概要
北海道を道央・道南・道北・道東に4分したうちのひとつ。概ね次の地域を指す。
地図を見ればわかるが、「道央」と呼ばれるこれらの地域は地理的には北海道の西寄りであって中央部とは言い難い。地理的に北海道の中央に当たるのは上川管内南部の富良野地方や旭川市である(観光ではこれらの地方を道央に含めることがある)。また、北海道の中でも地理的に南寄りの胆振・日高地方は道南に含めることもある。
地理的にはともかく、行政・社会的には道都・札幌を擁する道央は名実ともに北海道の中央部である。全体に人口希薄な北海道にあって、巨大都市化した札幌の人口は圧倒的で、北海道の半分以上となる300万人以上が道央に住んでいる。もっとも、その殆どは札幌〜苫小牧とその周辺(JR千歳線沿線)に集中していて、札幌から遠い地域は過疎化が進んでいる。特に炭鉱が閉山して久しい空知地方は過疎化が著しい。