「ハッ! 笑わッせんじゃァねェよ。『目の中のザグレー』ってなァ!」
プロフィール
人物像
自称・超最強の聖域の盾。ロズワール領の『聖域』を守護する番人であり、原作第四章よりスバルたちと関わっていくこととなる。獣人の血を引くクォーター。
逆立った短い金髪に、額の白い傷跡が目立つ容貌。鋭い目つきは獰猛で、ネコ科の猛獣のような犬歯を持つ。背丈はスバルより低く、小柄であるが、他者に侮らせないぐらいには猛々しい鬼気を纏っている。
外見通りにヤンキーのような直情径行な性格。物のたとえに諺(大半は自作)を多用するのが口癖。
荒っぽい振るまいが目立つものの実は読書家(と言っても英雄譚ばかりだが)で、見た目とは裏腹に思慮深い一面もある。仁義に厚い面もあり、根はそう悪くないことが窺える。
スバル達と同年代かと思われていたが、実はこう見えて14歳。反抗期真っ盛りの思春期少年、そして中二病である。
幼少期に母親に捨てられた過去を持つ。しかしガーフィール当人はその事は全く恨んでおらず、寧ろ母の幸せを心から願っていた。だが、母親は聖域を出た直後に崖崩れで帰らぬ人となってしまう。その残酷な事実を試練で知ってしまい、母の死のトラウマから外の世界を激しく拒絶するようになった。そのため聖域の解放に反対しており、聖域を解放しに来たスバルたちと対立する。しかし紆余曲折を経て己の過去と対峙、そこであの時母が自分達を聖域に置き去りにした目的が自分が幸せになるのではなく、子供達に会わせた事のない父親を捜しに行くためだったこと、そして母親は自分ではなく子供達の幸せを何よりも願っていたことを知る。こうして、聖域から外のトラウマを払拭し、スバルたちとも和解。以降は陣営の武官的ポジションに収まる。
自分が変わるきっかけを作ってくれたスバルやオットーのことを兄貴分として慕っており、3人合わせてエミリア陣営の三馬鹿扱いされることも(実際、書籍の短編集5の中では『三馬鹿が行く! 土蜘蛛編』と三馬鹿呼ばわりされている)。特にスバルのことは「大将」と呼んでおり、中二センスが近いのか話が合う様子。
フレデリカの父親違いの弟。フレデリカとは約10年間一度も会っておらず、再会して見違えるほど成長した姉に戸惑いを隠せずにいる。
戦闘能力
常人を遥かに凌ぐ圧倒的な身体能力を存分に活かした肉弾戦のスタイルを取る。そのパワーはパンチの一撃で大木を容易くへし折ってしまうほど。エルザとの交戦時にはガントレットを装着しており、打撃力の増強と共に、エルザの怪力から振り下ろされるククリ刀を正面から防いでみせた。
また姉同様に獣化することが可能であり、その姿は「巨大な虎の獣人」といった趣のもので、エルザと互角以上に渡り合える普段の状態さえ遥かに凌ぐ戦闘力を発揮する。言わずもがな部分獣化も可能で、作中では腕だけを獣化させて機動力を損なわず腕力を増強させていた。
大地のマナに干渉する『地霊の加護』の使い手。地に足が着いているだけで発動でき、足元からの魔力供給による自己回復や身体強化、地形操作が可能になる。
さらには治癒魔法も会得しており、その練度はベアトリスを上回っている(作者曰くレムが6、ベアトリスが8だとするとガーフィールは10くらいであり、序盤でエルザに腹を切られたスバル程度の重傷なら普通に治せるとの事)。
ガーフィールの最大の強みは異常な耐久力にあり、戦闘で負った多少の傷であれば地面に触れているだけで勝手に塞がり、それで治り切らない大ダメージなら高水準の治癒魔法で全快と、タイマンや長期戦においては驚異的な粘り強さを誇り、彼が聖域の盾を自負する所以である。総じて、年齢に反してその戦闘能力はエミリア陣営でもトップクラスであり、ロズワールにさえ「勝ち目が薄い」と言わしめた。
関連タグ
Re:ゼロから始める異世界生活 Re:ゼロから始める異世界生活の登場人物一覧
ベート・ローガ…中の人が同じ獣人繋がり。荒っぽいが根は悪くない点も共通。
上田竜也…本人及び中の人も言及する程のそっくりさん(実在人物)。
アクセラレータ、爆豪勝己…中の人が同じ。荒っぽい性格や口調、物語が進むにつれて柔らかくなる点、相手を「三下」と呼ぶ点などが共通する。
外部出演
KADOKAWAクロスオーバー映画『劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~』のラストシーンにおいて転校生(ロズワール談)としてオットーと共にシークレットゲストとして出演する。