紫毒姫リオレイアとは雌火竜リオレイアの特殊個体、二つ名持ちモンスターの一種である。
概要
「陸の女王」とも称されるリオレイアの中でも、特殊な生態と高い実力をもつ個体。
紫毒姫の名に違わぬ、毒々しく紫がかった甲殻と通常個体よりも二回りほど大型化した体躯、尻尾の棘も長く、毒々しい色に変色している。多量の毒を含んだ棘を周囲に向けて射出する遠距離攻撃を備えており、棘を撒き菱の様に散らして、その棘にも強烈な毒を持っている。
毒は通常種を上回る劇毒である。
同じく二つ名モンスターである黒炎王リオレウスと対となる相手でもある。
登場作品のMHXの公式サイトにおいて「デッドリープリンセス」の異名で紹介された。
戦闘
サマーソルトのみならず、尻尾に関連する攻撃に毒が追加され、喰らうと猛毒または劇毒を喰らってしまう。おまけに地面に触れてもダメージ+毒状態に陥れる毒棘をトラップとして設置する。
ただし切断すると、毒棘を設置することが不可能になる。
高空から凄まじい勢いで地上に向かって滑空、着地と同時に前進しながら尻尾で一掃するという彼女の最大の技を持っている。その攻撃は、範囲が広く、簡単に回避できない。
最後に威嚇をするものの、尻尾で激しく振り回し毒棘をばら撒くため、油断厳禁である。おまけにかなり長い劇毒を喰らってしまう。
総じてリオレイアの戦闘能力を尻尾の毒を中心に大幅強化した印象。
厄介なのは「劇毒」の効果。
非常に高いスリップダメージを持って行かれるのは言うに及ばずだが、なんと「毒耐性」では無効化出来ないというある意味対策不能という厄介な性質を持つ(一応毒耐性の効果で猛毒レベルまで弱体化させることは可能なので有るに越したことはない)。
これに火属性やられによる別のスリップダメージまで加われば間違いなく勝負にならない。
幸い火属性やられは火耐性が一定値を超えると無効化出来るようになるが、毒耐性と両立するとなるとかなり装備の幅が狭まってしまう。
また基準サイズがかなり大型化しており、原種の最大金冠サイズに匹敵するサイズでも最大銀冠すらつかないというレベルの基準サイズを持つ。
大型化の代償として動きが全体的に遅くなっているのだが根本的に隙が少なく、サイズが大きすぎて回避も難しい。
また、初期の肉質も全体的に非常に硬く、部位破壊で軟化させて漸く弱点特効が乗るようになるレベル。原種がかなり柔らかい肉質だったことを鑑みるといったい何があったらここまでガチガチの肉質になるのだろうか…?
順当に集会所クエストをこなしていけば恐らく初期解放三種の次、HR3昇級試験よりも前に解放されるだろうが、以上の性質からその段階で戦っていいような相手ではない。
「所詮はリオレイアだし」と何かしらの有情要素を期待しても無駄である。
二種類のスリップダメージ効果(一部は無効化出来ない)に加え、素の火力もかなり強化されているため上位ハンターでも準備を怠れば苦戦必至の強敵である。
一応「尻尾さえ部位破壊できれば希少種よりかは遥かに戦いやすい」、「怒り時の攻撃倍率が誤差レベル」という弱点はあるので、有情要素が無いわけでは無いのだが、それでも危険な相手であることに変わりはない。
関連タグ
モンスターハンター モンハン カプコン リオレイア 二つ名持ちモンスター
黒炎王リオレウス - 雄にあたるモンスター