概要
全三章で構成される、『勇者であるシリーズ』のスピンオフ小説。2019年12月27日に発表され、電撃G's magazineにて約1年半の連載を経て完結した。また、三章ともカクヨムでの限定公開も行っている。
著者は朱白あおい、イラストはBUNBUN、企画原案・監修はタカヒロ。
勇者以外の人物の視点から描かれた、『戦わない者たちの戦い』をテーマにした物語。
『乃木若葉は勇者である』の過去・現在・未来を軸にしたサイドストーリーでもあり、同作の登場人物も何らかの形で登場する。
よって同作のネタバレも多いので、読む際は注意。
単行本は『結城友奈は勇者である 勇者史外典』として2021年11月30日に発売。
全2巻で、下巻には書き下ろし小説を収録する。
シリーズ一覧
時系列は三章→一章→二章となっており、やや変則的。
- 第一章『上里ひなたは巫女である』
- 第二章『芙蓉友奈は勇者でない』
- 第三章『烏丸久美子は巫女でない』
テレビCM
関連項目
勇者であるシリーズ
関連タグ
仮面ライダーVシネマ - タイトルのつけ方が似ている。
※以下ネタバレ注意
『大満開の章』最終話では、今作の内容をなぞるような展開が見られた。
- 上里ひなたは巫女である:大赦の乗っ取りを画策する点が同じ。ただしこちらと異なり未遂に終わっている。
- 芙蓉友奈は勇者でない:壁の外へ向かう点が同じ。ただしこちらと異なり壁の外は平和を取り戻している。
- 烏丸久美子は巫女でない:車を運転して新天地へ向かう点が同じ。ただしこちらと異なり四国から四国外と逆になっている。