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フューリアス

ふゅーりあす

イギリス海軍が建造した、大型軽巡洋艦。カレイジャス級の準同型艦とされる。後に空母に改造された。
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曖昧さ回避


「Furious」は英語で「怒り狂った」の意。

大型軽巡洋艦「フューリアス」

第一次世界大戦中、イギリスでは戦時制限により軽巡洋艦以上の艦船が建造出来なかった。
そのため第一海軍卿ジョン・アーバスノット・フィッシャーは、バルト海からドイツ本国を侵略するため、吃水が浅く大口径主砲を積んだ大型軽巡洋艦を立案し、これらは艦速が速く巨大なモニター艦の体を成した。
「フューリアス」はカレイジャス級大型軽巡洋艦の主砲を45.7cm単装砲2基に替えた改良型として建造されたが、建造中にバルト海侵攻の可能性は薄れ、前部主砲塔を撤去し飛行甲板を設置した姿で完成した。
2度の大改装により全通飛行甲板を持つ空母に生まれ変わった。
「フューリアス」での試行錯誤は「グローリアス」と「カレイジャス」の空母改造に生かされた。

艦歴

1915年6月8日起工、1916年8月15日進水、1917年6月26日就役。
1917年8月2日、エドウィン・ハリス・ダニングが「フューリアス」の飛行甲板への着艦に成功。しかし、8月7日の3度目の着艦に失敗して墜落し、5日後に死亡した。
10月、第1巡洋艦隊に配属され、ドイツ海軍艦艇を捜索。
11月、ドック入りし、後部主砲塔を撤去し飛行甲板を設置。
1918年3月15日、再就役しツェッペリン飛行船の基地を捜索。
7月19日、トゥナーの飛行船基地攻撃に参加。
11月11日、ドイツ軍が連合国軍と休戦協定。

1921年6月、ドック入りし、二段の飛行甲板を持つ空母に改造される。
1922年2月6日、ワシントン海軍軍縮条約が採択される。最大67,059トンの既存艦を空母に転換可能だった。
1925年9月、空母への改装が完了。下段の飛行甲板は短すぎて役に立たないのが判明。格納庫の左右を通って艦尾から排煙する煙突も艦内を灼熱地獄に変えた。
1930年9月、ドック入りし、機関のチューニングが行われる。
1939年1月、右舷の飛行甲板上に小型のアイランドを設置。

9月1日、第二次世界大戦が勃発。
10月2日、沈没した「カレイジャス」の代わりに本国艦隊に配属。
1940年4月18日、ナルヴィク沖でルフトヴァッフェHe111爆撃機に空襲され、爆弾2発が命中。機関に深刻なダメージを受けるがノルウェーに留まる。
7月1日、アイスランドへ向かうカナダ軍の船団を護衛。
11月7日、エジプトガーナジブラルタルへの航空機輸送に当たる。

1941年5月18日、航空機を積んでジブラルタルに到着。
5月19日、空母アーク・ロイヤルと共に航空機を積んでマルタ島へ向かう(スプライス作戦)。以後もマルタ島基地への航空機輸送が続く。
1942年8月29日、ジブラルタルのH部隊に配属。
11月8日、連合国軍によるモロッコアルジェリアへの上陸作戦(トーチ作戦)に参加。
1943年2月、帰国して本国艦隊に配属。
7月10日、連合国軍のシチリア島上陸(ハスキー作戦)。陽動のためノルウェー沖に出撃する。
1944年3月30日、ノルウェーに引き籠るドイツ海軍戦艦ティルピッツ」攻撃のため、スカパ・フローから出撃(タングステン作戦)。
4月3日、艦載機の墜落事故で損傷し、修理。その後も再三「ティルピッツ」を攻撃するが戦果は挙がらなかった。
9月15日、予備役となる。

1945年4月、退役。標的として利用される。
1948年、スクラップとして売却。

関連タグ

イギリス海軍 大型軽巡洋艦 カレイジャス級 空母

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