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魔女、ドラゴン、リバースロンドン─────

概要編集

週刊少年ジャンプの50周年記念となる、2018年33号に掲載された久保帯人の読み切り作品。

イギリスロンドンに存在する異形の存在ドラゴンと、それらから人々を守る魔女との戦いを描いたファンタジー作品であり、『BLEACH』の連載終了後に初めて世に出た久保帯人作品と言う事もあり、かなり人気の高い作品となっていた。


2020年3月21日に『BLEACH』20周年プロジェクトの一つとして、千年血戦篇のアニメ化と同時に、この作品の連載スタートと劇場版中編アニメーションの製作が発表された。


2020年38号より全4話による短期集中連載という形でシーズン1(単行本1巻収録)が掲載。その後、シーズン2の公開が発表された。


ストーリー編集

世界には表(フロント)があれば裏(リバース)がある。


"ドラゴン"――――古くより架空の生物と言われてきたが、実際は"架空"でも"生物"でもない"異形の存在"であり、遥か昔からロンドンに於ける全死因の72%は、ドラゴンが関わっていた。


しかし、一般市民はドラゴンの姿は疎か、その存在すらも知らず、唯一、ロンドンの“裏側”に拡がる『リバース・ロンドン』の住人だけが姿を見ることができるのだった。


その中でも、選ばれし人々がウィッチ(魔女)/ウィザード(魔法使い)となり、ドラゴンと直接接触する資格を持つ。


自然ドラゴン保護管理機関「ウイング・バインド」(通称WB)の保護官である新橋のえるニニー・スパンコールの魔女コンビ。


彼女たちの使命は、ドラゴンに接触できない人々に代わり、ロンドンに生息するドラゴンたちを保護・管理することだった。


主要な用語編集

リバース・ロンドン

フロント(表)・ロンドンの“裏側”に広がるもうひとつのロンドン。リバース(裏)・ロンドンの住人だけがドラゴンの姿を見ることができる。ウイング・バインドに所属する魔女/魔法使いは、専用のコインを用いて表と裏のロンドンを行き来することが可能。


魔女(ウィッチ)/ 魔法使い(ウィザード)

リバース・ロンドンにおいて、ドラゴンへの直接接触が許された有資格者。資格取得には試験に合格し、ウイング・バインドに所属する必要がある。なお、資格を持たない一般市民がドラゴンに接触した場合、『ドラゴン接触禁止法』違反により禁固100年もしくは死刑という厳しい処罰が課せられる。


ドラゴン

リバース・ロンドンの住人のみが、見て触れることのできる異形の存在。ロンドンにおける全死因の72%にドラゴンが関わっているとされている。

通常のドラゴンは穏やかな気性で、空腹時を除いては人を襲うことがない。その形態や性質は多岐に渡り、暮らしに欠かせない資源として活用されている。

ドラゴンは人々に接触することで、徐々にその人間の持つ負の感情を吸収し、攻撃的なダークドラゴンとなる。ダークドラゴンは人間を能動的に襲撃しては殺害する。そのため出現時の対処法は駆除のみとされている。


ウイング・バインド

リバース・ロンドンにある自然ドラゴン保護管理機関。通称WB。魔女/魔法使いで構成され、ドラゴンとの直接接触による管理、保護、ダークドラゴンの駆除などを行う。

魔陣隊(インクス)、呪歌隊(アンセムズ)、聖務隊(セイクリッズ)、戦術隊(サーベルズ)、開発隊(パッチワークス)、経理隊(ビリオネアズ)、笛吹き隊(パイパーズ)、人事神罰隊(ギャロウズ)の8つの部隊から構成されている。

8つの部隊それぞれの長官から構成される最高意思決定機関をトップ・オブ・ホーンズ(通称TOH)という。


登場人物編集

メインキャラクター編集

WB(ウィング・バインド)1等保護官 笛吹き隊(パイパーズ)所属。

先輩であるニニーからは“ニーハ”と呼ばれている。


WB(ウィング・バインド)2等保護官 笛吹き隊(パイパーズ)所属。

後輩ののえるから「ニニーちゃん」と呼ばれるのを嫌がっている。


一般人。のえるの先輩で好意を持っている……パンツを見せてもらいたがっている。


笛吹き隊(パイパーズ)の主任(チーフ)で、ニニーとのえるの上司。

おちゃらけた中年男性に見えるが実は只者ではないらしい。


バルゴが拾った子犬。


トップ・オブ・ホーンズ編集

人事神罰隊(ギャロウズ)長官。


魔陣隊(インクス)長官。


戦術隊(サーベルズ)長官。


呪歌隊(アンセムズ)長官。


聖務隊(セイクリッズ)長官。


笛吹き隊(パイパーズ)長官。


開発隊(パッチワークス)長官。


経理隊(ビリオネアズ)長官。


表ロンドン編集

二ニーがリーダーを務める人気アイドルグループ『セシルは2度死ぬ(セシル・ダイ・トゥワイス)』の元メンバー。

ゴシップ番組等で、ニニーとの仲の悪さが原因で脱退したと報道され話題になっている。


バルゴの親友で幼馴染。読み切り版に登場。


『BLEACH』との関係編集

作中の看板にて示されている通り、舞台であるリバース・ロンドンの別名は尸魂界 西梢局(ウエストブランチ)であり、『BLEACH』と同一の世界観である。

また、タイトルロゴに『BLEACH』の文字が仕込まれていると言う演出もされていた。(赤字部分を参照)

なお、魔法使いが使う魔法も鬼道を西洋風に言い換えただけの同一技術である。


なお、『BLEACH』の時点で「尸魂界 東梢局」と言う名称は既出であり、対となる西梢局が存在する設定は予め作られていたようである。


また、作者が読者の質問に公式に答えた際には、朽木ルキアが初期に詠唱した「ロンダニーニの黒犬」も尸魂界・西梢局由来の言葉と判明している。


さらに、初期設定では死神は西洋風の格好をして拳銃を使い、死神全員が外国人キャラクターであり、ルキアだけが思い入れのために昔ながらの鎌を使う予定であったとも判明しており、作者の「西洋風」の構想は『BLEACH』の初期からあった。


アニメ編集

2020年10月2日よりSeason1が劇場中編アニメーションとして2週間限定イベント上映された。

劇場公開と同時に全3話の特別編集版が、日本国内ではAmazonプライムビデオおよびひかりTV、日本国外ではCrunchyrollにてそれぞれ配信中。

続編の「BURN THE WITCH #0.8」は2023年12月29日より配信開始。それに合わせて、同日深夜にテレビ東京BSテレ東にてSeason1と合わせて地上波初放送された。


制作スタッフ編集

監督川野達朗
副監督清水勇司
脚本涼村千夏(1)岸本卓(#0.8)
キャラクターデザイン山田奈月
ドラゴンデザイン大倉啓右
背景美術スタジオコロリド美術部
美術監督稲葉邦彦
色彩設計田中美穂
CGI監督さいとうつかさ(1)仲座知弥(#0.8)
撮影監督東郷香澄
音楽井内啓二(1)堤博明(#0.8)
音響監督三好慶一郎
制作teamヤマヒツヂ/スタジオコロリド

主題歌編集

『Blowing』

作詞-ミズノゲンキ/作曲・編曲-睦月周平/歌-NiL


関連動画編集



関連イラスト編集

BURN THE WITCHセンシティブな作品

BURN THE WITCH!N and N In TOKYO


関連タグ編集

週刊少年ジャンプ 久保帯人 BLEACH


表記ゆれ

BURN_THE_WITCH バーンザウィッチ バーン・ザ・ウィッチ


評価タグ

BURNTHEWITCH100users入りBURNTHEWITCH500users入り



関連サイト編集

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