概要
北海道の積丹半島の付け根に位置し、後志総合振興局(旧後志支庁)の所管で余市郡に属する。
地名は「温泉のある地」を意味するアイヌ語「ユウヲチ」に由来。
北方で日本海(石狩湾)に面し、小樽市、赤井川村、仁木町、古平町と隣接。
道庁所在地の札幌市からは60km、千歳市と苫小牧市にある新千歳空港からは100kmの位置にある。
1900年に町政移行。
古くから漁業が発達し、特に江戸時代から昭和時代中期までニシン漁で大いに栄えた。
明治時代以降は本州からの移住者によって開拓が進み、特にリンゴやブドウを中心とする農業が基幹産業として発展した。
1934年に竹鶴政孝がニッカウヰスキーを創業し、以降ウイスキーやブランデーなどの名産地としても知られる。
また海岸部は奇岩の多い景勝地となっており、海水浴やニッカの蒸留所目当ての観光客が多く訪れる。
鉄道はJR函館本線の余市駅があり、車道は後志自動車道と国道5号・229号などが通る。