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秋原雪花

あきはらせっか

秋原 雪花(あきはら せっか)とは、『勇者であるシリーズ』のゲーム『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』に登場するキャラクターである。闇メガネではない。
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概要編集

「私は生きるよ。どんな手をつかっても。それが悪いことだとは思わない」


西暦の時代に、北海道、旭川市のカムイコタン周辺で戦っていた勇者。明るく社交性の高い性格で、友人の多い中学2年生。笑顔は絶やさないが、その裏では、かなりクレバーで計算して立ち回る事が多い。

(『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』キャラクター紹介)


プロフィール編集


偶然か否かは不明だが、誕生日は『勇者の章』にて天の神が襲来した日、すなわち最終決戦の日である


人物像編集

古波蔵棗と同様、スマートフォンゲーム『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』のオリジナルキャラクターであり、その他の作品には登場しない。ただし、『乃木若葉は勇者である』の劇中には「北方の大地と南西の諸島に生存者の反応がある」との台詞があり、存在自体は仄めかされていた。


乃木若葉白鳥歌野らが生きた西暦の時代に、北海道旭川市カムイコタン周辺で戦っていた勇者。

『花結いの章』第5話「勝利への決意」にて、古波蔵棗と共に初登場。前述の通り、本来は結城友奈達とは加護を受けている土地神の系統が異なるのだが、今回は神樹と北海道・沖縄の神々が同盟を結ぶことになったため、その流れで参戦することになったらしい。

平時は同じく『ゆゆゆい』がデビュー作となる棗と行動を共にしている場面が多い。


アンダーフレームの眼鏡と白いカチューシャが特徴。明るく社交性の高い性格。時折「~にゃあ」という語尾をつける話し方をする。

笑顔は絶やさないが、普段の言動は飄々としていて掴みどころがない。座右の銘は「ギブアンドテイク」で、裏ではかなりクレバーで計算して立ち回る事が多い。本人も「勇者って性格じゃない」ということは自覚している。

とはいえ決して腹黒い訳ではなく、勇者としての責任感は節々に見られ(被撃墜時には「…そんな…! 私は、勇者なのに…!」と脱落を悔やむ姿が見られる)、SR「槍投げ特訓 秋原雪花」の固有台詞でも励ましの言葉に続いて「(励ましだけじゃ)無責任かな」とこぼしており、一度関わった以上はきっちり踏み込んで関わり抜くタイプ。また、恩を受けられると恩で返さないと気が済まなかったり、愛媛編では攻勢に出たがる球子に対し堅実に守勢に回るべきだと自分の意見を述べながらも「(故郷を案ずる気持ちは)理屈じゃない」と理解を示すなど思いやりもある。

一方で自分が中心になるのが苦手という一面もあり、参入直後は仲間達の輪の中に積極的に入ってこようとしていなかった。曰く、「心を許せる友達はいなかった」「利用されてるって感じ」だったらしく、自分の事を友達と言ってくれた友奈の態度に「優しさがしみる」とつぶやいていた。このような言動から、地元では支えてくれる仲間に恵まれず、ずっと孤独で戦い続けてきた事が窺え、自分が中心になるのが苦手なのも、勇者として打算含みで持ち上げられる日々によって最近になって培われた可能性がある。

やがて異世界での勇者部の仲間達との日常に愛着を抱くようになるが、反面、それが却って元の西暦世界に対する想いを薄れさせている節も見られる。香川での戦いが最終局面に差し掛かる頃には「もう北海道に帰りたくないな。あそこは寒いよ、色々と……」とまで零すようになり、以降、戦いの大きな節目を迎える度に複雑な表情を見せている。

以上の経緯から、「その内裏切るのでは?」と懸念するプレイヤーもいるが…?


旭川市出身というだけあって醤油ラーメンが好物で、ひそかな野望として「うどん県の香川にラーメンを布教すること」を挙げている(本人いわく「そういうの(布教)は得意」)。実際に彼女がうどん調理担当として登場すると、大成功で出るものは旭川ラーメンである。一方で樹の「スペシャルうどん」を前にすると、彼女は「用事を思い出した」と言ってその場を去ろうとしてしまう。結局食べることになったようだが。


いわゆる歴女であり、各地の城を巡りながら当時に思いを馳せるのが大好き。作中では同じく歴史好きの鷲尾須美東郷美森に北海道の城(五稜郭)の話をする場面がある。本人いわく「(過去の人間達が)どう生きてどう死んだのかが自分の生き方の参考になるし面白い」とのこと。


裁縫の腕前はかなりのもので、文化祭イベントでは、一同の衣装を仕上げる活躍を見せている。「ファッション好きで、こういうこともやっていた」とは、本人の談。

また、他人のコーディネートをするのも好きであり、曰く「素材はいいくせにおしゃれに無頓着な子を見るといろいろやりたくなる」との事。ファッション関係の仕事に憧れた事もあったらしい。


クリスマスイベントにおいてからは貧乳認定を受けていることが明らかになっているが、あのメンバーの中で「大きい」人達がブッ飛んでいるだけであり、勇者服の立ち絵を見れば、同年代としてはむしろ「ある」方であることがわかる(これは同時に貧乳認定が判明したもう一人にも言える)。

ただし、普段はゆったりした服装を好んでいるため、日常でそのスタイルの良さが取り上げられる場面は少なめ。


作中では数少ない麻雀ができる人物の一人でもある。


ちなみに彼女の出身地を見れば当然だが、寒さには強く他のメンバーが寒さで動けなくなる中涼しい顔をしていた(これは彼女に限らず、歌野や杏も平気だった。東郷はどこぞの雪中行軍のような言葉を口走り別世界にトリップしていた)。

一方で、台所の黒いアイツはダメ(北海道にヤツは生息していないので猶更耐性がないのであろう)。また、水泳もあまり得意ではないようだ。北海道の夏は短い上に彼女は内陸部出身のため、水泳が苦手なのは仕方ないかもしれない。さらにラーメンは作れるようだが料理に関してもそれほど得意ではないらしく、林間学校イベントでは水都以外に料理のできそうなメンバーがいないとコメントしていた。


長らく唯一の眼鏡キャラであったが、後に勇者ではないものの眼鏡をかけた人物が登場する事になり…

「いやーーっ!勇者部唯一のメガネキャラの座が奪われるぅ!アイデンティティの危機よぉー!」

雪花「ハァ~……かけたきゃ、どうぞ御自由に」

(登場が発表される直前に公開された『石紬ぎの章』35話で眼鏡をネタにされた時のやり取り)


勇者としては編集

秋原雪花

「秋原雪花、そこそこにやりまっせ!!」


モチーフとなる花は「ペチュニア」。変身後はアイヌの民族衣装を彷彿とさせる衣服となる。武器は投げ槍で、遠距離と近距離の両方に対応できる。

精霊は「桂蔵坊」。後に追加されたSSRカード「トラディショナルスタイル 秋原雪花」では「コシンプ」が登場した。


雪花が加護を受けている北海道の土地神(カムイ)は、神樹を構成する神々とは系統が異なるため、精霊とテレパシーで会話できるなど独自の能力を持つ。

HERE I AM

2020年8月25日のUR実装に伴い、切り札に相当する姿が登場。

武器が大きく変化し、銃口を隠した攻防一体の巨大な手甲となっており、そこから槍の穂先が蛇腹状に伸びている。

顔の右半分はコシンプを思わせる仮面に覆われている。そのどこか禍々しいデザインや、雪花の性格からして仮面という時点で不吉という点から、情を捨てて闇堕ちした姿にしか見えないという声も…(ゲーム中ではそのような言動はないのでご安心を)


ゲーム中での性能編集

ストーリーをある程度進めるかガチャで入手が可能。

遠距離型だが彼女の最大の個性は遠距離型最大のCT率と圧倒的な手数

前述の個性のおかげで他の遠距離型キャラを寄せ付けないほどの火力を得ている。

このゲーム、CTで敵を倒すたびに敵の出現総数が減少していくためCTを鬼のように連発できる彼女がいれば大抵のステージのスピードクリアが可能なほど。特に同じく手数に特化したと組ませようものなら「近接組の出番がほぼ皆無」「相性次第ではステージボスすら単騎で秒殺」という圧倒的手数が実現する。

それを理由にサービス開始後に付いたあだ名が

通称:「闇眼鏡」(カードの大半が闇を連想させる紫属性だったことと、仄暗い背景設定から)

※なお、本ゲームの属性は色で決まっているため、闇属性は存在しない

難点は低い防御力と吹っ飛び耐性。また必殺が使いづらく倍率も低いため通常での殴りに特化しているともいえる。


関連人物編集

参戦して間もない頃、人懐っこい人が多い勇者部に戸惑った雪花を気遣い、部屋を貸してくれた。

その件と、「普段のツッコミが冴えている」という理由からバレンタインイベントでチョコを渡した。

城好き仲間。

周囲からはいつの間にか距離が縮まったように見えたようで、土居球子に指摘された事もある。

同じ誕生月かつ同じように自分を出せない性分から、誕生日イベントにて気が合う一面を見せた。

親戚が農家という事で彼女の農作業を手伝う羽目になる事が多い。ただ雪花自身は何だかんだ言いつつ付き合ってくれる。

常に農業が頭の中心にある彼女のファッションセンスには呆れており、1周年イベントにて「農業をするアイドルユニットを作る」などの例えでファッションに興味を引かせようとした(ちなみに中の人はアイドルだったりする

前述したように、行動を共にしている事が多い残念ニヒル。

彼女には男装が似合うと評している。


関連項目編集

結城友奈は勇者である





























































































※以下花結いの章29話「選択」以降、『秋原雪花の章』のネタバレ注意












赤嶺友奈から遂に自分達の結末を知らされた雪花は、案の定元の世界に帰らない事を宣言

しかし、その後は他の仲間達の意見を聞いて回り、運命を前にしても帰る宣言をした仲間達を「真なる勇者」「いい奴すぎ」と感心するなど、意外と穏便に立ち回っていた。

それでも、「最悪邪魔しなきゃいけなくなる」などの不穏な台詞は残していたが。


「命を守るためなら見苦しくもなるよ。それが悪いことだとは思わない」


そして、時同じくして『秋原雪花の章』が解禁。

彼女が辿ってきた出来事が、遂に明かされる事になる。


バーテックス襲来時に山中の史跡を見に行っていた雪花は、山のカムイから力を授かり勇者となったのだが、既に旭川の被害は大きく、バーテックスの襲来早々に両親を亡くしていた(かなりのショックであったらしく、ゆゆゆいの自己紹介で家庭に関して訪ねられた際は、はぐらかしていた)

孤軍奮闘する中で、保身のために弱者を切り捨てようとしたり勇者さえ利用しようとする醜い大人達に内心失望しており、自分が一人生き残るために密かに避難用の洞窟を掘っていたほどだった。

そして、バーテックスのキリがない数の暴力を前に、遂にはお役目を放棄しようとしてしまう…


どうしようもないほど救いがなく頼れる人もいない世界で、醜い大人達の姿を何度も見せられた末、自分もまたその醜い大人達と同じ事をしかけてしまうというのは、何とも皮肉で、そして重い話である。


なお、『秋原雪花の章』に登場した精霊は、先に登場した桂蔵坊ではなくコシンプであった。


花結いの章30話では、造反神の襲来を前に意見をまとめるべくそれぞれの思いを決闘形式でぶつけ合う事になったが、その結果として雪花は、わがまま言っている自分に恥ずかしさを感じ、帰る時になったら帰ると宣言。

一部プレイヤー達の「裏切るのでは?」という予想は杞憂に終わったのだった


そして、花結いの章31話(最終話)。

造反神を撃破し、遂に別れの時を迎える事になった雪花は、勇者部の仲間達の名前を忘れまいと口にしながら、神樹の世界を後にしていく。

最後まで、笑顔のままで。

Akihara Sekka - 秋原 雪花 : Farewell

「…もう、寒くないや」


その後、棗は元の時代で生存していた事が判明したため、雪花にも生存していて欲しいとファンから願われているが、果たして…?

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