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高嶋友奈

たかしまゆうな

高嶋 友奈(たかしま ゆうな)とは、『勇者であるシリーズ』第3弾のイラストノベル『乃木若葉は勇者である』に登場するキャラクターである。
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概要

「みんなで一生懸命頑張れば何とかなるよ!」


「勇者」の一人。勇者チームのムードメーカー。明るく元気いっぱいで、他人の気持ちに敏感、周囲に気を遣う子。自分が選ばれた事を誇りに思い終末戦争に身を投じる。武道経験あり。人の話は全力で聞くが、自分の身の上話などは、あまりしようとはせず、私生活などにおいては謎も多い。

(『乃木若葉は勇者である』キャラクター紹介)


プロフィール

※血液型は『花結いのきらめき』のキャラクター紹介によるもの。『乃木若葉は勇者である』の公式サイトでは「データ無し」とされている。


人物像

明るく元気いっぱいで、誰とでも仲良くしようとし、他人の気持ちに敏感。

そして周囲に気を遣う心優しい性格で、友達や家族想いの一面を持つ。当初は何かと衝突が多いチームの潤滑油的な役割を担っていた。

誰に対してもちゃんづけで呼び、乃木若葉を「若葉ちゃん」、上里ひなたを「ヒナちゃん」、郡千景を「ぐんちゃん」、土居球子を「タマちゃん」、伊予島杏を「アンちゃん」と呼んでいる。

人の話は全力で聞くが、自分の身の上話などはあまりしようとせず、私生活などについては謎も多い。これについては、本人曰く「気まずくなったり言い争ったりするのが嫌なだけで全然自分を出せない」との事。そのため彼女の人間関係は意外にも「広く浅い」もの。

『新米勇者のおしながき』にて骨付き鳥論争に巻き込まれてしまった際は、白黒はっきりつけたい一同に振り回され外出中だったひなたに電話で助けを求めていた。


ゆゆゆいで書かれた日常である「自由のための聖戦」ではそんな為に恋愛経験もその様な関係を想像した事が全くないのか杏が読んでいた男と女の深い関係を書かれた内容の小説を読むと言葉が出なくなり赤面。一度は治まったがこんなことやあんなことを想像した際に再び顔が赤くなる程に動揺してしまった。


武道経験を有しており、『新米勇者のおしながき』によれば丸亀城の境内を毎日20周しているという。そのせいか無茶をして病院送りになっても度々抜け出して戦闘に復帰している。

なぜか耳かきもうまく、若葉をして「技術だけならひなたより上」と言わしめた。ただしマッサージについては球子曰く「ドS」らしい。

出身地を見ればわかる通り、西暦の時代に四国で活動していた勇者の中では唯一出身が四国ではない(『花結いのきらめき』にて、バーテックスが初めて出現した日に四国にやってきたと語っている)。小さい頃は神社の境内でよく遊んでいたらしい。

『花結いのきらめき』では千景から「聖人」「神」と評され、『新米勇者のおしながき』では大手柄を讃えられて一同から拝まれるなど、まるで神様のような扱いをされる事もある友奈であるが…


勇者として

Takashima Yuuna勇者パンチ!
通常時切り札(一目連)使用時
私は・・・・高嶋友奈は、みんなが大好きだーーーー!!
切り札(酒呑童子)使用時

勇者衣装のモチーフは「」で、戦闘時は手甲である「天ノ逆手」を駆使した徒手空拳で戦う。

「勇者パンチ」が得意技で、接近戦における戦闘能力は若葉を超えるほど(アニメで組み手をした際は投げ技でこそ若葉に圧倒されたが、殴り合いでは互角の勝負を繰り広げている)。

勇者適正も西暦時代のトップレベルであり当時の切り札的存在でもあった。勇者適性の高さは幼い頃から神仏と身近に接していたおかげではないかと推測されており、『花結いのきらめき』にて天馬美咲が「とても神聖な力を感じる」と評したほど。

さらに彼女には他の勇者にはないとある機能が実装されている。


精霊は「一目連」及び当初は封印されていた「酒呑童子」。劇中で最初に「切り札」を使用した勇者であった。


最初に使用したのは一目連。左目がバイザーのようなもので覆われ、猛スピードでの連続パンチを浴びせられるようになる。名付けて「千回連続勇者パンチ」。

酒呑童子はその逆でパワーが大幅に増し、手甲が大型化して巨大な拳となり、角のような装飾が付くというどこか禍々しい印象になる。手甲の拳は指が自由に動かせるマニピュレーターのようになっており、本人の手は手甲の中にきちんと納まっている(ゆゆゆいのURイラストで確認できる)。ただ、コミカライズ最終巻のおまけ1コマ漫画によると、スマホのタッチ操作はできなくなるらしい

十二星座バーテックスをも圧倒する強大な攻撃力を得る(アニメでは攻撃を受けると分裂する能力を持つアリエスを文字通りワンパンで分裂する隙さえ与えずに倒していた)反面、自身への反動もすさまじく、普通にパンチを繰り出しただけで腕から血が出るレベル。他の切り札と比較しても酒呑童子の場合はさらに凄惨なものとなっており、アニメでは「攻撃の度に血が激しく吹き出す」「目も充血して真っ赤になり血の涙を流す」「最終的に全身骨折・裂傷・熱傷の重傷を負って倒れてしまう」(千景の七人御先でさえ身体から出血し変身解除後に吐血しつつも動けるだけの余力は残っている事に比べるとその凄まじさがわかる)というおぞましい有様で、友奈自身の怒りと悲しみに駆られた激しい戦いぶり(というか暴れっぷり)と相まって視聴者に強いインパクトを残した。


結城友奈との関係

センシティブな作品高嶋さんと結城さん

結城友奈とは容姿や性格が非常に似ており、身長や担当声優も同じ。さらに、精霊を宿した際の姿も満開状態の結城友奈を彷彿させる意匠がある。

結城友奈との外見上の違いでわかりやすいのは、髪の結び方が左右逆な事、そしてアホ毛の有無(後者については、『花結いのきらめき』では描かれていないときもある)。『結城友奈は勇者であるちゅるっと!』では、結城より髪の色が濃く描かれていた。

これが何を意味するものなのかは不明。ただ、『勇者の章』では高嶋友奈の誕生日にある事が起きている。

ゆゆゆまとめ2

花結いのきらめき』にて対面した際は互いに困惑していたが、それぞれをよく知る郡千景東郷美森から「似ているけど別人」と評されている。実際同作にて判明した血液型も結城友奈と異なっているため、単純に「結城友奈は高嶋友奈である」訳ではないようだ。

神世紀の勇者や巫女、防人たちからは結城友奈と区別するため名字で呼ばれている(例外として中学生園子からは「たかしー」と呼ばれている)。結城友奈とはお互いに「結城ちゃん」「高嶋ちゃん」と呼び合っている。


夏祭りイベントでは、結城の方から借りた浴衣姿を披露(着付けは東郷美森)。また、海水浴イベントではお揃いの水着を着ていたりする。

後に「サイズ計るのも1人でいい」と語られていた事から、どうやらスリーサイズも同じらしい。大満開の章のオープニングでは出るところは出ていて、くびれている部分はくびれている、抜群のプロポーションを見せている。

そして、遂に紅葉イベントにてゴッドハンドにも目覚めてしまう…


なお、結城友奈共々「小学生並みの知識」と評された事こそあるものの、結城の方に比べれば考えて行動する方であり、ボケる事はあまりない(実際、ある人物に「あなた達……バカ?」と問われた際、結城が「よく言われる」と答えたのに対し「あんまり言われないけど、バカっぽい?」と答えている)。

また、握力と瞬発力では結城の方に負けているらしい。

内面については、ゆゆゆい4周年のうどん診断にて「結城ちゃんそっくりの無邪気な笑顔でも、どこか控えめさを感じさせる」と説明された。


ファンからは区別のため「高奈」と呼ばれる事がある。

そして、3人目4人目友奈の系譜は続いていく…


なお、友奈3人のみで展開される石紡ぎの章37話「笑顔満点トリプルデート」では内面的な違いがわかりやすく描写され、あまり自分から話を切り出さずに結城が切り出した話題に乗っかる事が多かった。


花結いのきらめき

入手はガチャもしくはストーリークリア報酬。

もう一人の友奈同様の接近戦型であり、性能的にはほぼ互換の関係であるが彼女はやや火力に偏重したタイプ。

アビリティも火力強化に特化しており発動条件はやや厳しいが発動すればボスも必殺無しで殴り殺せるほどの火力が出る。

その代わり防御面は低くなっており同じ使い方をすると痛い目を見るので注意。

パートナーに適任なのはもう一人の友奈、若葉など接近戦型ほぼ全員が好相性。

遠距離型はアビリティ発動を阻害してしまう為、あまり相性は良くない……はずだった。

二周年記念大輪祭において実装されたSSR「手から伝えるありがとう」は、様々な場面でバランスブレイカーと呼ばれてしまうほど強く、相性も何のそのと言わんばかりのマルチユニットであり、登場から数日で「リーダーにはとりあえず二周年高嶋友奈」と言われるほど。

今まで弱点というべきものであった耐久能力も巫女の能力やアビリティで幾らでも補うことが出来、遠距離型との相性もアビリティの汎用性の高さから特に問題なく、どんなキャラでも抱えるはずの属性相性もその圧倒的火力で粉砕できるため、現環境においても最強キャラの一柱と言われている。

パートナーは従来と同じく近接型は勿論のこと、範囲型や遠距離型も全て好相性。特に相性が良いと言えるのは若葉や二周年乃木園子(中)がアビリティの面で非常に強力。千景も攻撃能力との相性という面ではずば抜けて良く、彼女自身のアビリティも若干条件こそ厳しいものの強力なものも多いので組ませてみるのもアリだろう。


URは一目連と酒吞童子いずれも実装。特に後者はリスクなしという世界観も相まって原作とイメージが180度異なるヒロイックなイラストと台詞で登場した事で実装時話題となった。


2017年12月の誕生日イベント「対決!国防四天王」では、園子(中)の始めた誕生日イベントっぽいB級ヒーローショーを屋上で目撃(千景と昼食を取ろうとしていた模様)。面白そうと千景を巻き込んで飛び入り参加を決めた。悪役だったが意外とノリノリで、園子から与えられた役名は「ブラッディたかしー」。ちなみにこの際バトルパートでも彼女は敵として登場し戦闘になる(そのため、フレンド及びゲスト枠以外で彼女を参加させられない)。

お正月イベントでは振袖を着ているが、こちらは中学生園子のもの。最初は断ったのだが、東郷や結城友奈らに千景ともども強制連行され振袖を着ることに(なんだかんだ言って満更でもなかったようだ)。


石紡ぎの章51話「大乱闘!友奈プロレス」では「怒りの友奈マスクJr.」として登場。原作での展開を踏まえると、あまりにも不穏すぎる二つ名である…「悲しみのブラック友奈マスク」となっていた三人目はどうなってしまうのか…


ある時に千景の前で披露した妙に男性的な喋り方は、ラジオ「勇者部活動報告」で披露された中の人の持ちネタ(?)パトリック・ロドリゲスを連想したファンが多かった模様。

ぐんたか

基本的に千景を彼女が引っ張っていくのがストーリーではよくあるパターンだが、幾つかのイベントストーリーなどでは割と彼女も千景に釣られたり千景と行動を共にするなど、のわゆ本編よりも千景の事を強く思う描写も多々ある。

実際ホワイトデーイベントでは千景が若葉・須美・棗と共に男装を披露していたが、ひなたの撮影した(五万枚の中の珠玉の百枚の中の)千景の写真の焼き増しを依頼したりぐんちゃん欠乏症(自称)になったり、石紬ぎの章でイチャイチャ禁止令が出された際に涼しい顔でゲームをする千景を見て「ゲームに嫉妬しちゃった」と発言したりと、千景への想いを素直に吐き出す事が多くなった(流石に暴走はしないが)。

センシティブな作品

そして遂には、石紬ぎの章36話にて千景が若葉に愛の告白をしたと勘違いした時は、口にこそ出さなかったものの明らかに動転していた様子を見せた(これには犬吠埼樹も「高嶋さんがこうなったなんて初めて」と驚いた)。

「………………………へっ!?あ……ああ!私なら、全然平気!なーんて♪」(目が散華した状態で


ファンからは彼女の無自覚な振る舞いが逆に小悪魔っぽく見えるという指摘も。

何気に互いのSSRのイラストやイベントイラストでの共演率は非常に高く、イラストの共演数は『花結いのきらめき』内でもトップクラス。というかUR・SSR・イベントSRの大半で共演しており、イラストが繋がっているものや神花解放で共演するものも含めると、共演していないイラストを探す方が大変なほどお互いの一枚絵の共演率は高い。

特にURに関しては2021年11月現在で実装されている彼女と千景のURの計四枚全てで共演しており、公式も相当気に入っている様子。なおこのUR四枚は、友奈が二枚、千景が二枚となっているが、一人に二枚実装されること自体が非常に稀であり、それが双方に実装された上で全てで共演しているというのは現状唯一。

勇者である、らくがきまとめ。その33。

UR「あなたと一緒に」は酒呑童子の切り札を用いた姿となっているが、神花解放後のイラストで同じく切り札を用いた千景と共演しているという、URの神花解放後のイラストで切り札を用いたキャラが2人並び立つという初の事例となっている(「大きな希望 結城友奈」でも大満開友奈と東郷美森が並び立っているが、東郷は満開状態ではない)。


なお、彼女が作るうどんは結城友奈同様肉ぶっかけうどん

お菓子作りの経験の有無は不明だが、犬吠埼樹共々何も見ずに独力でプリンを作ろうとした結城友奈に対し、こちらはバレンタインイベントにてちゃんと本を見ながらチョコを作っていた。


関連人物

乃木若葉の章

彼女の数少ない理解者となる。『花結いのきらめき』のバレンタインイベントでももちろんチョコを渡し合った。

ただ、『乃木若葉の章』後半では彼女と関わる事ができなくなってしまい、その間に…

彼女達にある出来事が起きた事により、禁断の力を解放する。

また、自分の事をもっと話せていたらと後悔する事になる。

「すごい!強い!!かっこいい!!!三拍子揃ってますっ」と『勇者の部屋。』にて語っている。


花結いのきらめき

もう一人の友奈

前述したように初対面こそ困惑したものの、性格が似ている事もあってすぐに意気投合。

バレンタインイベントでは「他人って気がしない」という理由で彼女にチョコを渡している。

ダブル友奈

もう一人の友奈のパートナー。

同じ友奈だけあって、彼女のぼた餅をすぐに気に入った(それが、千景の対抗心に火を点ける事になるのだが)。

林間学校イベントでは彼女と同じ班に割り振られ、(結城)友奈と別の班になったことで意気消沈した彼女に「あなたはどうして友奈なの…?」と(元は高嶋の方が元祖なのに)問いかけられ困惑していた。

誕生月が同じ。自分が中心になるのが苦手という類似点があるため、誕生日イベントにて気が合う一面を見せた。

3人目の友奈。

敵として現れた事には驚いたが、「悪い人には見えない」と評しており、ちゃんと話がしたいと思っており、イベントでは結城共々敵に対する者とは思えぬフレンドリーさで呆れさせている事が多い。

勇者史外典

上里ひなたは巫女である』にて存在が判明した、友奈を導いた巫女。一緒に近畿地方から脱出したとの事だが、詳しい関係はまだ不明。

かなり年上だったため現在は巫女の力を失っている、という事になっているが、実は…

出身が同じ奈良県。

烏丸同様、詳しい関係はまだ不明だが、実は…


余談

初登場当時唯一の四国外から来た勇者であった事から、当時の四国にはまだなかったサイゼリヤが好きで、四国にない事を残念がるという二次創作ネタが流行していた事がある(四国にサイゼリヤが上陸したのは2022年の事である)。


関連タグ

乃木若葉は勇者である

乃木若葉 上里ひなた 郡千景 土居球子 伊予島杏

結城友奈は勇者である

結城友奈

勇者であるシリーズ 香川県 四国 うどん


ひとり高嶋さん合同 - Pt氏による二次創作小説


ネタバレ注意















































































球子と杏の戦死をきっかけに封印していた酒吞童子の力を解き、反動で自身が傷ついていくのも顧みずに戦うようになっていく。

まるで、「誰かが辛い思いをするくらいなら自分が」と考えているかのように

そして彼女は最終的に、戦いの中で供物として神樹に吸収されることで独り消滅する結末を迎えている。

私は、高嶋友奈!!みんな!みんなぁぁぁ!!大好きだーーーー!!

「私は……高嶋友奈は、みんなが大好きだ――――――!!」

「だから、絶対に、この世界を守るんだあああああっ!!」

「お前たちなんかに、これ以上奪われてたまるかああああっ!!」


作中では彼女が神樹に吸収された事で結界の強化が果たされたのでは、とも推測されている。

英雄となった彼女の名は大社(大赦)に残り、彼女の功績をたたえて「出産時に逆手を打った子には『友奈』の名前を付ける」という慣行ができ、後にその理由は薄れ風習となった。

赤嶺友奈や結城友奈の名前は、この慣行や風習を基に名付けられたものであった。


そんな経緯を持つためか、『勇者の章』最終話で集結した英霊達の中に、彼女の姿はない。メモリアルブックでは、大満開友奈の手甲が高嶋友奈の手甲と同じである事から彼女も力を貸してくれていたのだろうと説明がある。


結城友奈の章

アニメ本編には登場しないが、コミカライズ終盤では現れた若葉の背後に高嶋友奈と思われるシルエットが登場している。


烏丸久美子は巫女でない

ゆゆゆ

遂に彼女の過去の一端が明かされた。

西暦2015年7月30日、星屑に襲われる中とある神社の境内で天ノ逆手を入手したものの、両親とはぐれてしまう。その後、奈良県御所市のスーパーマーケットがバーテックスの襲来を受けた際に駆けつけ、たまたま立ち寄っていて巻き込まれた久美子と出会い、成り行きで共に四国へ脱出する事になる。

この経緯を見ればわかる通り、勇者となれたのは久美子が巫女だったからではない。

では友奈はなぜ、勇者の力を手にし、スーパーマーケットがバーテックスの襲来を受けたと知る事ができたのか。

実は、同行していたもう一人の少女がいて…


近所にあった神社の神主に「後悔しないように一生懸命に生きなさい」と教わった事から、体を動かす事しかできない自分にとって「戦う事が自分の一生懸命」と考えて戦いに身を投じている。

しかしその体は傷だらけであり、この頃から自分の身を顧みない危うさはあった様子。そのため久美子からは「妙な子供」と評されて困惑していた。ただ、自らの行動を自己犠牲と言われた際は「人が苦しんでいるのを見るのが耐えられないだけで、自分の勝手な理由(つまり考えた上で進んで自分を勘定に入れない行動をとっている)」と否定している。

また、良くも悪くも主体的には動かず、事ある度に「自分が戦えば解決する」と訴えるばかりという、未熟さ故の受け身な行動が目立った。

このような自分の気持ちよりも相手の気持ちが気になってしまう考え方は、親の顔色を窺って育った人に見られる特徴であるため、「実は親との関係がよくなかったのでは?」と考察するファンもいるが…


よってどのような考えを抱いて行ったのかは推し量りにくいが、最終話での久美子との決闘では人を殴る事に抵抗がある事を見抜かれ敗北。結局自分の力では久美子を従わせられなかった事、それを別の人物が傷付きながらも果たした事、そして「お前のような特別な力を手に入れた人間が、普通の世界で生きて何の意味がある?」という久美子の言葉に何か思う所があったのか、その後はますます口数が少なくなり感情も推し量りにくくなった。大社に加わる事も「戦えば少しでも傷付く人を減らせるから」と全く躊躇わなかった。


ちなみに、久美子には「友達少ないだろ」と指摘されているが、本人は自覚がないのか「わかりません」と答えている。

もっとも、その後関わった人物のほぼ全員と深い関係を築けずに何らかの形で別れを余儀なくされ、最終的に助けてくれる人がもういない状況まで追い込まれた事を踏まえると、久美子の推察もあながち間違いとはいえない。

いずれにせよ高嶋友奈の末路は、仲間達に手を差し伸べられ神婚から救われた結城友奈とは真逆である(『大満開の章』では、あちらと異なり状況的に選択肢がなかった事が本人の口から語られている)。

一方で、同行していた少女は後に「友奈は勇者になるべきではなかった」「勇者にならなければ世界を維持する時間稼ぎのために無駄死にせず、平穏な人生を送る事ができたはず」と語っている。実際、弱腰に見られて非難された彼女とは対照的に、バーテックスと戦う力も意欲もある事を大人達から持ち上げられ、久美子にも自らの快楽のために連れ去られそうになった友奈は、ある意味大人達にとって都合のいい子供であり、「お人好しは損をする」という言葉通り大人達に体よく利用されてしまったともとれ、傍で見守っていた彼女にとっては気が気でなかっただろう。だが皮肉にも、彼女は友奈の「助けた人々を連れて一緒に脱出する」という選択がきっかけで苦しむ事になり、友奈は図らずも彼女が道を踏み外しかける遠因を作ってしまった上、コミュニケーションにさえ受け身だったため内気な彼女と分かり合う事も終ぞできなかった(千景には積極的に話しかけて仲良くなったのは、この苦い経験があったからかもしれない)。

つまり、人の心配もそっちのけで世界のために命を散らせ世界を救う事はできても側にいた人の心を救う事はできなかったという点は結城友奈に通じる部分がある。

ある意味、結城友奈が辿ったかもしれない可能性を示しているのが高嶋友奈(逆に、高嶋友奈が叶えられなかった事を叶えたのが結城友奈)なのかもしれない。


久美子は高嶋友奈について、こう振り返っている。


彼女の内心は、他人には決して分からないだろう。同じ勇者たちでさえ、友奈の心を深く理解できる者はいなかったはずだ。私も高嶋友奈という少女について、何も説明することはできない。

だが、そんなこの世の誰よりもわかりにくい少女について、たった一つ確信していることがある。

彼女は大社に入ったことを、きっと後悔はしていなかっただろう──ということだ。


この展開により、本編で高嶋と関わった人物のほとんどは死亡したりひどい目に遭っている上、特に関わりが深いに至っては各自それぞれ事情はあるものの刃傷沙汰を起こしてしまっているという、笑えない事態になっていた事が判明してしまった。


大満開の章

『乃木若葉は勇者である』の内容が描かれた5話~8話にてメイン格として登場。

『烏丸久美子は巫女でない』にて得たものが示唆されている。


「ここに来るまでにたくさんの人をね、助けられなかった…神の力を拳に宿したとか言われてもね、私は無力だ…沢山の人に生かしてもらって、今ここにいる。ここに来た!」

「全部背負う!ヒーローだから!」

「覚悟って…痛いんだよ?」


「わかってても、痛いよ…でも、背負うって決めてここに来たんだ…私は…勇者だから…!」


8話では最終決戦の結末が多少変わっており、『結城友奈の章』の最終決戦をなぞるような戦いの末若葉に看取られて明確に死亡し魂だけが神樹に取り込まれている。

なお、この時一度切り札のタイムリミットに達してしまい倒れるも再び立ち上がって切り札再発動という流れを踏んでいるが、本来ならば切り札のタイムリミットが過ぎると死亡してしまう。実際、倒れた際はとても生きていられるとは思えないほど大量出血している。つまり…

二人の友奈🌸🌸🌸

また、夢という形で現れタタリに苦しむ結城友奈と対話していたことが判明する。この時、神樹の一部になっていた事を自ら明かしている(なお、この時は互いに「友奈ちゃん」と呼び合っていた)。


さらに、『勇者の章』最終話に新規カットを加えた11話では、結城友奈に前に現れ手を差し伸べ…

さあ、行こう!

「行こう」


牛鬼の正体?

センシティブな作品高奈と牛鬼

『勇者の章』最終話以降、視聴者の間では結城友奈の精霊・牛鬼の正体が高嶋友奈なのではという説が囁かれ始めている。

『大満開の章』11話では牛鬼を介して高嶋が登場しているため、正体説の信憑性が増すことになった。

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