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郡千景

こおりちかげ

郡 千景(こおり ちかげ)とは、『勇者であるシリーズ』第3弾のイラストノベル『乃木若葉は勇者である』に登場するキャラクターである。
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概要

「私は…価値のある存在ですか…?」

「勇者」の一人。過去、内気な性格に目をつけられていじめられていた。家庭内も両親が不和であったことも災いし、友達もいなかったが、勇者に選ばれてからは周囲の目が一変。彼女の心境に変化が起こる。明るい高嶋友奈の人柄に惹かれて心を開くが、若葉や球子の事は、どうにも好きになれない様子。
(『乃木若葉は勇者である』キャラクター紹介)

プロフィール

出演作品乃木若葉は勇者である
肩書き勇者
性別女性
年齢学年14歳中学3年生
誕生日西暦2004年2月3日
身長159㎝
血液型A型
出身地高知県
趣味ゲーム
好きな食べ物うどん
大切なもの勇者の力
声優鈴木愛奈


人物像

勇者の中で唯一の中学3年生で、乃木若葉達の先輩に当たるが後述する理由からか先輩らしく振る舞う事はなく、年下から敬語を使われる事もあまりない。他者の事は基本的に苗字呼び。
プロフィールでは苗字の「郡」をよく「群」と間違えられる模様。故に高嶋友奈には「ぐんちゃん」と呼ばれている。

内気な性格で、家庭内も両親が不和であったことも災いし、過去にそれが原因で目をつけられ、周囲にいじめられていた。友達もいなかったが、勇者に選ばれてからは周囲の目が一変、彼女の心境に変化が起こる事になった。
よって「自分は勇者だからこそ価値がある、がんばればもっとみんなが好きになってくれる」という承認欲求で行動している、シリーズに登場する勇者の中でも異質な存在。そのため若葉などから危うさを心配されていたのだが、本人は気付いていない。

長く一人でテレビゲームを遊ぶ日々を過ごしていただけあり、さまざまなジャンルのゲームに強いゲーマーである。とあるゲームでは「Cシャドウ」というハンドルネームを使っており、それなりに名が知られている。ジャンルに特にこだわりはなく、恋愛ゲームも若干だがやっていたため、『花結いのきらめき』の『乃木若葉の章』追加シナリオでは恋愛小説好きのに恋愛ゲームを貸した結果意気投合した事もある。

海水浴に行ったことは無く、水着を着ることには抵抗があるらしい(泳げないわけではない)。一同で入浴した時も彼女だけタオルで体を隠しており、水浴びの時も他のメンバーが入り終わった後に一人で入っている。
その理由は『花結いのきらめき』の海水浴イベントで明らかになっており、曰く体に傷がある(理由は不明だがおそらく過去に受けたいじめによるものか、戦闘中にできたとも思われる、ただし後者なら全員付いているのでやはり前者なのだろう)から。最終的には犬吠埼風の気遣いで水着を買いに行くことになり、傷が見えないデザインの水着を選んでもらうことになるのだが…

また、インドア派らしく寒さもダメな模様。クリスマスイベントではめっきり寒くなってしまったため、終始ガタガタと震えており、台詞にも震えている効果音が混じる始末。誰かぐんちゃんに暖房を…!

勇者として

さて・・・鏖殺してあげるわ・・・
千景
通常時切り札使用時

勇者衣装のモチーフは「彼岸花」で、戦闘時の武器は巨大なデスサイズである「大葉刈」。精霊は七人御先
見た目によらずごり押し上等のインファイターであり腕前は若葉にも劣らない一面を見せている。

花結いのきらめき』では

『花結いのきらめき』でもプレイアブルで使える。
入手はガチャのみだが、性能的には範囲攻撃型であり最大の長所は圧倒的な攻撃速度。
範囲型でも最も手数が多くさらに範囲型の特性も加わり雑魚を叩き潰す切り込み隊長になれる。
難点はその代わりともいうべきかそれ以外の点が非常に低い。HP、攻撃力は低く防御も紙ペラ。移動速度、吹っ飛び耐性、CT率も最低ランク。ボス相手には火力不足、雑魚には取り囲まれると下手をすると逆に袋にされることがあると実は最も運用を考えないといけない一人。
理想は囲まれないように彼女を中列に配置し後の列には接近戦型のキャラを置くと大群に囲まれるのを防げ彼女の手数が光るようになる。
当初は攻撃速度はあるがそれ以外がどうしようもなく評価は最低ランクだったがSSRで火力不足を払拭し必殺を使ったり一定の段数まで昇格すると火力が一気に上がるようになり現在の評価はトップレベルに上がった。
ちなみにとある高難易度クエストで敵が200体も沸く超物量戦があるが実はSSRの彼女を前線に置いておくだけであとはほとんど放置で勝てる(ボスは必殺Lv15以上まで上げていれば必殺でワンパン)という意外な戦法が見つかったのも評価見直しの原因になっている。

勇者達は戦闘において本編では友奈以外特に使わなかった「必殺技」を駆使して戦うことになるのだが、千景の必殺技名は何故か格別中二病っぽい。
因みにこの「必殺技」はシナリオに反映されてはいない(あくまで戦闘システム上のものとだけ処理されている)のだが、ある時に「みんなで必殺技名をつけてみよう」と友奈や風が話題に出した際、話が転がった末、風・棗・千景の中学三年組で中二病合戦が始まってしまい、結果は千景が勝利。
勝ちたければゲームを100本はプレイしてからにしてちょうだい」と勝ち誇って、園子に「中二病センスナンバーワン」と評された。千景自身「昔少しこじらせていた」と語ったあたり自覚はある様子。

調理大成功にならないと普通のかけうどんが作れない数少ない人物の一人(もう一人は犬吠埼樹)。彼女の調理成功時に出てくるものはなんと「インスタントうどん」。どこからどう見てもカップ麺なので、キャラの反応も様々。
『花結いの章』7話では「買った方がおいしいのにわざわざ手作りなんて」とつぶやいており、手料理には自信がなさそうな様子も見せた。もっとも境遇が境遇なので料理できなくても仕方がない所はある。
『花結いの章』11話ではこの点が掘り下げられており、コンロの火がつかない(恐らく元栓が閉まっている事に気付いていない)という理由だけでインスタントうどんを作っていた。とはいえ料理の腕そのものが壊滅的という訳ではなく、しっかり教わった末に普通のうどんを作れている。
しかし『花結いの章』12話エキスパートシナリオでは、よりによって樹の弁当作りに巻き込まれてしまい…

ちなみに、園子さんからは「ちーちゃん」、もう一人の友奈からも「ぐんちゃん」と呼ばれている。

友奈ちゃんサンド



シナリオにおいては登場当初、樹海で遭遇した勇者部メンバーに警戒心を露わにするなど、一歩引いた立ち位置を保っていたものの、やがて打ち解けていく。
花結いの章20話辺りになると微笑みを浮かべていることが多くなり、声も優しく柔らかくなる場面も増えた(花結いの章序盤の追加日常イベントでは冷めたような調子の声を出しているので、明らかにシナリオ上の時間軸で中の人の演技が変わっている)。

12月の誕生日イベントでは、乃木園子(中)が始めた(一応)誕生日イベントに、面白そうと参加を決めた高嶋友奈に引き込まれる形で参加。悪役を演じた。園子に付けられた役名は「デスクィーン千景」。この際、バトルパートでも千景の他高嶋・結城・東郷・園子(中)が本当に敵として出現し連続戦闘を行う(この5人は出撃不可。ただし、フレンドやゲスト枠はOK)ようになっている。戦闘が終了すると、悪役らしく断末魔の台詞を言うのだが、その台詞がやけに気合いの入った演技なのが印象的。

「の、農業王ハイパー…恐るべ……しぼあっ!

お正月イベントでは高嶋友奈と共に振り袖を着せてもらったり(着物は中学生園子の私物、着付けは東郷。着付けを担当した東郷曰く、黒髪が綺麗だったとか)、誕生日イベントにてドレスを着せてもらったりしている。これらの出来事を踏まえると、体の傷を仲間達に見せることもすっかり抵抗がなくなっているようだ。
赤嶺友奈の精神攻撃を受けた際にも、この世界で出会った仲間達との交流で精神的な成長を遂げていることが言及されている。
やがて周りの仲間達を「眩しいくらい真っ直ぐ」と認めた上で自分の事を「イレギュラー」と称するという、自分が異質な勇者だという自覚を持ち始めるようになっている。

数々の出会いを経て人間関係は大きく広がり、のわゆ本編では見せなかった「お姉さん」としての側面も見せるようになっており、21話に至っては自発的に高嶋友奈と別行動を取ってわすゆ組に混ざっている。
本編では距離を置いていた若葉や球子との関係も好転しており、若葉に対して珍しくひなたと別行動していたところを「もしかして喧嘩したのだろうか」と気遣ったり(写生大会イベント)、「表情が柔らかくなった」「眉間のシワが取れた」と軽口を叩き合う(一周年記念イベント)など気安く接する姿が散見される。
球子も雨の日になると千景の部屋に入り浸って一緒にゲームで遊んでいる様子。
境遇による内気さに隠れていたが、ぐんちゃんもまた他の勇者達と同じ純粋で優しい性格なのだ

また、お花見イベントにてその手のマニア達に負けず劣らず日本の城に詳しい事が判明している。高嶋友奈曰く、ゲームに出てくる城の事が気になって調べていたらしい。
さらに写生大会イベントでは、アニメ風にデフォルメしたキャラのイラストが得意である事が判明。描いてみせた一同のイラストは特徴を捉えていると評判だった。文化祭イベント(2回目)では高嶋友奈の似顔絵を描いており、シナリオ中の一枚絵でそれを見る事ができるが…

郡千景は似顔絵の達人である


とはいえ、高嶋友奈に引っ張られるのは相変わらず。
また、高嶋友奈禁断症状があるのは勇者部の愛が重いスナイパーと同じ。学年が違うため林間学校イベントでは留守番担当になったのだが、その間は友奈が帰ってくるまでの秒数をカウントするなど、やはり暴走しかけていた。幸い、犬吠埼姉妹の気遣いで無事に乗り切り、「名誉姉妹」として扱われることになった。
アイドルイベントにてアイドル役をやって楽しむダブル友奈を見て「私もやればよかったかしら」とつぶやいた事も。

また、のわゆ本編では発揮されることがなかった意外な特技が随所で現れている。一部偏りがあるものの知識も豊富、あらゆるゲームが上手いという事は状況把握力や判断能力も優れているとも取れる、西暦の時代から来たので訓練での身体能力の高さもある、面倒見もそれなりにいい、など。
一部ではぐんちゃん最強勇者説まで囁かれるほど、目覚ましい活躍・成長を見せている。

余談

高嶋友奈の酒呑童子、乃木若葉の大天狗と並び日本三大悪妖怪とも称される玉藻前の精霊は読者からも登場が期待されており、千景にピッタリではあったが本編では出せなかったと『乃木若葉は勇者である』下巻の対談企画で語られている。
このため、pixivではイラスト・小説を問わず玉藻前を纏った姿が想像で描かれる事も。

また逢う日を楽しみに


2018年現在、様々なメディアミックスが行われてはいるものの、果たして玉藻前を纏った姿は見られるようになるのだろうか…?

関連人物

乃木若葉の章

心の許した唯一の友達。
普段は内気な千景でも、彼女にせがまれたり彼女の事が絡むと断れず、千景が渋る→友奈が千景を誘う→「やるわ」「高嶋さんがそう言うなら」の流れがテンプレとなってきている(完成型勇者と並ぶ第2のちょろイン勇者の爆誕である)。ただ、彼女と関係については「私が勝手に決める事じゃない」という一歩下がった姿勢をとっている。
心の支えになっていた存在故、彼女と関われなくなった後半では…

どうにも好きになれない人・その1。
彼女に対する目は冷たいが、実は…
どうにも好きになれない人・その2。
押しが強い面や、空気を読まずに冗談を言ったりしているため苦手意識を持っている。しかし、後半では彼女に対する「ある言葉」が千景をたぎらせることとなったので、仲間意識はあった様子。また『演武披露』の際は、(今回ばかりは)彼女の意見に支持していた。もっとも、実は彼女から気遣われていた事には気付いていない。
ただドラマCDで一緒に遊ぶよう言われた際は、最初は迷惑そうにしていたものの、ゲームセンターで勝負を挑まれ嬉々としたり、仲が好転した『花結いのきらめき』では雨の日には部屋で一緒にゲームで遊んだりと、一緒に楽しくゲームする場面がある。
しかしハロウィンイベント2年目では、球子が高嶋にイタズラを仕掛けようとした際に(高嶋の天然ぶりに翻弄されてイタズラしてもらえなかった鬱憤が溜まっていたとはいえ)変身して鎌で脅している
本編での絡みは少ないが、前述したようにゲームで意気投合したり、(作中でまともな卒業式ができなかったので)手製の卒業証書を渡されたりと、意外と関係は良好。
『花結いのきらめき』では誕生日イベントで、どう反応をすればよいか戸惑っている際に相談してくれるように言われたり、高嶋友奈との関係を密かに応援されてたりと気遣われている。
バレンタインイベントでは戦闘の指示で助かっているからと彼女にチョコを渡している。

花結いのきらめき

世話焼きで面倒見のいい部長である彼女のことはリーダーとして評価しており、「風のようなリーダーがいて勇者部は幸せね」と語っている(それに対し彼女は「今は千景も勇者部部員」と返している)。
彼女からの気配りは勇者部一同と距離を縮める切っ掛けになることが多く、海水浴イベントで西暦の仲間にも黙っていた体の傷のことを打ち明けるなどした結果、SSRカード「思いやりの心 郡千景」では風に対して「自分たちの時代にもいてくれたら」「貴方には感謝しているの……本当よ」とまで心情を吐露している。
彼女の誕生日祝いにも「お世話になっているし」と積極的な姿勢を見せ、印象を聞かれた際も「大黒柱みたいな頼もしさ」と認めている。
なお、彼女の事は苗字呼びだが、彼女の妹の事は区別のため名前で呼んでいる。

もう一人の友奈のパートナー。
同じく友奈のパートナーとして気が合いそう、と思われたが当初の絡みは意外に少なく、むしろ『勇者の部屋。』で共演した際は高嶋を取られるのではないかと露骨に警戒していた。また『勇者GP』では、ギスギスとした空気になっていた。(その後は、マシになったが)
『花結いのきらめき』でも2人の友奈に対する発言を聞いてドン引きしたり(曰く「最初のイメージと違う」。風曰く「残念なことにこれがデフォ」)、高嶋に手製のぼた餅を気に入られたのを見て対抗心を燃やし風に料理を教えてもらったりしており、東郷自身とは微妙に距離を取っている。
……しかし、SRカード『高嶋さん! 郡千景』および対になるSRカード『友奈ちゃん! 東郷美森』において「友奈談義」を交わしている様子が描かれた。300年隔てた世界で何故二人はあれほど似通っているのかという真面目な話をする傍ら、「自分のところの友奈こそ可愛い」と言い合っている。どうやら本人らの前では控えているだけのようだ
一周年記念イベントでドレスを選ぶ際にも、東郷に対して「応援している」と意味深な激励をしていた。
また、彼女および過去の彼女である鷲尾須美からは、共に「長い黒髪が綺麗」と評されている。
「誰に対してもまんべんなくツンデレ」と評している。
もっとも、ツンデレについては「お前が言うな(要約)」と彼女から指摘されているのだが。
ゲームでよく遊ぶ間柄。
描写こそ少ないが、それなりに気遣っている様子が見て取れ、軽く冗談を言った事もある。
銀が「銀影隊」というコンビ名を提案したのに対し、千景は「三千世界の使者」という(どこか中二っぽい)コンビ名を提案している。
人見知りする性格同士、意外と馬が合う様子。
須美から「長い黒髪が綺麗」「大和撫子の象徴」と髪を褒められて照れたり、その須美を(美森を引き合いに)「成長したらもっと綺麗になる」と褒め返したりしている。
もう一人の友奈。
「似てるけど別人」と評してはいるが、なんだかんだで満更でもないようで、2人の友奈が東郷と一緒にいるのを見て拗ねたり、2人とゲームショップに行く際に喜ぶ場面もあった。
三人目の友奈。
やはり別人である事を見抜き、「ダークサイドキャラって事でいいのかしら」と推測していた。
出身地が同じ同級生。
出会って早々家の事について聞かれた事には嫌悪を示したものの、これまでの経験で成長していた事もあって、割とすぐに和解した。
ちなみにこの時「私も好きよ、カツオ」と語っているが、これはのわゆ本編でもある所で語られていたものである。
似た境遇を持つ者であるが故、通じるもの(「陰の気」と称した)を感じ、「あなたみたいな人間は一人じゃない」「他の人に話しにくい事も私に話してくれて構わない」とアドバイスした。

関連タグ

乃木若葉は勇者である
乃木若葉 上里ひなた 高嶋友奈 土居球子 伊予島杏
勇者であるシリーズ 香川県 四国 うどん 七人ミサキ

十条姫和 - 製作会社が同じアニメの登場人物。千景と同じ黒髪ロングの一匹狼タイプである他、『花結いのきらめき』にて千景がチョコミントアイスを食べていた一幕があった事で彼女を連想したプレイヤーが多かった。また、本渡楓が演じる近しい人物がいるという共通点もある(もっとも、関係は正反対だが)。

ネタバレ注意
























































































なぜ褒めてくれないの
なぜ讃えてくれないの
なぜ愛してくれないの
私の価値を認めてくれないなら
私を愛してくれないなら――

球子と杏を失って以降勇者達が苦戦を強いられるようになると、人々からの評価が一転冷たいものになり、千景は切り札を使った反動に心を蝕まれ、次第に人間不信に陥っていく。
しかも、心の拠り所であった友奈は入院中で面会すらも叶わなかった。

大社(神世紀の大赦)の指令で実家に帰った際、一度は見直していた親からも罵倒されてしまう。
実家には勇者≒千景への不満が罵詈雑言となって書かれた紙が無数に投げ込まれており、その中に千景はあってはならない言葉を見つけてしまった。


土居と伊予島は無能。税金返せ。勇者なんて無価値!


散った2人を槍玉に挙げて勇者の存在価値を否定された(原作では「球子と杏はこんな事を言われる為に戦ってきたのか」という一文や「土居さんと伊予島さんは命を落としてまで絶望的な化け物に立ち向かった」という台詞もあり、より心情が深く掘り下げられている)事で遂に彼女の人間不信は頂点に達し、勇者を酷評していた一般人を手にかけようとしてしまう
すんでの所で若葉が駆け付けた事で最悪の事態は回避できたものの、大社により勇者システムを剥奪され謹慎処罰を受ける。

だがこれによって、ますます人々に敬れる若葉への嫉妬を募らせた千景は、急遽謹慎を解除され若葉と共にバーテックス討伐に向かった際、「勇者が自分だけになればみんなは自分に頼るしかなくなる」と宣言して若葉に襲い掛かる。
その結果、千景は神樹に見放され突然勇者の力を失ってしまう。
バーテックスに殺されそうになるが、若葉は千景を守った。殺されそうになったにも関わらず「仲間」という理由だけで自身を助けた若葉を見た千景は自分の心の弱さに気づき、若葉にあこがれていたことを自覚した。


最期は若葉をかばい瀕死の重傷を負った彼女は、仲間が勇者の力やバーテックスとの戦いに関係なく自分を友達として愛してくれた事を悟り

どうして私は気づかなかったのかしら
全部失ったと勝手に思って
取り戻そうと躍起になって
本当は何もなくしてなんかいなかったのに…
仲間は友達として私を愛してくれていたのに…
(漫画版より)

友奈への感謝の気持ちと若葉へのあこがれを伝え死亡した。

高嶋さんに…伝えて…今までずっと、ありがとうって
乃木さん…私は…あなたのことが嫌いよ…
でも、嫌いなのと同じくらい…あなたに、憧れて…
あなたのことが、好きだったわ…

後に若葉達が千景の部屋に入った時、荒らされた部屋の中でたった一つだけ壊せなかったものがあった。それは、仲間達からもらった手作りの卒業証書だった。

本人は最後まで「郡千景という名の勇者」を覚えてほしいと願い、若葉も後に演説で「郡千景は紛れもなく勇者だった」と語ったが、上記のような暴走が原因で、『勇者御記』には彼女に関する事柄は検閲によって抹消されてしまっている(当初は若葉やひなた、友奈の訴えで一時保留だったが、『託されたバトン』にて彼女を援護すると大赦内での行動に支障が出るためやむなく抹消した)。また、千景の葬儀は実家で行われることになったが、そのあと遺体は行方不明になってしまった(父は夜逃げで失踪し、天空恐怖症候群を発症していた母は病院に保護されていた)。

さらに、『鷲尾須美は勇者である』で語られたところによれば、瀬戸大橋跡地の石碑にも千景の家名は記されていない(鷲尾三ノ輪白鳥伊予島上里土居高嶋は存在することが明らかになっている。映像からはさらにもう一つ、「赤嶺」という家の名が刻まれた石碑があることがわかる。並びは右から白鳥→鷲尾→伊予島→上里→乃木→土居→高嶋→三ノ輪→赤嶺→白鳥に戻る)。

『結城友奈は勇者である 勇者の章』のOPに登場する西暦勇者の絵にも、やはり千景の姿だけ抜け落ちている(代わりに、「C」と書かれているように見える部分がある)。

しかし、『楠芽吹は勇者である』によると、神世紀300年時点でゴールドタワーが大赦内で「千景殿(せんけいでん)」という名称で呼ばれており、上里家の尽力で今後正式にこの名称に改称される予定であることが語られている。さらに「千景砲」という霊的エネルギー砲も備えられている(とはいえ、あまりにもそのまんますぎるネーミングは一部ファンの間でネタにされているが)。

その「親に恵まれず、周囲から虐げられながら育った結果、自分の軸を持てなかった」という生い立ちは、「良家に生まれ、恵まれた環境で育った結果、自分の軸を持った」若葉とは正反対であり、千景はある意味若葉の影と言えるダークヒロイン的な立ち位置にある。

千景は若葉が嫌いだ。
彼女はいつも正しくて、強くて、自分に自信があって、みんなの中心にいる。
彼女の正しさが、強さが、人気が、自信が、千景は妬ましかった。
結局、千景は若葉に憧れていたのだ。
千景がなりたい自分を、そのまま体現した存在が乃木若葉だった。

また、「『友奈』という人物に特別な感情を抱き、紆余曲折の末本来守るべき存在に手を出そうとしてしまう」のは東郷美森と共通している。


とはいえ、記録には残らずとも勇者としてバーテックスと戦った一人であることには間違いなく、最終話では英霊としてかつての仲間たちと共に東郷美森を助けに現れた。
さらに、千景砲は天の神襲来時に使用され星屑をまとめて薙ぎ払いつつ天の神に命中させる事に成功したばかりでなく、使用のために外界から隔離された国土亜耶の五穀化を防ぐ事に成功している。

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仮面ライダータイガ/東條悟 -「英雄になれば皆に好きになってもらえるかもしれない」という承認欲求、それが理由で心を病み仲間に手をかける、人を庇って死んだ結果「英雄」と称されたという末路が類似。ただしこちらは「大切な人を犠牲にするのが英雄」と解釈して本当に仲間を殺してしまうなど、心の病み具合はもっとひどい。彼に対して言われた「英雄っていうのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ」という名言は、千景にも突き刺さる言葉かもしれない。

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