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通商破壊

つうしょうはかい

軍事行動の一つ。
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概要

敵国への通商物資(貿易物資)や人を積載した商船を攻撃し、海上交通を利用した物資の輸送を妨害する行動のこと。
日本などの島国、旧イギリス帝国や大航海時代のオランダ、スペイン、ポルトガルなどの領土が複数の大陸に跨る国家(海洋国家)では、陸上輸送よりも海上輸送が主要な貿易手段と位置づけられる。また、現代では大規模輸送は専ら海上交通に頼っている。そのため、敵国へ向かう商船を破壊したり、敵国のシーレーンを海上戦力で封鎖することは、効果的で合理的な軍事行動である。

手段

帆船の時代から貿易船へ攻撃を行うことは行われていたが、近現代では巡洋艦などの航続距離が長い艦船や、航空機、機雷、そして潜水艦で行う。第一次世界大戦でドイツが開発したUボートは米英間の通商破壊に用いられ、アメリカの参戦を招いたことで有名である。潜水艦は発見されづらく、やってきた獲物を静かに刈り取るのに好都合。
そしてそれらの戦力をシーレーン、中でもチョークポイントに派遣する。チョークポイントとはシーレーンの中でも特に重要な場所で、マラッカ海峡やホルムズ海峡、パナマ運河など交通が集中する場所を指す。ここを抑えることで基本的にはそのシーレーンを使用不可にできるため、小規模な戦力でも多大なダメージを与えられる。ゲリラ的手法であっても商船を撃沈することは可能なため、そのシーレーンの交通を滞らせることできる。
さらに物理的に商船を撃沈または大破する事ができれば、敵国の輸送力を破壊することも可能。
ちなみにチョークポイントは"choke point"と書き、首など絞めるだけで苦しめることのできる所ということか語源。

対策

通商破壊は海洋国家に大ダメージを与えるために、シーレーン全体を保全するだけでなく、チョークポイントをしっかりと抑えることが重要。これは平時において、当該水域に軍事拠点を設置したり、周辺国との親善関係を深める事で対応する。
実際に行われてしまった場合、輸送船を防衛能力のある艦船で囲んで守る護送船団を編成するか、大規模な戦力を投入し、当該海域から敵戦力を駆逐しその母港を破壊する必要がある。

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