概要
北海道の札幌市をホームタウンとしているプロバスケットボールチーム。本拠地は豊平区にある北海きたえーる。
2011年5月に「株式会社北海道バスケットボールクラブ」として折茂武彦によって設立。8月にチーム名が「レバンガ北海道」に決定。
2011年~2013年は「一般社団法人 北海道総合スポーツクラブ」が運営、JBLに参加。設立1年で5位に入る。
2013年~2016年はナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)に変わり、運営は「株式会社北海道バスケットボールクラブ」(2018-19シーズンから「株式会社レバンガ北海道」に改名)に移譲、北海道総合スポーツクラブは引き続きチームの支援に当たった。
2016年からB.LEAGUE1部参入が決定し、東地区への所属となった。
以後、降格せずに現在も活動している。
設立の経緯
2006年4月、運営会社の「ファンタジア・エンタテインメント」が設立、チーム名は一般公募で「レラカムイ北海道」に決定。JBLに2007-08シーズンから参加した。
しかし4シーズンで成績は低迷(最下位、7位、7位、最下位)、更に運営会社の経営も悪化し、選手・スタッフへの給与支払いも遅延するようになったため、JBLによる監査が入った。
そこで2010年1月にファンタジア社が提出していた収支決算報告が虚偽のもので、累積赤字が4億7000万円に達していたことが発覚、社長が辞任。更に後任も2度も1か月足らずで辞めてしまう。
JBLは12月にチーム運営権をリーグ興行権を司る「日本バスケットボールオペレーションズ」(JBO)に譲渡、受け入れられない場合はJBLからの除名も有りうると通達。
ファンタジア社は、翌年1月に自主再建を目指すことをJBL側に申し入れたが認められず、逆にチーム名やロゴの使用権利に関しての定款を「譲渡先に全て渡る」と変更した上で除名された。
スタッフ3名と選手12名はJBOと契約を結んだが、チーム名が「レラカムイ北海道」の商標権を保有しているファンタジア社が無償譲渡を拒否した為、「北海道バスケットボールクラブ」の名称で活動。
ユニフォームはアウェイ用を使用し、チーム名やスポンサー名は隠して使用した。一方で、ファン有志によるチーム存続の署名や募金活動といったチーム支援活動もスタートした。
しかし3月11日の3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生。これに伴いJBLが残りの公式戦全日程を中止、8位で終了した。シーズン終了後、新運営会社をJBLが探しだし、2社が名乗りを上げたが交渉は震災の影響もあって決裂。
キャプテンを務める折茂武彦が「株式会社北海道バスケットボールクラブ」を設立し、継承することを表明したが、JBLは一般社団法人への転換を条件に2011-12シーズンのJBL参戦を承認。北海道スポーツクラブと同名のNPO法人が既に存在するため7月には運営法人名を「一般社団法人 北海道総合スポーツクラブ」に改める。
永久欠番
9 折茂武彦