善逸伝
ぜんいつでん
※以下、第205話の重大なネタバレを含みます。本誌・単行本派以外の者（特にアニメでこれからを楽しみにしている人達）は閲覧注意。
我妻善逸が書き残した糸綴じの自伝。
子孫の我妻善照が読んで感動していたが、善照の姉の我妻燈子には嘘小説呼ばわりされている。
ちなみに善逸は燈子の印象が残るほど存命している。
ファンブック弐巻の描き下ろし作品で内容が明らかになった。
竈門家に同居後暫く、伊之助が禰豆子と常に仲良く一緒にいる様に嫉妬した善逸が空想に逃げたのが執筆理由であり、「事実に基づく」とされた内容は善逸が身長九尺（270cm）を超えた鳴柱で、炭治郎は借金を作った上に禰豆子を置いて逃げ、伊之助は鬼、実弥は盗っ人で犯罪者、禰豆子はお姫様という無茶苦茶な物だった。予想通りの盛りっぷりである。しかも自分及び禰豆子とそれ以外の人物の説明量に極端に差があるという。
その後、炭治郎の遠慮のない感想と禰豆子に対する助言で生活態度を改めた善逸が改稿した物は、炭治郎は借金を返して善逸の弟子になり、伊之助は子分になっていた。盛っている点ではたいして変わっていないようだが…
最終的には全79巻という膨大な巻数になった模様。善照が読んでいたのはそのどれかであろう。
蛇足だが、空想でも柱になった理由が「強いから」ではなく「かっこいいから」というのが、自身の実力への認識に関して妙なとこで頑なようである。
ちなみに善照だが、数値こそ公表されていないものの描写を見る限りは高身長であり、著者の願望が曾孫の代で叶ったといえるかもしれない（さすがに270㎝はないが）。
(ここから原画展の内容に入ります)↓
事実に基づいているというだけあって剣戟や鬼などの描写は大変巧みかつリアルなものの他の章は極端な説明不足で時系列もバラバラかつ脇役の名前を間違えていることから大変読みづらいらしい。
また、嫌いな人間(禰󠄀豆子に近づく男)は基本的に不細工に描かれるらしい。
さらに言えば、不細工であればあるほど現実ではめっちゃイケメンなんだそう。
本作の主人公。｢かっこいいから｣という理由で鳴柱になっていて、身長は九尺(270cm)。
炭治郎の師匠で伊之助の親分。
外見はシュッとした精悍な容貌で髭も生えている。
本作のヒロイン。善逸の妻で、お姫様。
彼女だけは睫毛の本数に至るまで細かく描写されている。
禰󠄀豆子の兄で善逸の義兄。
初めは借金を作って禰󠄀豆子を置いて逃げていたそうだが、後に借金を返して善逸に弟子入りする。
豚トンカツ。
鬼になっているが、後に善逸の子分となる。
脇役。
詳細は不明だが、とりあえず不細工である。
盗っ人で犯罪者。
それ以外の詳細は不明。
- 善逸の誕生編
- 鬼退治編〜運命の出会い〜
- 天女編〜君のためなら死ねる〜
- 禰󠄀豆子ちゃんのごはんの美味さよ編
- 戦国禰󠄀豆子姫編
- 梅の木の精を愛した男の一生編
- 善逸忍者編〜電光石火の愛〜
- 猪との戦い〜闇の黒い葉っぱが舞う〜
- 美女剣士禰󠄀豆子編
- さすらいの黄金龍編〜禰󠄀豆子を救え〜
- 善逸からぼたもち編
- 必殺秘剣轟善逸編〜伝説の男の両目が光る〜
- 芋大名編
- 鼠小僧善逸編
- 竜宮城編〜永遠の禰󠄀豆子〜
- へそで茶が沸く団欒編
- 一寸先は善逸編
- ピアニスト善逸編〜雨だれの禰󠄀豆子〜
- 神の巫女禰󠄀豆子編
- 善逸の一攫千金ワッハッハ編
- 死闘！善逸大明神編
- 大恋愛☆きらきら善逸編
- 巨匠善逸編〜大先生現る〜
- 君に千年恋をして編〜生まれ変わってもまた〜
- 幸せな人生編〜全ての事実に基づいて〜
善逸は禰󠄀豆子の絵を写真のように描ける男として有名で、｢絵を売って欲しい｣という話が何度もあったそうだが
「誰が妻を売るものかァァァァァァァ!!!!!」
と物凄い剣幕で怒ったらズボンの尻が破けたらしい
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善いと貴方が言ったから、天老日に筆をとる
【注】鬼滅の刃最終話ネタばれ含む ・宇善（未満？）です ・私なりの宇善アンサー、善逸伝アンサー ・大正時代の若い宇善はおりません ご了承いただける方のみ、お読みください。 以下、キャプションという名のrazuの独り言 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ああああああああああああ。本誌…終わってしまいましたね。終わってしまいました…。 はまってたタイミングは遅く、まだ日は浅いのですが、毎日ロスが激しいです。鬼滅の連載が終了した世界線で自分が生きていることが信じられない。 最終話を読むたびに、善逸も宇髄さんも、大正軸の皆が過去の存在になってしまったことが寂しくて仕方がないです。でも、それ以上に現代を生きている彼らが可愛い！特に善照！お前、可愛いが過ぎるぞ！！！！ 個人的には、善逸が『善逸伝』を残してくれたのがとても嬉しかった。 で、思ったのが、私たちが読んできた『鬼滅の刃』ってそもそも『善逸伝』だったのでは？？と。 おいおい吾峠先生の作品だろ！？っていう突っ込みは置いといて。 善照があんなに夢中になり、読みながら泣いた『善逸伝』は、きっと私たちが読んだ『鬼滅の刃』と同じだったのではと思うのです。鬼滅の登場人物たちは、誰を主人公においても遜色ないほど、皆重い人生を背負ってきたと私は思っています。その中で、炭治郎を主人公に設定して書き物を残すとしたら、私は善逸以外にいなかったんじゃないかな、って。 勿論、善逸が「美しく、雷鳴のような美男子の一隊士がいた」みたいな盛っちゃう系の『善逸伝』もとても面白そう（笑）そっちも気になります！ 最終話、鬼舞辻を討った炭治郎らの営みが現代に脈々と続いているさまをみて嬉しかった。でも、同時に大正時代をあのまま生き続けた彼らは、決して安寧の日々ではなかっただろうなと思います。 関東大震災、第二次世界大戦…。 激動の時代をどう生きたのか、そして、どうして善逸は手記を残すことにしたのか、そんなことを考えながら書いたのがこの小説です。（元ネタtweet：https://twitter.com/razuconer/status/1262400716091486209） 皆さんそれぞれに色々な解釈はあると思いますが、まずは私なりに終着点を見つけられて一安心です。 この後は何書こうかな。 天照と、最終話で登場したおばみつ転生？ものもいいかもなーなんて考えてます。12,785文字pixiv小説作品
