概要
冒頭の説明文にもあった通り「両親は同じだが、諸事情で血が繋がっていない他人」「自分の配偶者の妹もしくは弟の妻」の2通りの意味がある。
また1つ目の意味の派生で「両親に引き取られ、妹扱いになった従妹」などのことを指すこともある(つまり全くの他人ではなく血が繋がってはいる)。
このうち「両親は同じだが、諸事情で血が繋がっていない他人」やその派生形はフィクションにおいては、幼馴染と並んで、恋愛モノの定番中の定番ともいえる属性。
「血の繋がりが無い赤の他人(もしくはただの親戚)なのに妹」「他人なのに一緒に暮らす」という、一見矛盾したシチュエーションが、恋愛要素としてとてつもないロマンを感じさせるのである。
遺伝子上は赤の他人(もしくは法的には近親相姦にならない程度の血縁)である事もあって、恋愛に発展することに説得力を持たせやすく、また恋愛にドラマを入れるために距離感を持たせる場合、家族間だと仲が悪いことにやや不自然さがあるが、この設定ではリアリティが出やすい。更に実妹に比べて特に血は繋がっていないため背徳感もない、という創作する上でのメリットがある。
こういった属性に主眼を置いた作品は「義妹モノ」と呼ばれる。
ちなみに「自分の配偶者の妹もしくは弟の妻」の場合、前者は浮気、後者はNTRに該当しむしろ背徳感は強め。
ちなみに、古来より兄妹モノの恋愛創作物では「実は血が繋がっていなかったので、無事に結婚出来ました」が定番オチとなっており、重度の妹萌えからは義妹は妹モノとして邪道と見られがちである。
そもそも義妹の萌えポイントは「他人なのに兄妹しちゃう」というあくまで他人の部分にこそあるのであり、最初からそれが描かれないとあまり意味がない、と考える人もいる。
もっとも兄妹モノは少しでもリアルでない場合は実際に兄や妹がいる人から突っ込まれることも多く、描く難易度が高い。そのため不自然さをなくすために義妹設定が用いられるのは創作において仕方ないことではある。
創作物などでは『従妹』が登場することも結構ある。実妹と義妹との中間的存在になると思いきや、従兄妹は結婚できることから、ほとんど義妹として扱われる傾向にある。
義妹に該当するキャラクター
※名前で五十音順に並べてください。また、概要の内容上「義妹であることがネタバレに該当するキャラクター」は原則入れないようにしてください。
※☆マークは義兄・義姉と血の繋がりがある義妹(従妹など)
- アーサー・ペンドラゴン(メルヘン・メドヘン)
- アクア(ファイアーエムブレムif)
- 朝霧麻衣(夜明け前より瑠璃色な)
- 在原七海(RIDDLE JOKER)
- アルテナ(ファイアーエムブレム 聖戦の系譜)☆
- 斑鳩(閃乱カグラ)
- イサラ・ギュンター(戦場のヴァルキュリア)
- 和泉紗霧(エロマンガ先生)
- 壱与(天外魔境Ⅲ)
- いちろく(うぽって!!)
- イルビア(農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。)
- 海野幸(カッコウの許嫁)
- 浦島可奈子(ラブひな)
- 瓜生桜乃(ましろ色シンフォニー)
- エステル(ティアリングサーガ)
- エリーゼ(ファイアーエムブレムif)
- エリゼ・シュバルツァー(英雄伝説 閃の軌跡)
- 鍵村葉月(メルヘン・メドヘン)
- 桂木エルシィ(神のみぞ知るセカイ)
- カムイ(ファイアーエムブレムif)
- 川神一子(真剣で私に恋しなさい!)
- 桐ヶ谷直葉(ソードアート・オンライン)☆
- 小日向すもも(はぴねす!)
- サクラ(ファイアーエムブレムif)
- 渋垣茉理(月は東に日は西に)☆
- ジュリア(ティアリングサーガ)
- 白(ノーゲーム・ノーライフ)
- 橘結衣(CHAOS;CHILD)
- 橘瑠衣(ドメスティックな彼女)
- 土御門舞夏(とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲)
- 野々村亜美(くりいむレモン)
- 九十九八橋(東方Projectおよび東方輝針城)
- 堂島菜々子(ペルソナ4)☆
- 成瀬澪(新妹魔王の契約者)☆
- ニノ(ファイアーエムブレム 烈火の剣)
- 羽佐間カノン(蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH)
- フェイト・テスタロッサ・ハラオウン(魔法少女リリカルなのはStrikerS)
- プラム(ティアリングサーガ)
- 松田メイ(あはれ!名作くん)
- 海凪ひより(スローループ)
- 物部深月(銃皇無尽のファフニール)
- リィズ・ホーエンシュタイン(シュヴァルツェスマーケン)
- ルジュ・レッドスター(メタリックルージュ)
- レイナ・ストール(マシンロボ クロノスの大逆襲) - OVA版で判明した。
- 六ノ瀬ツンデレラ(あはれ!名作くん)
余談だが、かつて(エロゲ業界で)妹萌えの代名詞とされた鳴沢唯(同級生2)は主人公とは赤の他人(同居人)である(ただし唯エンディングに限り、親同士も結婚(再婚)するので「妹兼妻」になる。主人公が唯の母親と結ばれて義理の娘になるパターンもあるけど…)。
関連イラスト
関連タグ
兄×妹:義兄×義妹の項目あり
松岡禎丞:義妹と恋愛する主人公を2回(義"姉"も含めれば3回)担当している。