概要
吾峠呼世晴の漫画『鬼滅の刃』に登場する主人公の竈門炭治郎と彼の同期たち・我妻善逸と嘴平伊之助の三人が、遊郭に潜む鬼の情報を得るため、各々が女装して潜入任務中の姿。単行本9~11巻の辺りになる「遊郭編」で登場する。
なお本稿にある名前「かまぼこ隊」は非公式名称のグループ名なため留意。
遊郭の潜入任務を指揮する上官・宇髄天元が指示し、遊郭内へ深く潜り鬼の情報を得るため、客ではなく禿(かむろ:遊女が使う見習い童女、いわゆる雑用の従業員)として内部から探るのだった。
……のだが、成り行き上で潜入捜査を務める事となったのは竈門炭治郎と彼の同期・我妻善逸と嘴平伊之助の男性隊員たちである。当然、普段の恰好(男装)だと女性社会である遊郭へ潜る事は不可能なわけで、天元の提案により女装する事となる。
そして肝心な、男子が女子になった仕上がりは……
ギョーン
" 天元さん、ぜったいわざとでしょ?! "
傍目からみても(読者からみても)可愛らしさが微塵もない変装……。
この、とんでもねぇ残念な出来映えは、当たり前に雇先の仲居達からは酷評されている。
なお、炭子/すみこ(竈門炭治郎)・善子/ぜんこ(我妻善逸)・猪子/いのこ(嘴平伊之助)が潜入先の店へ雇われた後は、仲居達によりそこそこの見た目へ仕上げられる。中でも例外というか当然に、本人は不服だろうが素顔が美形である猪子は最も有望視される(ただし、諜報の流れとはいえ客の顔面殴打に壁や廊下の損壊など、最も被害が甚大だったのも猪子の雇先であった)。
ちなみに彼らの衣替えを指揮した天元がド下手というわけではなく、むしろ化粧技術はド派手に高い。これについては「ヘタに見目良く仕上げてしまうと要らぬ面倒を起こし、任務に支障が出るのを懸念したからでは?」という考察があり、実際に上述の殴打された客は、猪子を一目見て気を引かれた様子だった。
余談だが、おかげで連載当時は「音柱、まさかのブ〇専……?!」と一部読者の間でまことしやかに囁かれ、この時点で顔を描かれていなかった嫁三人への期待値に不安と困惑が生じる事態となった(その後、まきをの登場により疑惑は無事に払拭される)。
ファンアート・二次創作
上記の経緯へ沿う他に炭子・善子・猪子が初めから可愛らしく描かれた作品も投稿されている(ありがとうございます)。
作品投稿・検索の注意
まず「かまぼこ隊」という名称は、キャラ同士の名前の呼び間違えが由来であり、公の場ではこの呼び方に不快感を示す方もいるため、使い方は時と場合を考えて用いる事が推奨される。
そして作品投稿サイト「pixiv」では、本稿の「かまぼこ隊(遊郭編)」よりも、単語で「かまぼこ隊 遊郭編」とスペースを活用した入力と、部分一致の選択をすれば多くの関連作品が検索できる。
この他、女装の様式を苦手な閲覧者が少なからずいる事実に注意する事を念頭に置いてほしい。また、検索時の目的に沿わない状況も考慮される。
そのためタグ付けや作品説明では、腐向け作品(例・腐滅の刃)の表記、本稿にある「かまぼこ隊(遊郭編)」や関連事項「炭子」「善子(鬼滅の刃)」「猪子」などの表現を用いる事で絞り込み検索・棲み分け・マイナス検索を助ける。
関連項目
炭子 / 竈門炭治郎 善子(鬼滅の刃) / 我妻善逸 猪子 / 嘴平伊之助