※ 当記事はメインストーリーや各イベントのネタバレを含みます。
概要
『ブルーアーカイブ』の舞台となる学園都市・キヴォトスを構成する各学園に所属する、後頭部にヘイローを頂く少女たちの総称。
劇中では「大人」の対となる概念としての側面も持つ。
学園の多くが中等部を含む高等学校に相当する機関のため、年齢層は10代後半に集中している。基本的に銃火器を携帯し、射撃はもちろん、ある程度の戦術行動にも習熟している。下記の特性もあって、戦闘行為へのハードルはかなり低い様子。
学園が各自治区の総督府としての性質を持つことから、治安維持や行政執行についても学園首脳部に属する生徒たちが主導しており、キヴォトスの中枢であるはずの連邦生徒会を差し置いて学園間で政治的な駆け引きが行われるケースも少なくない。
キヴォトス全域で数千の学園が存在するとされており、生徒の総数は不明。
授業形態が集団授業なのか個人授業なのかは不明だが、教師と生徒の対面授業ではなく、ブルーレイディスク(BD)や学習ノートを利用したセルフラーニングや通信教育に近いものになっているらしい。一応、テストや実習など、生徒の学力の確認や集団技能実習的なものはある様子。ただし、そのどれも「先生」と呼ばれるような存在は必要とされていない。(教員などはいるようなので、単に「先生」という呼称が使われていないだけな可能性もある。)
部活動や委員会での課外活動が活発で、その内容も趣味の追求や自己の研鑽、奉仕活動、企画運営、営業行為、(しばしば銃撃戦を交えた)不良生徒の取り締まりといった比較的健全なものから、倫理的に不安のある研究や開発、活動を全うするための積極的な破壊行為、中には思想を伴って破壊活動そのものを目的としているケースも存在している。
一部の生徒は問題行動が高じて停学処分を下され、連邦矯正局に収監されていた……のだが、キヴォトスを襲ったとある混乱の最中に脱走を許しており、治安面での懸案事項の一つとなっている。
プレイヤーである「先生」が連邦捜査部顧問という立場から、生徒の依頼や要請に応じて関わることになり、活動の監督やサポートを通じて交流を深めていくことになる。
ちなみに、キヴォトスでは各学園が国家相当として機能している手前、学籍がそのまま戸籍相当として扱われている側面もある。そのため、退学や廃校などで学籍を失った生徒は国外追放も同然な身の上となり、アンダーグランドに下ったりなど悲壮な生活を送るものも少なくない。また一部の生徒は経済的な理由から入寮を断られるなどの事情があり、それによる路上生活を余儀なくされているものもいるなど、学園都市の闇の部分も見え隠れしている。
ヘイロー
生徒たちの頭上に浮遊する“晄輪”で、生徒以外の市民には存在しない部位。頭の直上に浮かんでいたり、後頭部や側頭部に傾いたもの、明度や質感も千差万別。周囲を照らすほどの光量は持たないが、暗所で判別できる程度には発光しているものが多い。作中での描写から、生徒の意識や生命に直結していると思われる。
劇中では「ヘイローの部分的な欠損や形状の変化」といった事例も確認されている(少なくとも人格が変質することはない模様)。
人種・性別
現状確認されている生徒は、モブ含め100%少女であり、ヘイローを有する男子生徒の類は一切登場していない。
ただしキヴォトスに性別の概念はしっかり存在し、「女の子」「姫」「お姉ちゃん」「女王」「女将」など女性を指定する表現や、男性に使う「BOY」「王」「お兄ちゃん」「大将」などの言葉が普通に使われる他、チェリノの肖像画にマコトが「性別が違うじゃないか」とツッコんでいる。
社会的にも一瞬映る生徒関連の書類には一応性別欄が存在したり。男子トイレが存在したり、男女の恋愛を描いた作品も人気など、男性の概念が決して珍しいものとは扱われていない。
しかし劇中に当時する「男性」は、二足歩行する動物に近い獣人達や、ロボットその物な姿の機械生命体ばかり。彼らはキヴォトスにおいてはありふれた種族で、女性も存在し、生徒に勝るとも劣らぬ数が普通に生活している上、アニメ版では不良生徒と思われる青少年のロボ達も登場した。
だがやはり「人間型の男性や大人」だけは見られず、異形のゲマトリア達を除けば、先生が現状唯一の例外。
故に、結婚や繁殖に関しても全くの不明。現状登場している生徒は殆どが一人っ子だが、才羽姉妹のような双子や、春原姉妹のような年子など、兄弟姉妹の概念も存在する。
神秘
キヴォトスそのものが「神秘」と呼ばれる何かを内包する世界であることが語られており、生徒も神秘に由来する何かしらの特質を持っていることがほのめかされている。ユーザー間では一部生徒に顕著な特殊能力や超能力がこの神秘に由来するのではないとか考察されている。
「『色彩』との接触で『恐怖』へと反転する」とされるが、それがどのような現象なのかも明らかにされていない。
神名文字
募集(ガチャ)時に生徒を重複して迎えた際に変換される、生徒ごとに固有の六角形の結晶。生徒の☆を強化し能力の上限を解放する「神秘解放」に用いられる育成素材で、☆5に達すると解禁される各自の固有武器の強化にも使用される。結晶には小さく4つの文字が刻まれており、解読を試みたプレイヤーからはフェニキア文字ではないかとする意見が上がっている。
生徒たちが「名」を集めることで力を増す事がキヴォトスにおいてどのような意味を持つのかについては、ヘブライ語の文言を刻まれた「神名十文字=デカグラマトン」や、「無名の司祭」らの存在も併せて、プレイヤーの間でも考察されている。無名の司祭は生徒について話すような場面で「忘れられた神々」という言葉を使うことがあるが、詳細は不明。
能力
本編で登場した生徒の“身体能力”を示す描写には以下のようなものがある。
- 非常に頑丈な身体を持ち、銃弾や砲撃程度の衝撃で死ぬことはない。
- HP(ホローポイント)弾を撃ち込まれても痕が残る程度(ユウカ談)。
- 対空砲を受けると歩けなくなる(ホシノ談)。
- 弾倉1本分の5.56mm弾を近距離で撃ち込まれると1時間ほど気絶する(アズサ談)。
- 電車に撥ねられても普通に活動可能(ツルギ)。
- 猛スピードのトラックを盾で受け止めると、生徒は無事でトラック側が破損する(ミネ)。
- 戦闘不能になるほどの重傷を負ったが短期間で回復(ツルギ。同じタイミングで負傷したハスミは全快とはいかず、他の描写も含めツルギの回復速度が特別高いだけの可能性が高い)
- 巡航ミサイルの直撃に巻き込まれても重傷にとどまる(ヒナ)。
- サーモバリック手榴弾の爆発を喰らってもほぼ無傷(ミカ)。
- ビナーが放つ高熱レーザー(対アビドス生)や、アビ・エシュフのレーザー砲(対ネル)の砲撃に耐える。ただし、ホシノの場合は盾を使っている。
- ピッチングマシーンから放たれた豪速球が直撃しても気絶するだけ(モモイ)。
- スナイパーライフルの弾丸が側頭部に直撃しても微動だにしない(ヒナ)。
総じて超人的な頑丈さと、銃器を扱えるだけの最低限の筋力を有しており、彼女たちにとって通常の殺傷兵器はオモチャや非殺傷兵器と同等の扱い。ただし、打たれ強さには個人差も大きく、どんなに高火力でも一撃で致命傷になることは先ずないが、気絶に至るラインは個々人で違う(特に虚弱な生徒ともなると近接格闘でも気絶させられる)。
こうした頑強さ・回復力はキヴォトス住民の多くに見られる性質(ヘイローを持たない市民も銃撃に耐える描写が複数見られる)だが、キヴォトスの外から来たという一般的な人間程度の耐久力しかない先生と比較すればまさに規格外。
10分で3㎞(≒分速300m)を走破する支援要員もいる一方で、先生以上に体力が心許ない生徒もいるなど、運動能力には個人差も大きい。
一部の生徒は人間離れした怪力を発揮しており、大人でも数人がかりで運用する超重量火器を軽々扱う生徒や、素手で壁を破壊できる生徒も確認されている。
キヴォトスの外から来た人間であっても、ヘイローが出現すれば後天的にこの耐久力を獲得することができる模様(とある科学の超電磁砲Tコラボでキヴォトスに来た御坂美琴・食蜂操祈・佐天涙子は元々ヘイローを持たないが、キヴォトスに来た際ヘイローが出現。レベル0の佐天以外は元の能力に制限ができたものの、銃撃を受けても耐えられるようになっている)。
ちなみに、キヴォトスで一般的な生活物資や建築物の耐久性能は生徒たちのフィジカルに比例するでもなく、銃撃や爆発等で頻繁に破壊されている。生徒全般が日常的に力を加減しているのか、一部の生徒が規格外の力を持っているだけなのかは判然としないが、「表舞台のかくしあじ」に登場したネルが「一段上げるぞ」と口にしているなど、身体能力を意識的に調整する概念自体は存在する様子。
一方で、感覚器官や消化器官などはそれなりで、閃光弾が効果的だったり毒物を摂取すれば普通に嘔吐したり寝込んだりもする。
野生動物に対しては襲われると命の危険があるという描写があるが、ゲームシステム上モデルが流用されているため、キヴォトスの野生動物がスランピアのドール同様に銃火器を内蔵しているのかは不明であるため、銃撃等以外に対する耐久力は劣るのか、生徒同士の戦闘のように殺傷を避ける事が無い為にヘイローの破壊まで至ってしまうかは不明。
また不死身でもない。刃物等による裂傷に関しては失血死を意図する自傷の描写があり、瞬間的なダメージに対しては不死身的な生命力や耐久力を発揮する一方、長時間の失血や窒息や脱水症状など持続的なダメージによって耐久力・回復力を超えるダメージを身体に蓄積させた場合は死亡することもあることが示唆されている。
ちなみに、個々人で兵器の取り扱いには精通しているが、(風紀委員会などの戦闘集団を除いて)集団戦闘訓練などは受けていないようで、集団戦闘となると連携が取れなくなることが多い。
なお、角や尻尾、翼、獣耳、エルフ耳などの身体的特徴をもつ生徒も多数いるが、作中であえて触れられる場面はほとんど無い。翼に関しては、少なくとも一部の生徒が飛翔や滞空に使っている。
ティザーPVの時点で「種族」が併記された学生証が映り込んでいたりもするが、現状はユーザーが各生徒のモチーフを考察する手掛かりにしている程度の情報でしかない。
生徒ピックアップタイトル
アビドス高等学校
アビドス廃校対策委員会 | ピックアップタイトル |
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砂狼シロコ |
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小鳥遊ホシノ |
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黒見セリカ | |
十六夜ノノミ |
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シロコ*テラー |
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ゲヘナ学園
万魔殿 | ピックアップタイトル |
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棗イロハ |
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羽沼マコト |
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京極サツキ |
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元宮チアキ |
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風紀委員会 | |
空崎ヒナ |
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天雨アコ |
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銀鏡イオリ |
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火宮チナツ |
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便利屋68 | |
陸八魔アル |
|
浅黄ムツキ |
|
鬼方カヨコ |
|
伊草ハルカ |
|
美食研究会 | |
黒舘ハルナ |
|
鰐渕アカリ |
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給食部 | |
愛清フウカ |
|
温泉開発部 | |
下倉メグ |
|
鬼怒川カスミ |
|
救急医学部 | |
氷室セナ |
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帰宅部 | |
夜桜キララ |
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トリニティ総合学園
ティーパーティー | ピックアップタイトル |
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聖園ミカ |
|
桐藤ナギサ |
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正義実現委員会 | |
剣先ツルギ |
|
静山マシロ |
|
仲正イチカ |
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放課後スイーツ部 | |
杏山カズサ |
|
柚鳥ナツ |
|
伊原木ヨシミ |
|
救護騎士団 | |
蒼森ミネ |
|
朝顔ハナエ |
|
鷲見セリナ |
|
トリニティ自警団 | |
宇沢レイサ |
|
図書委員会 | |
古関ウイ |
|
補習授業部 | |
阿慈谷ヒフミ |
|
白洲アズサ |
|
下江コハル |
|
浦和ハナコ |
|
シスターフッド | |
歌住サクラコ |
|
若葉ヒナタ |
|
伊落マリー |
|
ミレニアムサイエンススクール
セミナー | ピックアップタイトル |
---|---|
早瀬ユウカ |
|
生塩ノア |
|
黒崎コユキ |
|
特異現象捜査部 | |
明星ヒマリ |
|
和泉元エイミ |
|
トレーニング部 | |
乙花スミレ |
|
ヴェリタス | |
各務チヒロ |
|
小塗マキ | |
小鈎ハレ |
|
音瀬コタマ |
|
エンジニア部 | |
白石ウタハ |
|
猫塚ヒビキ |
|
豊見コトリ |
|
Cleaning&Clearing | |
美甘ネル |
|
一之瀬アスナ |
|
角楯カリン |
|
室笠アカネ |
|
飛鳥馬トキ |
|
ゲーム開発部 | |
花岡ユズ |
|
才羽モモイ | |
才羽ミドリ | |
天童アリス |
|
百鬼夜行連合学院
陰陽部 | ピックアップタイトル |
---|---|
桑上カホ |
|
和楽チセ |
|
修行部 | |
水羽ミモリ |
|
勇美カエデ |
|
春日ツバキ |
|
忍術研究部 | |
久田イズナ |
|
大野ツクヨ |
|
百花繚乱紛争調停委員会 | |
勘解由小路ユカリ |
|
不破レンゲ |
|
桐生キキョウ |
|
お祭り運営委員会 | |
里浜ウミカ |
|
部活無し | |
狐坂ワカモ |
|
山海経高級中学校
玄龍門 | ピックアップタイトル |
---|---|
竜華キサキ |
|
近衛ミナ | |
錬丹術研究会 | |
薬子サヤ |
|
梅花園 | |
春原シュン |
|
春原ココナ |
|
玄武商会 | |
朱城ルミ |
|
鹿山レイジョ |
|
レッドウィンター連邦学園
レッドウィンター事務局 | ピックアップタイトル |
---|---|
連河チェリノ |
|
池倉マリナ |
|
佐城トモエ |
|
227号特別クラス | |
天見ノドカ |
|
間宵シグレ |
|
知識解放戦線 | |
姫木メル | |
工務部 | |
安守ミノリ |
ヴァルキューレ警察学校
公安局 | ピックアップタイトル |
---|---|
尾刃カンナ |
|
生活安全局 | |
合歓垣フブキ |
|
SRT特殊学園
RABBIT小隊 | ピックアップタイトル |
---|---|
月雪ミヤコ |
|
空井サキ |
|
霞沢ミユ | |
風倉モエ |
|
※ 並びは通常版の実装順。
アリウス分校
アリウススクワッド | ピックアップタイトル |
---|---|
戒野ミサキ |
|
槌永ヒヨリ |
|
秤アツコ |
|
錠前サオリ |
|
※ 並びは通常版の実装順。
コラボ限定生徒
その他 | ピックアップタイトル |
---|---|
初音ミク |
|
佐天涙子 |
|
常盤台中学 | |
御坂美琴 |
|
食蜂操祈 |
|
公式コラボ生徒
雀魂
2024年4月の公式コラボ。『ブルーアーカイブ』からは4人の生徒が一飜市を訪問しており、「変身写真館」なる場所での記念撮影でオリエンタルな衣装を纏った姿が描き下ろされている。ヘイローは現地でもそのまま。
公式コラボ生徒(非実装)
- 一姫
- 2024年4月1日に発表された『ブルーアーカイブ』と『雀魂』のコラボ(※噓ではない)に際して、ヘイロー付きの立ち絵が描き下ろされている。所属は「魂天神社」で、エンブレムは肉球マークの牌。本人は最強雀士としてキヴォトスで大暴れするつもりだったようだが、『ブルアカ』側がゲストのため生徒としての実装は叶わなかった。
- コラボ動画では道場破りよろしくシャーレへやって来るが、やはり指摘されるまで自分のヘイローには気づいておらず、触ろうとしても手応えのない様子を見せている。
余談
- 編成画面ではストライカーの生徒のみ、タップ&ホールドでつまみ上げることが可能。システム的にはポジションの入れ替えを簡便にするものだが、鑑賞要素として専用のモーションと台詞も用意されている。スペシャル枠の生徒はアイコンのみ表示されるため、つまめるように仕様変更されることを切望する声も多い。
- ストーリー中などで編成が固定されている場合はつまむことができない。
- 2024年1月のアップデートを契機として、一部の新規実装生徒に2パターンの立ち姿が用意されるようになった。通常ポーズからつまむ事で一定の確率でもう1つのポーズに変更可能。
- ロビーで聞ける行事関連のボイスはそれぞれの誕生日に加えて、ハロウィン、クリスマス、新年。
- アップデートで収録されているボイスの再生機能が追加されており、募集済みの生徒は絆ランクを上げることで場面別のボイスが段階的に解放されていく。
- カフェに配置できる家具の中には、特定の生徒が使用する「家具モーション」が付随している物もある。家具モーションの実装以降は新規に実装される生徒に対応する家具が用意されているが、初期実装の生徒への遡った対応は今のところ完了していない。