留萌振興局
北海道の14振興局の一つ。振興局所在地は留萌市。2010年に留萌支庁を引き継いで発足し、この際に天塩郡幌延町を宗谷総合振興局へ移管した。
酪農と漁業が主産業だが、小平町は稲作、増毛町は稲作とサクランボ・ブドウ・プラム・桃などの果樹栽培も盛ん。また、増毛町は道内有数の老舗の酒蔵・国稀酒造が有名である。海洋性気候のため、夏は涼しく、冬の冷え込みもそれほど厳しくないものの、風が強く、吹雪となる日も多い。
道南を除く北海道の中では早く開けた地域で、江戸時代後期から明治期にはニシン漁で栄え、大正期から昭和30年代には石炭生産が栄えた。高度経済成長期には留萌市を中心に対ソ連貿易が栄え、カズノコ、タラコ加工業や北洋材の輸入による木材加工業が盛んだった。
しかし、現在ではその全てが衰退してしまい、過疎化が著しい。過去4万人を数えた留萌市の人口は半減し、他の管内自治体の人口も軒並み最盛期の半分以下になっている。
管内の自治体
増毛郡 増毛町
留萌郡 小平町
関連タグ
北: 宗谷
南: 空知
南西: 石狩
西:上川