に進展している(星名が赤道祭に合わせて女装なのでシュールではあるが)。また、うまい具合に、アニメ版でユリーシャが「ぎゅってしてもらいたい」という理由付けにもなっている。


 『2202』では(劇中では一切描写が無いが)星名と結婚。結婚後の百合亜は星名のことを下の名前で呼ぶようになっている。


経歴編集

『宇宙戦艦ヤマト2199』編集

 ヤマト乗組員の一員としてイスカンダルへの航海に参加する。


YRAラジオヤマト編集

 太陽系赤道祭から始まったのが、岬百合亜主催のYRAラジオヤマトである。これは、長旅の疲れを少しでも和らげるためにか、沖田十三艦長に艦内ラジオの許可を得て始めた模様。明るいトーンでパーソナリティを務め、乗組員のメンタル面を養う一面を担っている。またラジオ番組らしくもリクエストを受け付けており、実際に真田志郎から朗読のリクエストを受け取っている。

 また、劇場版『星巡る方舟』でも、沖田十三から『ムシデン(日本語訳版)』をリクエストされ、蓄音機を通して艦内に放送した。


 なお、アニメ以外でも現実にラジオが放送されており、内田彩とアナライザー役のチョーの2人で行っていた。途中で桐生美影役の中村繪里子が参加。この2人が主流となってラジオを行っていった。


憑依されて編集

 次元断層に閉じ込められてしまった際にユリーシャの思念と邂逅。その後ヤマトが精神波攻撃を受けたのを機に、百合亜は度々にユリーシャから身体を乗っ取られている。このことに関して、百合亜本人も気づいている様だったが確信は無く、「記憶が飛んじゃってるんです」と話している。


 第17話以降は完全に身体を乗っ取られてしまっており、百合亜の意識が表面に出てこなくなり、周囲の人間(特に星名)に心配される。

 しかし、七色星団海戦時に星名が敵兵に撃たれて負傷したのを目の当たりにした際、ショックで百合亜の戻りたいという意思が強く出たため、それに反応するようにユリーシャの身体が本格的に覚醒し、自分の身体に戻ってくれた為に百合亜も自分の身体を取り戻すことに成功する。

波動エネルギーは武器ではない・・・


解放後編集

 身体を取り戻した後は本来の職務に復帰。ガミラス本星の戦いではレーダー手として活躍する。


『宇宙戦艦ヤマト2202』編集

 ヤマトクルーの反乱に参加するが、ヤマト発進時にドックのサブコントロール室へ向かった星名を案じて離艦、ドック内への注水により沈みかけていた星名たちを安全な場所へ誘導後、地球連邦防衛軍に捕まり地球に残留する。

 ガミラス大使の手回しで拘束が解けた際には同じく捕まり別の部屋にいた星名に抱き着いていた。後に星名と結婚し、姓を『岬』から『星名』に変える。波動実験艦「銀河」建造に携わり、同艦のクルーになる。


『宇宙戦艦ヤマト2205』編集

 戦闘空母ヒュウガのクルーになる。船務科に所属し、艦橋にて主任レーダー手を務める。


関連イラスト編集

百合亜 センシティブな作品パツパツ( ^ω^)ゆりあてゃ!センシティブな作品2199百合亜センシティブな作品ゆかた百合亜(全身)


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2199 内田彩 星名透 桐生美影 星名百合亜

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