「怒りも喜びも悲しさも、全部ぶち込めるのが、バンドのいいところ!」
プロフィール
年齢 | 17歳 |
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生年月日 | 4月27日(牡牛座) |
身長 | 158cm |
出身 | 兵庫県神戸市 |
血液型 | AB型 |
好きな食べ物 | パクチー、ピーマン、レモン、酸っぱい系 |
趣味 | ゲーム |
イメージカラー | 緑 |
声優 | 美怜 |
人物
トゲナシトゲアリのドラム担当。「嘘つき」のひと。
腰まで伸ばした黒髪と紫紺の瞳、切り揃えた前髪と頭頂部に伸びるアホ毛、左耳の上に結んだ白いリボンが特徴の美少女。
有名女優・安和天童の孫娘で、「すばる」という名前も祖母が出演した同名の映画から取られている。アクターズスクールに通っており、有望株としてCMなどにも出演経験がある。なお、学友や祖母の前ではお嬢様口調を使っている。
芸能界に身を置いているためか世渡り上手で愛想が良く、仁菜や桃香と比べると社交性は高い。しかしそれは表向きで、素は気が強く負けず嫌い。普段は空気を読み、気さくに振る舞うが、仁菜の面倒くささを前にした際は辛辣な態度が漏れる。真正面からぶつかりたがる仁菜と比べると、問題や議論は水面下で根回しをして勝算をあげたがるタイプである。
それなりに稼ぎがあるのか、ロフト付きのおしゃれなマンションで一人暮らししている。趣味はゲームで、暇な時はプレイに没頭している。
外に居る際は制服を一貫して着ているが、これは本人曰く「何かと都合がいいから」とのこと(彼女はあくまでアクターズスクールの生徒であり、学生ではない)。
芸能活動が長いこともあってか観察眼や洞察力に優れており、桃香・智の葛藤を見抜いたり、彼女らとの関係に戸惑う仁菜へアドバイスをしている。
11話では、彼女がドラムに興味を持ったきっかけが明かされた。
昔行ったフェスで、あるバンドのドラム担当が発した「メンバー全員の背中見て頑張ってます」という言葉を聞き、自分の気質によく合うと共感を覚えたことがきっかけ。また、ドラムはいいストレス発散になるとも話している。
智のペットのヘビを気に入っているらしく、智とルパの部屋のエアコンが故障した際にヘビの世話を引き受けている。この時は、肩にヘビを乗せたりもしていた。
仁菜と対照的な彼女の性格は家族との関係が大きく影響しており、周りの顔色を窺って育った。皆にいい顔をして合わせていれば答えを先送りにしても大丈夫、ということを早々に学んでしまったらしい。
そういった部分が露骨に見えると仁菜はどうしても腹が立ってしまうため、すばるによく噛みつきたがる。花田氏曰く、すばるは自分の問題を器用に後回しにしてしまう性格を客観的に理解しており、嫌に感じている。そのため仁菜の正論モンスターぶりを面倒と思いつつも、同時に憧れや尊敬に近しい感情を抱いているそうだ。
新川崎(仮)のライブで着用したTシャツの背中には「プレア」と書かれており、スタッフ曰く8話で仁菜と桃香の喧嘩に驚く観客に対し「撮影でーす」「お騒がせしまーす」などと誤魔化すところが、台本では「プレアでーす」と締めくくるオチだったが時間の都合でカットせざるを得なかった。
ED映像では、ルパに髪を切ってもらってセミロングになる姿が描かれている。
スタッフのコメント
花田氏によればトゲトゲメンバーを家族に例えると、すばるは父(=桃香)と長男(=仁菜)の喧嘩を仲裁する「長女」にあたるらしい。実際、作中ではぶつかりがちな2人を仲裁する緩衝材的な役割を担っており、花田氏は「仁菜も桃香も不器用なので、器用に立ち回れるバランサーが必要だろうなと考えた」とコメントしている(オタク総研のインタビューより)。
そんなすばるであるが、ディレクターの酒井氏曰く当初はもっと知的で「人によってはずる賢いと感じるキャラクター」を想定したが、美怜氏の声が入ったことで今の形に落ち着いたと語っている(Anime Recorderのインタビューより)。
作中の動向
桃香の勧誘を受けてバンドに入るも、気難しく直情的な仁菜との距離の詰め方に苦労することとなる。空気を読んで気を遣っても逆効果となり、挙句に仁菜から色々と決めつけられて逆恨みされたため、自分の本質を分かってもらおうと本心を打ち明ける。
アクターズスクールに通っているすばるだが、実は彼女は役者になるつもりが一切無かった。
祖母である天童は世間的にも名の知れた女優だが、家族にはこの仕事を嫌われてしまっていた。そんな時にすばるだけが褒めてくれたため、天童は孫娘を心の拠り所にしてしまう。いつか共演をしたいと、すばるを役者として育てることを決める。
役者には興味が無かったすばるだが、祖母の演技ではない本当の笑顔を見て、裏切ることができなかった。なので、スクールに実際に通って演技の才能が無いことを知ってもらえば祖母も諦めてくれるだろう…と考えたのだが、皮肉にもすばるは役者の素質があった。更に血筋の関係で特別扱いされ、周囲からも期待されるようになって余計に追い込まれてしまう。
そんな中、先述のきっかけからドラムをやってみると音楽が思いのほか好きであると気付き、本当にやりたいことを見つける。だがそれは、役者として期待を向ける祖母とケジメを付けなければならないことを意味しており、すばるは思い悩む。
4話で仁菜から「嘘は良くない」「本当のことを言った方が良い」と促され祖母に打ち明けようとするが、最後の最後で祖母に肩入れした当の仁菜から邪魔されてしまい、心底うんざりしている模様。
因みにバンド名候補には「ドリームガール」を挙げたが、音楽性と乖離していたため仁菜と智から即却下を食らった。
話が進むにつれて、喧嘩する仁菜と桃香を小馬鹿にしたり、ドン引きする周りを宥めたりする一方で、桃香と2人きりでフェスに受かったことを話したり、智とルパが最初からプロ志望だったことを仁菜に教えて肩を持ったりと、空気を取り持ったりするムードメーカー的な立ち位置を担うようになる。
フェスに向けて準備を進めている途中、祖母からオーディション紹介のメールを受ける。悩んだ末に「やりたいことを見つけた」と断った。
後のライブシーンでは、盛り上がる観客たちに紛れて祖母が見に来ており、温かい面差しですばるを見守っていた。
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