安芸真鈴
あきますず
「安芸真鈴、愛媛出身の巫女よ!最上級生の一人だから頼ってもいいのよ?」
同郷の勇者、球子と杏を導く。面倒見がよく、2人の姉のような存在。
(『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』キャラクター紹介)
大社の巫女の一人。もともとは球子と杏の実家の近くに住んでいて、バーテックスが初めて襲来した西暦2015年7月30日はその二人と共に行動していた。現在は大社勤めの巫女として日々暮らしているため、球子や杏とは1年以上会っていない。
髪型は三つ編みで、顔のそばかすが特徴(しかし、『花結いのきらめき』のイラストには反映されていないものもある)。
他キャラと比較して出番が少ないため、人物像には不明な点も多いが、大社を通してひなたと友人関係を築いている。ちなみにひなたより一歳年上。
天空恐怖症を発症した弟がおり、曰く「生意気だがかわいい弟」との事。
ひなたに対する話題の振り方が、球子にそっくり(例:胸の話)。
ちなみに、他者の事は基本的にちゃんづけで呼ぶが、球子のみ呼び捨てである。
『大満開の章』では登場エピソードが丸々カットされてしまったので登場しない。
サブキャラクターであったこともあって長らく他作品での登場の機会に恵まれなかったが、『勇者史外典 上里ひなたは巫女である』にメインキャラクターとして登場。
本作では西宇和郡伊方町三崎出身と思われる描写がある他、父が雀荘を営んでいた影響で麻雀をよく遊んでいた事が判明。本作の登場人物では最も一般人に近い立ち位置であり、何かとお姉さんぶろうとするものの、巫女としての力が上のひなたと、自分に対しぞんざいな態度しかとらない花本美佳に挟まれて、なかなかその機会に恵まれないのが悩み。
年頃の少女らしい事ができない事を密かに憂いて、ひなたの部屋に夜中こっそり忍び込んで夜更かししようとするというやんちゃな一面も見せる(この辺りは球子と共通している)。
花結いのきらめきでは
『乃木若葉の章』における登場シーンが全てカットされており、当初は『花結いの章』で招集された各時代の勇者・巫女の中にも真鈴は含まれていなかった。一応、『花結いの章』18話にてひなたから真鈴について言及されており、ファンからは登場を望む声も少なからずあった。
「先輩の扱いがひどい!」
そして2021年1月から、遂に花本美佳と共に登場することが決定した(『上里ひなたは巫女である』名義での登場)。声付きでの登場は2016年発売のドラマCD版『乃木若葉は勇者である』以来であり、『ゆゆゆい』には2017年のリリースから実に4年越しに実現した参戦である。
実装後最初の参戦記念ログインボーナスが「やっと会えたね!」と題されている事からも、待ち望まれた存在だったと言える。
自己紹介では麻雀をする相手がいなかった事が語られており、他の勇者達と麻雀ができる(そして今まで出会えなかったであろう強敵がいる)事に喜んでいた。これもあって、誕生日イベントでは球子と杏が本気の勝負をしてもらおうと麻雀の特訓をして対局に挑んでいる。
「フフ…全くこの世界は最高だわ!御役目に遊びに全力で行くっ!」
また、麻雀の打ち方はロジカルに進めるタイプである事が描かれている。
作るうどんはじゃこ天うどん。作る事はないものの、加賀城雀のみかんうどんを見て「キウイうどんも作ってみたらどう!?」と提案している。また、球子がうどんを出すと「料理を作れるなんて…意外っ!」と驚いており、料理ができるタイプとは思っていなかった事が見て取れる。
ちなみに本作にて身長が判明したが、シリーズに登場した中学3年生中最低である(もっとも、勇者部の中学3年に背の高い人が多いだけで、真鈴の身長自体は成人女性の平均並と中学生としては高い方ではあるのだが)。
『鷲尾須美は勇者である』に登場する安芸先生(須美・園子・銀の担任の女性教師)と苗字が同じだが、関係は不明。
子孫とも言われているが公式で明言されている訳ではなく、更に言うと安芸先生は元々名無しのモブキャラである(実際、乃木園子と乃木若葉ほど似てはいない)。
ただし、『鷲尾須美の章』のパンフレットや『結城友奈は勇者である メモリアルブック』には、二人の関係性を疑わせるような記述がある。上述したゆゆゆいで触れられた際も「子孫なのかもしれない」とひなたに推測されている。一部媒体ではさも本名であるかのように安芸先生の事を安芸真鈴と紹介した事があったが、誤植なのかは不明。
ちなみに、ゆゆゆいの2022年バレンタインイベントで真鈴がピーマンが嫌いであることが発覚(美佳に「青椒肉絲を大盛りで食べさせる」と脅されて本気で嫌がっていた)し、安芸先生の苦手なものが実は遺伝であった可能性が浮上した。
サブキャラクターながら、桐生静が登場するまではシリーズ唯一の中学3年生の巫女であった。
球子と杏が戦死してしまった際、葬儀に駆け付け「もっと一緒にいれば」と後悔の涙を流した。
真鈴の登場はこのシーンが最後であるが、奉火祭の後はひなたや他数人の巫女と共に大赦内で一大勢力を造り頭角を現したことが語られている。
『上里ひなたは巫女である』では、この経緯が詳しく掘り下げられている。
球子と杏の戦死を知らされてから、真鈴はショックで放心状態となってしまい、葬儀に駆けつけた時の事も「夢だったのか現実だったのか、よくわからない」ほどであった。
しかし、回復しつつあった弟と面会できた事で前を向く事を決め、そして杏からもらった小説の一文を見た事がきっかけで丸亀城へ向かいほぼ手つかずだった彼女の遺品を整理する事となる。その中で、精霊についての研究記録が書かれたノートを発見した。これが後の勇者システムに活かされることとなる。
『勇者の章』では、東郷美森の周りに集まった英霊達の中に、球子や杏と共にその姿があった。
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