解説
ロンドン北西部にある、ブラック家によって代々受け継がれてきた家。
様々な魔法によって保護されている。もちろん家はマグルには見えず、11番地と13番地がなぜか隣り合っているという番号の間違いがあるという認識。
昔自分たちにふさわしい美しい邸宅を希望したブラック家の者が、本来12番地に住んでいたマグルを立ち退かせるよう呪文をかけ「説得」して手に入れた。
シリウス・ブラックが幼少期を過ごした実家。
グリムオールド通りにあるマグルのテラスドハウスで、イギリスの首都ロンドンの内側を構成するインナー・ロンドン(ロンドン自治区)の北西部カムデン区にあるキングズ・クロス駅(9と4分の3番線)まで徒歩20分という立地条件。
映画版では同じくキングズ・クロス駅まで徒歩20分の距離にあるイズリントン区のテラスドハウスで撮影された。
この屋敷を相続したハリーが妻子たちと共にここで暮らしているかどうか不明。
またシリウスの母、ヴァルブルガ・ブラックが自身の肖像画の裏に『永久粘着呪文』を施しており、シリウスが不死鳥の騎士団の本拠地として生家を提供した際は金切り声で罵詈雑言を発し続けており、母の肖像画を除去できないシリウスは肖像画にカーテンを付けて隠すこととなった。
余談だが映画版は予算の関係かテラスドハウスの間取りそのままで撮影されているが、原作ではマナーハウスであるマルフォイの館やジェントリ階級と思われるリドルの館にしかないDrawing room(応接間)があり、更に天井が高いことから、「検知不可能拡大呪文で中をマナーハウス並みに拡張している」可能性がある。