概要
2019年12月27日発売の電撃G's magazine 2020年2月号にて発表された、全三章で展開される『勇者史外典』の第一章。同誌3月号から連載開始。全5話。
『乃木若葉は勇者である』の主要キャラである上里ひなたら巫女を中心に展開されるスピンオフ作品。ひなたがいかなる経緯で大赦を掌握していったのかが掘り下げられるストーリー。しかし実際には彼女がメインになるのは最終話のみで、他は彼女と関わりが深い巫女2人の視点から描かれている。
ストーリーの都合上、『乃木若葉は勇者である』のネタバレを多く含んでいるので、いきなり本作から読む際は注意。
ファンからはこれまでの通例に倣って「うひみ」の愛称で定着しつつある。
完結後の2020年6月30日からカクヨムにて期間限定公開が始まっている。
ストーリー
結城友奈の世代から300年前、初代勇者たちに寄り添った巫女たちの物語。
世界が日本の四国以外すべて滅んでしまった世界で、神に選ばれた無垢なる少女達が過酷な運命とともに戦うTVアニメ『結城友奈は勇者である』。
その時代から300年前、まだ世界が西暦だった頃にバーテックスと戦った、初代勇者たちの背景で、上里ひなたを中心とした巫女たちにも、また別の戦いがあった。
(カクヨム掲載ページより引用)
登場人物
- 上里ひなた(うえさと ひなた)
ご存じ、乃木若葉を支えた巫女。
- 安芸真鈴(あき ますず)
- 花本美佳(はなもと よしか)
本作の新キャラクター。郡千景を見出した巫女。
- 烏丸久美子(からすま くみこ)
本作の新キャラクター。高嶋友奈を導いた巫女だが、かなり年上だったため物語開始時点で既に力を失っており、先生も兼ねる神官となっている。
- 巽
中学一年生の最年少の巫女。バーテックスに両親を殺されたトラウマを持っている。
ちなみに、『勇者の章』に登場する英霊之碑には「巽美智子」という名前があるが、これがフルネームなのかは不明。
- 志紀、真鍋
中学三年生の巫女。よく喧嘩をし合っていたが、現在は仲良しの親友。
- 大和田
高校二年生の年長組の巫女。かつてはその立場にストレスを感じ、自傷癖があった。
ちなみに、『勇者の章』に登場する英霊之碑には「大和田佳奈」という名前があるが、これがフルネームなのかは不明。