「『狂犬』の名を、一度は聞いたことがあるだろう?」
プロフィール
人物
ヴァルキューレ警察学校公安局の局長。
ヴァルキューレの「狂犬」という通称を持つ、アメとムチを使い分ける審問の達人。
対テロ対策という公安局の任務や異名の通り、たたき上げの刑事のような荒事慣れした人物。その厳格な性格から後輩たちには恐れられている。
その一方で組織人としての意識が強く、先生と初対面の際はRABBIT小隊のデモ鎮圧の任務中という事情もあって威圧的に接するが、所属と身分を知るとすぐに丁寧な対応に改めて協力に応じている。
平時でも組織内の規律や秩序を重視しており、現場での対応とヴァルキューレ警察学校の上にある連邦生徒会やその幹部の方針・意向との間で苦慮する姿を度々見せている。
立ち絵では肉球のマークがついたマグカップを持っている。よく見るとギザ歯。
元々は生活安全局志望だったらしいが、顔が強面で市民に威圧感を与えてしまうため(要は顔が怖くていわゆる「お巡りさん」には向かないと判断されたため)公安局に回された模様。実際4.5thPVで見られる生徒手帳に載っている入学当初と思われる写真は、ある意味今以上にとても恐ろしい顔をしている。
ストーリーでの活躍
- Vol.4「カルバノグの兎編」第一章
カイザーグループと癒着した上層部の命令の元、優良装備と引き換えに彼らの地上げ行為の片棒を担がされる羽目に。
だが彼女自身は完全に腐りきってはおらず、そうした権力や利権関係に振り回されダメになっていくヴァルキューレの現状に、内心ではやりきれない感情を募らせていた。
結果、地上げの範囲内にいたRABBIT小隊と再度衝突する事になり、癒着の証拠書類を奪取される。ビルの壁をよじ登るフィジカルで追いつき対峙するが、彼女たちとの問答で負けを認め、処分を受ける覚悟で飛び去る一行を見送った。
- 最終編「あまねく奇跡の始発点編」第一章
先生が内通者に誘拐・投獄された事に気づき、部下を巻き込めんと単身ボロボロになりながらも救出する大活躍を果たす。状況はどうであれ自分の意志で汚職に手を染めたことを気にしており、若干自虐な発言を放っていた。
同時に押収されていたシッテムの箱も届け、協力者のフブキやキリノやアロナの発信した救援要請を受けて合流したRABBIT小隊と共にヴァルキューレの施設を脱出。
その後は傷が傷だけにダウンし、小隊のテントに寝かされたが、虚妄のサンクトゥム出現時にはシャーレ防衛部隊として復帰。キヴォトス防衛に貢献した。
- Vol.4「カルバノグの兎編」第二章
最終編で先生を救出に向かったことが命令無視であったため、公安局長の職から外されてしまっていたことが明らかに。
そのため、この章内では所属表示が空欄になっている。
カヤが連邦生徒会長代行に就任後、カイザーセキュリティの弾圧染みた警備行為に反発し暴れそうになっていたキリノを押し留め規則に則り理詰めで反論する、エリートらしい活躍を見せる。
終盤、カヤの更なる暴走に対し、そのテロ同然の行為を止めるため地下鉄駅に突入を試みるミヤコと先生の元に生活安全局の二人と共に現れ、カイザーセキュリティと交戦。キリノ・フブキに駅構内での「不良乗客の取り締まり」を、ミヤコにその後を任せ、自らは「これ以上不審者が増えないように」駅前で見張りについた。
今回の事件には連邦生徒会・SRT双方にとって表沙汰にできない事情が色々とある(活躍したのが連邦生徒会が解散させたSRTである、SRT同士の交戦である、等)ため、事態解決表向きは全てカンナの功績ということになり、そのおかげで謹慎になっていた彼女と公安局員達の復帰が早まることになった。
武器
固有武器「第17号ヴァルキューレ制式拳銃」のモデルはグロック17と思われる。
性能
通常版
「さぁ…尋問を始めよう…」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
⭐︎⭐︎⭐︎ | 貫通 | 重装甲 | SPECIAL | BACK | アタッカー | HG |
EXスキルは敵1対に攻撃力の一定割合のダメージ、加えて一定時間味方の与えたダメージの一部を蓄積して貫通ダメージを与える、と通常ワカモの貫通版に近い。
スキルの最後に与えるダメージに会心無しは同じなものの、ダメージからの蓄積量はレベル最大で50%、最初に与えるダメージはレベル最大にしても84.7%、とワカモより劣るように見えるものの、コストは3、蓄積できる時間は15秒、蓄積最大値はレベル最大で2,691%と勝っており、なんら劣ってはいない。
ノーマルスキルは一定時間ごとに敵1対に攻撃力分のダメージを与えて一定時間防御力減少、パッシブスキルは攻撃力を増加、サブスキルは貫通タイプの味方の攻撃力を増加。
バフユニットだが特に貫通属性キャラの支援に秀でており、EXスキルを最大活かすなら会心値上昇や攻撃力上昇を持つユニットか、コスト低下やスキル回復量増加と合わせてEXスキル重ねがかけで上限まで溜め切るのがよいと思われる。
余談
未成年飲酒?
メモリアルロビーにおける「屋台で焼き鳥や枝豆に舌鼓を打っている」というシチュエーションの印象からか飲酒しているイラストが度々見受けられるが、当然ながら彼女も生徒なので未成年であり、同シーンにおいても飲んでいるのはアルコールではなくウーロン茶である。
激登!!SRT式登頂訓練
RABBIT小隊の面々の訓練、という設定のミニゲームだが、終盤に何故かサンクトゥムタワーの壁に張り付いているというシュールな姿で突然登場する。元ネタはおそらく「カルバノグの兎」第1章での壁登り。
地形オブジェクト扱いであり、銃を引っ掛けられようが上に乗られようが微動だにせず張り付き続ける。
地形として見ると、上に登るにつれて細くなっていくタワーの終盤に突然現れる出っ張り、という形なので、上に乗って一息入れるもよし、手を滑らせて落ちた時にリカバリーに利用してもよし、という非常にありがたいもの。
……まぁ、思わず笑ってしまい手元が狂って落ちる、なんてこともあるかも知れないが。
また、このミニゲームの設定を考えると、RABBIT小隊にとってカンナの壁登りがとても印象的な出来事だったことがうかがい知れる。
3Dモデル化
2024年1月開催の3周年イベント「ブルアカふぇす!~3きゅーべりーまっち、先生♪~」で、会場の幕張メッセ現地でまさかの3Dモデルが公開された。
同時期にはコユキやムツキ、ソラも公開されていたが、前者二名は同じ部活の部員が3Dモデル化されていた、後者はショップの店員という立場から流用がききやすい点から可能性自体は他の生徒よりは高かっただけに彼女の3Dモデル化は意外度が最も高かった。