「見てみたいんだ。あたしの歌が作った、あたしの歌を」
プロフィール
年齢 | 20歳 |
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誕生日 | 12月9日(射手座) |
身長 | 164cm |
出身 | 北海道旭川市 |
血液型 | O型 |
好きな食べ物 | あんみつ、焼肉 |
趣味 | 読書とスポーツ観戦 |
イメージカラー | 青 |
声優 | 夕莉 |
概要
トゲナシトゲアリのギター担当。「脱退」のひと。
プラチナブロンドに染めたセミロングの髪と、銀色の瞳が特徴。染め直ししてないのか、現在はピンクブラウンの地毛が覗き始めたプリン頭になっている。
高校時代はポニーテールだった。当時は見た目も性格も陽気で前向きな雰囲気であり、現在の姿はローテンションでやさぐれた印象を与える。
ソロのストリートミュージシャンで、年齢は20歳。サバサバとしていて、男勝りな性格。女の子っぽい恰好が嫌いらしく、中性的でラフな服装を好んでいる。公式サイトの「運動部の頼れる先輩といった雰囲気」という紹介の通り明るく面倒見がいい姉御肌…ではあるのだが、一方で意外とダメ人間な部分があるため仁菜たちに呆れられることも間々ある。
酒が好きだが飲みすぎで二日酔いになったり、冷蔵庫の他人の名前が書かれた物を勝手に取るなど音楽以外は適当に思えるが、都会で何年もやってきているので、ある程度の生活力は備えている。
ダイダスの初期メンバーから「ももかん」、ミネから「モモちゃん」などの愛称で呼ばれる。
実は、悲鳴を上げて物を投げるほど蛇が苦手。
バンド内ではギターに加え、作詞作曲と練習の指示出しを担っており、リーダーポジションである。メジャーデビューに漕ぎつけたバンドの経験者であるため指示や考えは的確だが、レコーディングで何度もリテイクしたりと、良く言えば真面目で悪く言えばスパルタなようだ。
仁菜、すばると組んだバンドの名前を「新川崎(仮)」に決めたあたり、ネーミングは適当なようである。
脚本家の花田氏曰く、トゲトゲメンバーの関係を家族に例えたら桃香はお父さん役とのこと。
動向
元は高校時代の軽音部の仲間と、「ダイヤモンドダスト」というガールズバンドを組んでいた。しかしメジャーデビューの際にある理由(後述)から脱退し、ストリートミュージシャンに転身した。
転身後はバイトの傍ら、男性の友人・華男とルームシェアしながら路上ライブ活動を続けていた。しかし本編開始の時点で限界と感じており、帰郷を考える。そしてダイダスの曲「空の箱」をカバーしたライブで、上京してきたばかりの少女・井芹仁菜と出会う。
仁菜はインディーズ時代のダイダスのファンで、特に「空の箱」を「自分のテーマ曲」と語るほど入れ込んでいた。当時のボーカルで作曲者である桃香は仁菜にとって憧れの人で、自分に勇気をくれた人物だった。
都会に来たばかりで右も左も分からない仁菜の世話を焼く桃香は帰郷を伝えるも、彼女に強く引き留められる。初めは帰郷を撤回しなかった桃香だが、仁菜が「空の箱」を歌う姿に感銘を受けたことから音楽を続けると決意。彼女をボーカルに、ドラマーとして安和すばるを加えてスリーピースバンド「新川崎(仮)」を結成する。
仁菜へのプレゼンで創造性の違いを愚痴ったり、自身の脱退後に人気バンドとなったダイダスを気にする素振りを見せるなど、過去を振り切れていないようだ。
現ダイダスの方向性に不満を抱えていると予想されているが、結成当時の「おばあちゃんになってもずっと同じメンバーでいる」という方針に背を向けたことに負い目を感じている。これが彼女の心に影を落としており、不満を抱きつつも飲み込んでしまっている。
すばる曰く、根っからのミュージシャンではあるが演奏が終わると我に返り、現実に悩んで色々冷めてしまうとのこと。更にストリート時代から「自分の作る歌は売れない」と思い込んでいるようで、失敗を恐れて逃げ腰になっている節がある。
こうした背景もあり、トゲトゲの発起人にもかかわらず仁菜たちがプロデビューを本気で視野に入れ出すと、バンド脱退を決めてしまう。脱退のひとはやはり脱退のひとだった。
しかし悲観的になって逃げようとする桃香の行動は、かえって仁菜に火を点けるだけだった。
多くの人が予想していた通り、ダイダスから抜けたのは事務所が決めた方針(アイドルバンド)に納得できなかったため。なお脚本の花田十輝は放送後のインタビューで、当時の桃香は他のメンバーを中退までさせてまでバンド活動に駆り立てたこともあり、バンドが売れないプレッシャーを1人で背負い込んでいたと語っている。
トゲトゲのプロデビューという方針が出た途端に脱退を決めたのは、実は仁菜を守る意味もあった。
仁菜に現ダイダスの姿を見せて過去を語った桃香は、彼女の頬を撫でながら心の内を明かす。
初めて一緒に行った路上ライブで、仁菜の姿は売りや流行に囚われない、純粋に好きで歌っている当時の自分と同じだと感じた。そんな彼女の歌に感銘を受けたからこそ、かつての自分と同じ轍を踏んで後悔と自己嫌悪を感じて欲しくなかった。仁菜とバンドを組みたいと思ったのも、ただ横で自由に歌う彼女の姿を眺めていたかったからだった。
そんな想いを明かされた仁菜は桃香に、自分は「桃香の歌に救われた自分自身である」と告げ、「(桃香の)思い出に閉じ込めないでください」と強く呼びかける。
それから後を追いかけてきたかつての仲間たち…ダイダスメンバーから桃香は逃げようとするが、仁菜の捨て身で阻止される。だがそのお陰で桃香はナナ・リン・アイの想いを知ることができ、結果としてトゲトゲとダイダスで背中を押し合えるライバルという新たな関係性を築いたのだった。
そしてその帰り道、仁菜から「やっぱり私、桃香さんが好きです」と優しく告げられた桃香は、彼女の変わらぬ想いを実感してハンドルを握りながら涙を流す。そんな桃香の泣き声を仁菜は、カーラジオの音量を上げることで、そっとかき消すのだった。
この一件以降はバンドのリーダーとして、芸能事務所社員・三浦潮美との交渉やフェスの準備など、バンドの大事な場面で指揮を執るようになっている。また自身の曲に対する意見をメンバーに求めたり、仁菜とじゃれ合うなど本来の明るく真面目な性格を取り戻している。
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