概要
『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民のために尽くします』通称「ラス為」の登場人物。
プロフィール
名前 | ステイル・ロイヤル・アイビー |
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英名 | Stale Loyal Ivy |
性別 | 男性 |
誕生日 | 7月25日 |
年齢 | 7歳→18歳 |
髪の色 | 黒色 |
瞳の色 | 黒色 |
地位 | フリージア王国庶民→フリージア王国第一王子→フリージア王国次期摂政 |
身長 | 178cm |
特殊能力 | 瞬間移動 |
好きな食べもの | 鴨のコンフィ、ブリオッシュ、紅茶 |
嫌いか苦手な食べもの | 生臭いもの |
騎士団で例える今の強さ | 騎士隊長 |
家族構成 | ローザ(義母)、アルバート(義父)、プライド(義姉)、ティアラ(義妹)、ヴェスト(義叔父)、実母(※) |
CV | 内田真礼(少年期)、内山昂輝(青年期) |
(※)7歳で王族に養子入りするまで庶民として実母と2人暮らしだった。実父は病死している。実父・実母の本名は不明。
人物
「僕が守るよ」(「12.義弟は決意する。」より)
予知能力を覚醒させ王位継承者となったプライドを補佐する為、7歳でプライドの義弟となる。
作中一二を争う頭脳派で、養子入りする以前は自分の名前の読み書きしか出来なかったものの、その後驚異的な吸収力により「国一番の天才」と呼ばれる。
養子入りした際、心を砕き気に掛けられ、対等に接してくれたプライドを、その清廉な心ごと周囲の何もかもから守る事を決意する。
上記のセリフはその表れ。
その為、本当は止めるべきプライドの「救いたい」という意思を尊重し、その上でプライドが身の危険に晒さぬよう策を立て補佐することが多い。
経歴
養子入り以前
フリージア王国の平民として生まれる。名前の由来は、カードもチェスも頭を使う勝負事で負けたことがなかったが、反し争いごとが嫌いだった父親が願いを込めてつけた(ステイルメイト(stalemate)とはチェス用語で「チェックメイトされていないがどの駒も動かせなくなった状態」を意味する)。
しかし父親が病死。母親(CV:中野さいま)と支えあいながら細々と、だが充実した生活を送っていた。
7歳
7歳のある日、優秀な特殊能力を見込まれ城から養子入りの命令を受ける。
たった1人しかいない家族から離れる事を拒否し、暴れたり衛兵に襲い掛かったりしていたが城の命令は絶対の為、王配アルバートより与えられた2週間の猶予後特殊能力で逃げぬよう特殊能力を封じる手枷を付けたまま登城する。
プライドと初対面したその夜、たった1人の肉親と離されたステイルを逃がそうとするプライドの提案を拒否し、そんなプライドに取り入り気に入られ、将来母親と接触を禁じる規定を変え母親と会えるようにする事を決意する。
翌日プライドと従属の契約を結ぶ。幼く親元を離れ、そして慣れない生活が始まった中、対等に接しステイルが寂しがらぬよう気を配るプライドにステイルも救われていく。
他のキャラクターとの関係
ジルベール・バトラー:フリージア王国の宰相。城に来て間もない頃、ジルベールが“特殊能力申請義務令”を施行するため、プライドやアルバート、ローザの悪評を流すところを偶然目撃したため、当初は根も葉もない噂でプライドを貶める彼を恨んでいた。そのため、「自分が摂政になった時にジルベールを国から追放してやろう」という考えから国民全てに好かれるような外面を身に着け、一生かけてプライドを薄汚い大人達から守ると誓うきっかけとなった。一方で、不本意ながら怜悧さや狡猾さといった部分はジルベールを参考にして身につけたものであるため、プライドに「笑顔がジルベールに似てきた」と言われた時はショックを受けている。プライドが許したことで公的にジルベールを排除することができなくなった後も、根に持ち続けているが、当のジルベールからは対抗意識を剥き出しにした様子を懐かない子犬を見るような感覚で愛でられている。なお、後にジルベールとマリアンヌの間に生まれた長女・ステラの名前は、ステイルとティアラが由来となっている。
ヴァル:元盗賊の罪人。ゲームの本来のシナリオではステイルがプライドと交わすはずだった隷属の契約を、本編ではヴァルが交わしている。「特殊能力者の男性」である点も共通している。
パウエル:人身売買組織に捕まっていた少年。組織の壊滅のために潜入してきたステイルによって助けられる。なお、中の人はステイル(少年期)の中の人と実の姉弟。
フィリップ・エフロン:平民だった頃の友人。ステイルが身分を偽って潜入する時に使用する偽名「フィリップ・バーナーズ」は彼の名前が由来となっている。
余談
戸籍上は女王の養子でありプライドとは義姉弟の関係にある2人だが。
これはあくまで王女であるプライドの側に子供の時分から随伴しても問題ない立場にするためであり、2人の婚約を禁ずる意味合いはない。
そのため、プライドに今後恋人ないしはそれに相応しい相手が現れなければ彼がそのポジションに落ち着いても問題ないと作中では語られている(尤もプライド自身は、悪役令嬢モノの定番勘違いとも言える「自分の立ち振る舞いにかかわらず攻略対象は主人公であるティアラを好きになる」と考えており、ステイルの恋心には気づいていないが)。
果たして、彼の未来は摂政なのか、はたまた王配なのか…?
関連タグ
キース・クラエス:『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のキャラクター。「幼少期は庶民として過ごした後、王族・貴族の養子として引き取られ、主人公である女性の義弟となる」「義姉を支える立場・お目付役という役回りを担う」という共通点がある。なお、ステイル(少年期)とキースの義姉は中の人が同じ。
パトリック・アッシュバトン:『悪役令嬢レベル99』のキャラクター。「ラスボス級の強さを誇るプライドと中の人を同じくするヒロインを支える立場・お目付役という役回りを担う」ところはキースと同じだが、こちらは悪役令嬢が忌み嫌われるのはゲーム通りのため、若干役割が重くなっている。なお、こちらはこちらで中の人はステイル(少年期)の声の主…の弟だったりする。