「いや~やることがいっぱいっす」
プロフィール
人物
語尾に「〜っす」を付ける砕けた口調と糸目が特徴。
名前は以前からそこそこ言及されていたが、イベント「Trip-Trap-Train」で実装されるにあたり、苗字が公開された。
社交性が高く、要領がよく器用に立ち回り、大体のことは人並みに熟せる才女。世話焼きで人助けが趣味というように面倒見も良いため、多くの人に好かれている。
そのため顔が広く、他校生徒との関係も良好で、正義実現委員会では学園間や組織間の外交や仲裁を良く担当している。
一方、話に耳を貸さず暴れる生徒に事欠かないキヴォトスにおいては、その社交性をもってしても制止に失敗し「終わった」とこぼす事はままあり、いらない苦労を背負い込みやすい立ち位置でもある。
このように苦労人ともいえる彼女だが、その実トリニティというよりゲヘナ寄りと称される高い狂暴性を生来秘めており、理性的な立ち振る舞いは努力で後天的に獲得した技能とのこと。
そんな本性については本人も忌避するところであり、普段は強い理性で覆い隠しているものの、万が一ストレスが限界を超えてしまうと理性のタガが外れ、直属の上司の如く気が済むまで暴れまわる悪癖を持つ。そしてクールダウンした後で自己嫌悪に陥る。
幸いなことに普段はそこまでストレスを感じることはないらしく、現時点ではこのことについて先生以外の親しい間柄には知られていない。
何事も人並みに熟せるが故にこれといった理想も目標も信念もなく、何事にも熱中できない無趣味で虚無的な自身の現状を気にしている。多くの娯楽に手を出したが、どれも入れ込むことができず、買ったものは全て売り払ってしまった。ただ、先生に褒められたギターだけはなんとなく手放せず、ロード画面ではマシロに弾いている所を見られている。
こういった趣味探しは一種の義務感(無趣味な自分がマイノリティーであるという強迫観念)から行っており、彼女の不器用な生真面目さを表すと共に、絆ストーリーはこういった趣味探しが主軸になっている。
初登場時はメインストーリーVol.3「エデン条約編」第2章。美食研究会がトリニティ近郊のアクアリウムを襲撃した件についてハスミに報告したが、この時は無線通話のみで容姿は明かされていなかった。
容姿が明らかになったのは「エデン条約編」第4章。正義実現委員会の一員として先生とミカの救助に尽力した。
イベント「聖堂のメリークリスマス」では騙されて襲ってきたミネに対しハスミが「こんな時にイチカがいたら…!」と語っていたことから、とても頼りにされている模様。
この時マシロは先にやられ、ツルギは先生に暴れるところを見られて恥ずかしさのあまりダウン、イチカ本人も百鬼夜行連合学院の年末行事に所用のため不在であった。
イベント「Trip-Trap-Train」ではストーリーの主役として登場。先生と本格的に絡むのはこれが初となるため、絆ストーリーの時系列はこのイベント以降ということになる。
ティーパーティーの重要物資輸送任務を先生と共に受領するが、イチカのミスでゲヘナ行きの列車に積み込んでしまう。しかも取り戻すために乗り込んだ列車は裏社会と繋がった曰く付きのものであり、加えて列車で護送中だったカスミの脱走劇に巻き込まれてしまう羽目に。カスミに好き放題振り回された末にとったイチカの行動は必見。
武器
固有武器『レッドドラゴン』のモデルは正義実現委員会のモブと同じ、イギリスで開発された試作ブルパップライフルEM-2。
外観も正実モブの所持しているものとあまり変わらないが、フレーバーテキストから察するに内部は本人の手でがっつり弄られている模様。
ちなみにイベントで共演し同時期に追加されたカスミの武器名は「レッド・レクター」であり、レクターといえば小説の登場人物で有名なカニバリストであるハンニバル・レクター博士がいる。
そのレクター博士が初登場したタイトルは「レッドドラゴン」。そう、イチカの武器名である。
流石に偶然にしては出来過ぎているため、運営が意図してこのような名称にしたと思われる。
性能
通常版
「あーあ、またっすかー…?」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 振動 | 重装甲 | STRIKER | MIDDLE | アタッカー | AR |
EXスキルは扇形範囲の敵にダメージを与えるもの。攻撃はイチカではなく正実モブ2名が行う。
コストが6とやや重い代わりに威力が高く、最大で1380%と凄まじい破壊力を持つ。
ノーマルスキルは30秒毎に自身の振動特効を最大63.1%増加させる。効果時間は20秒だが、スキルレベルMAX時に限り25秒となる。
倍率と持続時間どちらも非常に優秀な数値となっており、戦闘開始時から30秒間は何もない状態になることを加味しても破格の性能となっている。
パッシブスキルは命中値の増加で、固有武器の凸で攻撃力増加も加わる。
サブスキルは遮蔽物に隠れていない敵に対して最大4.4%の追加ダメージを発生させる。
どちらも効果自体はさほど大きくないが、余力があれば育てておきたいところ。
総じて振動版ヒナとでも言うべき性能となっており、圧巻の殲滅力を誇る。
振動で扇形範囲と言えば水着ハナコという強力なライバルが存在するが、あちらは周年限定である上に運用方法がかなり特殊であるため、入手性と扱いやすさではイチカが上回る。
とはいえやはりコストの重さは気になるので、実戦投入する際はウイや正月フウカとセットで運用したいところ。
余談
- 糸目キャラ
同作では数えるほどしか居ない糸目持ちの人物(他には百鬼夜行の天地ニヤと連邦生徒会の不知火カヤ)。
この属性を持つキャラクターは総じて「温厚そうに見えて実は切れ者や激情家」という二面性のある性格が定石だった。結果的にイチカもこの枠に収まったわけだが、その本性たるや前述の通り「戦略兵器」の異名を取るツルギと同等以上という凄まじいものだった。
ちなみに他の糸目持ち生徒と比較して、開眼する頻度はそれなりに多い。
- 声優発表
2.5周年時点ではゲーム内にてプレイアブルキャラとしての実装はされていなかったが、2.5周年生放送にて発表されたキャラソング「ワンダー・ファニー・ハーモニー」にトリニティ生徒の一員として参加。ゲーム内でのボイス実装より先に担当声優が発表される珍しいケースとなった。
ちなみに同じトリニティの生徒に同姓キャラがいるため、キャストの生放送出演時にもそれに触れたことがある。
登場キャラクターでも珍しく、EXスキルやリザルト画面などで積極的に正義実現委員会のモブと絡みがあり、モブが3Dで多く活躍している。