概要
基本的に妹とは対象となる姉・兄より後に生まれた女性を差すが、特殊なパターンとして「年上だけど妹」という例も存在する。
ケース1「弟の結婚相手」
現実世界では最もあり得る例である。
例えば、あるところにAさん(25歳)とBさん(23歳)という兄弟がいたとしよう。ある日Bさんは、Cさんという女性と知り合い、恋に落ちて結婚した。このCさんが26歳以上であれば、当然ながらCさんの方がAさんより年上ということになる。
だが、弟の結婚相手とは基本的に本人にとっての義妹である。故にCさんはAさんから見れば義理の妹であるが、Aさんより先に生まれたということになる。
ケース2「そもそもそういう設定」
人造生命体やロボットなどにおいて、後発の個体の方が先に作られたヤツより明らかに年配というケース。メイン画像の巡音ルカはVOCALOIDNo.3として開発されたが設定年齢は20歳であり、No.1の初音ミク(16歳)やNo.2の鏡音リン・レン(14歳)より上である。
他の例としては、『それいけ!アンパンマン』のロールパンナちゃんもメロンパンナちゃんより後で完成したが、メロンパンナちゃんの懇願により後で生まれたにもかかわらず姉になっている事例などが挙げられる。
近い例としては『鉄腕アトム』のアトムの両親なんかもこれに当てはまる。
ケース3「再び生まれる」
例えばギリシャ神話においてヘスティア、ヘラ、デメテルはゼウス元姉であり妹である。
どうしてこうなったかというと、クロノスが上記の3人を食べ、食べられなかったゼウスがクロノスを倒した時3人が再び生まれたことになった。
余談だが、ポセイドン、ハデスも食べられたため、年上の弟である。
ケース4「上の子だけ時間を超えた」
ファンタジー要素やSF要素の強い作品で稀に見られる例。
姉もしくは兄側の存在のみが未来の時間軸へのタイムトラベルや身体の老いを抑制したコールドスリープを経験し、姉(兄)が意識を取り戻した頃には肉体的な年齢は妹のほうが上回っていた…という例がある。
出生年などは変わらないため、実際の年齢上は入れ替わってないものの、精神的・肉体的な年齢は完全に妹に上回れる。
例としては妹の方は過去の時間軸で成長したが、兄の方が未来の時間軸へ移動したために再会時には年齢が逆転していたONEPIECEの光月日和や、(厳密には血縁の薄い妹分だが)姉側がコールドスリープを経験したFAIRYTAILのミッシェル・ロブスターなどがある。
ケース5「上の子が若返った」
ケース4と同じく、ファンタジー要素やSF要素の強い作品で稀に見られる例である。
時間軸は同じなものの、何らかの薬や魔法などで姉が若返って、見た目だけは妹に見えるというものである。
例としては妹が開発した薬で(性転換した上で)若返ったお兄ちゃんはおしまいの緒山まひろがある。
関連項目
年下の姉:対義語