後志総合振興局
北海道中西部にある地域。一般的には石狩・胆振・空知・日高の各地域とともに道央とされるが、渡島半島の付け根に当たる一部(寿都町・黒松内町・島牧村)が道南に含まれることもある。
2010年に従来の後志支庁を改組して発足。領域は後志支庁と同一である。人口は約19万人。振興局所在地は虻田郡倶知安町だが、唯一の市である小樽市に過半数(約11万人)が居住する。
羊蹄山の周辺(倶知安町、ニセコ町、共和町、蘭越町など)は「ニセコエリア」と呼ばれ、世界的なリゾート地として有名。ニセコとは言うが地域の中心都市はニセコ町でなく倶知安町である(狩太という町が広域地名である「ニセコ」を名乗ったためこうなった)。元々は畑作を中心とした農業地域だが、スキーシーズンは欧米人の観光客で賑わい、日本語が通じないホテルや店があるほど。
小樽市や余市町などは札幌市の都市圏に含まれる。小樽は戦前は本州方面・ロシア・樺太と結ぶ北海道の玄関口として20万人を超える人口を誇ったが、戦後は樺太を失い、北海道の玄関口としての役割も苫小牧・千歳に移り斜陽化が進んだ。市内には今も小樽運河をはじめ往年の繁栄を物語る多くの歴史遺産が残されている。
積丹町や古平町などの積丹半島は漁業が中心産業で、古くはニシン漁で栄えたが、現在は過疎化が著しい。
主な自治体
- 虻田郡俱知安町、ニセコ町、京極町、喜茂別町、留寿都村、真狩村
- 岩内郡岩内町、共和町
- 磯谷郡蘭越町
- 寿都郡寿都町、黒松内町、
- 島牧郡島牧村
- 小樽市
- 余市郡余市町、仁木町、赤井川村
- 古平郡古平町
- 積丹郡積丹町
- 古宇郡神恵内村、泊村
関連タグ
南西: 檜山
南: 渡島
西:石狩
南東:胆振