勝ち取りたい ものもない
無欲なバカにはなれない
それで君はいいんだよ
ヒリヒリと 生き様を
その為に死ねるなにかを
この時代 に
叩 き つ け て や れ
なんだよ…止まらねぇじゃねえかよ…
ニコニコ動画ユーザーくしゃるだおら氏が制作したBB動画。
動画内容は、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズの登場人物オルガ・イツカが、やたらゴツい体格になってアニメの二期opテーマ「RAGE OF DUST」のサビ部分をバックにこちらに向かって全力疾走してくるといったもの。
あまりにもヌルヌルと滑らかな動きで走る団長の姿は視聴者に強烈なインパクトを与え、派生シリーズが続々と出現。
さらにシリーズとは無関係なはずのジャガーマンシリーズやポプテピピックにまで飛び火したり、挙げ句の果てにはMUGENでキャラ制作までされる始末。
勝ち取りたいのは分かるがいい加減止まれ
そして時は流れ2021年。
仮面ライダーセイバー35章のワンシーンにて、主人公の神山飛羽真がイザクの魔の手からルナを救うべく、ルナが作り出した光の坂(実際は光の階段)を全速力で駆け上がるシーンが放送された。詳しくはセイバー坂にて。
全力疾走する飛羽真を見てこれを連想した視聴者が続出。当然正面からのアングルもあった。
RAGE OF DUSTの動画のコメに「セイバー坂から来た」や、「ルナァァァァァァ!」というものが溢れ、このシーンにRAGE OF DUSTの曲を合わせたMADもいくつか作られたことで実質第2の止まらないオルガが爆誕してしまった。
因みにSPYAIRのKENTA氏にも認知されており、Twitterにて「面白い」「嫌な思いはしてない」と言及している。
本当にごめんなさい。
更には2023年11月30日。
ソフトバンク 神ジューデンのCMの「止まらない吉沢亮編」の構図が明らかにこれを意識したものとなっている(背景はアストロガンガー寄りでは?という声も。)
このアングルと走り方に加え、CMの最後では「勝ち取りたい。神ジューデン。」という台詞まである上、公式Twitterも「#止まらない吉沢亮」なるハッシュタグをつける確信犯っぷりである。ちなみにITMediaのニュースでも普通にツッコまれた。
スーパーロボット大戦30にて
鉄血のオルフェンズがDLC参戦をはたす。
……が。
オルガのサポートスキルに「加速」と「突撃」が同時にかかるというものが。
···ん?「加速」と···「突撃」?
なんとネタにされすぎて一周した挙げ句、公式がやっちゃいました。
ちなみにスパロボは過去にもやらかした迷言を名言に昇華させた前例がある。
ちなみに同上に登場する中断メッセージにて、オルガが締めに「止まるんじゃねぇぞ…」とフルボイスで発言する。
元ネタがある限り、その先に俺はいるぞ!
このヌルヌルとした動きは、あのチャージマン研!を世に送り出した事で有名なナックが制作したロボットアニメアストロガンガーの25話「ブラスター・デビル ―悪魔の眼―」におけるガンガーとブラスターデビルの戦闘シーン……及びその一部分を切り取ったGB素材動画「走るガンガー」が元ネタ。
70年代の(しかもあのナックの)アニメにしてはあまりにも滑らかな動きを見せてくれるので、一部ファンからは「ナックの本気」などと言われている。
ちなみにアストロガンガーの25話が放映されたのは1973年3月21日であったりする。それから34年後の2017年3月19日オルガが退場したのは何の偶然か。
ライブドアニュースもアストロガンガーのエピソードとそこから派生されたネタに言及しており(参照ツイート)、最後は「肩幅とともに広がりが止まらなくなった。」と締めくくった。
なに関連タグなんか追加してんだよ、団長!
フリージア(楽曲) 止まるんじゃねぇぞ…:鉄血のオルフェンズのネタにされた被害者その2
公式が病気、公式が最大手、公式がやっちゃいました:スパロボ30について。
セイバー坂:似たようなもの
ゴジコンダッシュ:新たな犠牲者
閃光([Alexandros])、連邦に反省を促すダンス:ガンダム最新作にてBBが作られ、ネタにされた第2のRAGE OF DUSTとも言うべき存在。偶然にもこちらも様々な登場人物の名/迷台詞がネタにされている。クロスオーバーのMAD作品も作られている。