概要
※ネタバレあり
『鷲尾須美は勇者である』、『結城友奈は勇者である』、『乃木若葉は勇者である』、『楠芽吹は勇者である』の4作品からなる『勇者であるシリーズ』に一貫して登場する謎の敵生命体。名称の由来は全生命体の頂点とのこと。(英語の"vertex"が「最高点、頂点」等の意味を持つ。)
その正体は、園子曰く「天の神が人類を粛清するために遣わした存在」、ひなた曰く「神樹様が人類に原因があると御告げになった」とのこと。
西暦2015年7月30日、突如として全世界に出現し人類の殺戮を開始(七・三〇天災)。四国や長野県(諏訪)、北海道(旭川市カムイコタン)、沖縄県(南城市)など一部の地域を残して、人類を絶滅寸前にまで追いやった。通常兵器は通用せず、バーテックスに応戦した陸上自衛隊の歩兵部隊と戦車部隊は全滅した。
また、空から襲来するバーテックスを目の当たりにした人間は「天空恐怖症候群」という精神の病を発病してしまい、記憶の混濁や自我崩壊にまで至ってしまう事もある。恐らく神樹が樹海化により人々からバーテックスを隔離するのも、大赦がバーテックスの存在を隠蔽しているのも、これを防ぐ事が理由と思われる。
なお、人間以外の動物や植物は攻撃の対象とはならない。
全世界に対する侵攻を開始してから3年後の西暦2018年に四国へ再侵攻を開始。その後は一貫して神樹の破壊を目的に襲撃しており、これは神世紀においても変わらない。
西暦の終わりごろに行われた奉火祭によって講和が結ばれるとバーテックスは一度姿を消したが、神世紀270年ごろに再び壁の外で姿が見られるようになり、さらにおよそ30年後となる『鷲尾須美は勇者である』にて再び侵攻を開始した。
バーテックスの形態は様々で、次のようなものがある。
各形態
星屑
最初に出現したバーテックス。白色の袋のような身体に、触手と巨大な口のような器官が備わっている。顎の力は強力で、人間を捕食し、戦車の装甲化された砲搭をさえも噛み砕く。物理攻撃が通用せず、銃弾や鋭い木片を刺しても全く手応えがない。とにかく数が多く、千体以上で襲撃してくることもあり、乃木若葉の章では雑魚キャラ扱いながらも勇者たちは苦戦している。尚、全滅させても再び出現し、無限に増え続ける。大量に集まり融合することで後述の進化体に成長する、いわばバーテックスの幼体や細胞といった存在。
この段階でもすでに知能はそれなりに高く、西暦の時代には「立てこもった人々をあえて襲わず籠城戦に持ち込んで内部の人間が仲間割れで自滅するのを待ち、さらにわざわざ彼らが内側から破ったバリケードの裂け目から内部に侵入し皆殺しにする」という悪辣なことも行っている。
ちなみに味と食感は一度食べた若葉曰く「味のないイカ」、「食えたものではない」とのこと。
なお、『樹海の記憶』に出現する小型の個体も作中では星屑であると認識されている。形態は一般的な星屑と大きく異なり、姿形はバラバラである。
進化体
複数の星屑が融合し、中型、大型の進化体が形成される。中型進化体は鋭い槍のような物を飛ばすもの、蛇のようなもの、複数の関節を持つムカデのようなものなどがある。また、大型進化体に進化する過程で進化を止めているものもある。主に西暦の戦いにおいて登場する。以下の個体は『花結いのきらめき』で登場したもの。
角のように硬質化して隆起したもの
矢のようなものを発生させたもの
ムカデのように長い体型のもの
巨大な蛇のような姿のもの
完成体(乃木若葉は勇者である)、成りかけ/バーテックス・モドキ/プロトスター(楠芽吹は勇者である)
下記の星座型になる途中の状態。姿は星座型とほぼ同じだが内部が空洞であり、御魂は存在しない。
西暦で出現した際は、若葉や高嶋友奈の2つ目の切り札によって辛うじて撃破できた。
神世紀でも防人の外界調査中に複数が出現しており、楠芽吹や弥勒夕海子らに重傷を負わせている。
大満開の章においてはのわゆ編とくめゆ編で描写が異なっており、未完成同士ではあっても異なる状態であることがうかがえる。
のわゆ編ではガワだけ作り出した体内に星屑が埋め尽くされた状態になっており、通常状態の勇者でも手傷を与えることは可能。ただし傷を与えた箇所から星屑が漏れるように飛び出してくるという厄介な性質を持っている。
一方くめゆ編では、表面が溶岩が集まったように赤熱しており、絶えずぼこぼこと沸き立っている。こちらの状態はアニメ版鷲尾須美の章のラストでも登場している。また撮影監督が公開している動画内でプロトスターと呼称されている。
完成体(結城友奈は勇者である、鷲尾須美は勇者である、楠芽吹は勇者である)/黄道十二星座型
中型進化体と同じく無数の星屑が融合して形成される。モチーフは「黄道十二星座」と「拷問器具」。拷問器具については個々のモチーフは不明であり、複数の組み合わせである可能性もある。大きさは様々だが、大半が50メートル級の巨体を持ち、レオに至っては全高100メートルもある。またダメージを受けても、高い回復能力で体を修復する。
完全に完成したバーテックスには「御魂」という逆四角錐型のコアが存在しており、バーテックスを封印の儀で拘束、御魂を露出させこれを破壊するか、「満開」によって破壊する以外倒す方法はない。
御魂はバーテックス毎に異なる特性があるため、露出させても破壊は一筋縄では行かない。
鷲尾須美の章では神樹の作り出した結界である「壁」の外に追い出すので精一杯だったが、最後の段階で満開機能を追加、御魂の破壊が可能になった。結城友奈の章では前述の通り、満開を使用しない状態でも封印によって御魂の破壊が可能になった。
西暦では唐突に襲撃してくることが暫しあったが、神世紀では襲撃に周期があった。しかしそれも結城友奈の時代では周期に乱れが生じている。
ヴァルゴ・バーテックス
結城友奈の章で最初に出現した、乙女座の名を冠したバーテックス。ピエロの顔が描かれたアドバルーンのような姿をしている。移動は遅いが、布のような触手による近距離攻撃、下腹部から発射する小型爆弾による遠距離攻撃が可能。地味に攻撃力も高く、まともに浴びた弥勒夕海子が数日間目覚めなかったほど。御魂はかなり固く、友奈や風の攻撃でもなかなか破壊できなかった。
『鉄の処女』がモチーフと言及されたことがある。
キャンサー・バーテックス
蟹座の名を冠したバーテックス。薄い板が何枚も重なったその姿はさながら甲殻類を彷彿とさせる。防御力に特化しており、固い装甲と複数の反射板を駆使してサジタリウスの放つ針を反射してオールレンジ攻撃を行う。またカニらしく大型の鋏も持っている。御魂は攻撃に紙一重によける性質があり、面での広範囲攻撃が有効。
スコーピオン・バーテックス
蠍座の名を冠したバーテックス。黄色いパイプ椅子のような姿をしており、胴体下に毒液を貯めた透明なタンクを抱えている。巨大な毒針を備えた尾がなければサソリに見えない姿に加えて細長い手足や全体的にスマートなフォルムから友奈からは当初エビと間違えられた。サソリらしく長い尾によるなぎ払いや毒針による刺突攻撃を駆使する。御魂は複数に増えてしまうため、すべて倒さなければならない。
十二星座の中で最も殺傷能力が高く、劇中で戦死した勇者4人の内、単独で2人、共同で1人を仕留めている『勇者キラー』ともいうべき存在。鷲尾須美の章では、射手座、蟹座とトリオを組んで瀬戸大橋に出現。撃退されたものの、この組み合わせで結城友奈の章にて再び出現する(しかも勇者部が戦い始めて間もない時期であったにもかかわらず、である)。
サジタリウス・バーテックス
射手座の名を冠したバーテックス。ネイルガンに顔が付いたような姿をしている。十二星座の中でもレオに次ぐほどの火力を誇り、巨大な一本の矢による長距離狙撃と、無数の針を雨のように降らせる広範囲射撃を使い分ける。まともに浴びれば勇者でさえ無事では済まない。御魂は高速で移動する。
カプリコーン・バーテックス
山羊座の名を冠したバーテックス。全体的にメカニカルな姿をしている。地震を引き起こす攻撃、毒霧を吹き出す攻撃を仕掛ける。毒霧は御魂を隠す目くらましにもなる。
黒子のように常に舌のような頭巾を深く被っているが、その下には意外とかわいらしい素顔が隠されている。
アリエス・バーテックス
牡羊座の名を冠したバーテックス。羊というよりはどちらかといえばナメクジやカブトガニに近い姿。装甲は薄いが再生能力はひときわ高く、破壊したり切断したりすると、その部位から増殖していく。映像媒体では強力な放電能力を有する(おそらく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が元ネタだろうか)。御魂は高速回転して攻撃を弾く。
タウラス・バーテックス
牡牛座の名を冠したバーテックス。牛の角のような部位があり、コケが生えているその姿はまるで巨大な石のオブジェを思わせる。体についているベルから耐え難いほどの怪音波を鳴らす。レオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。出番が恐ろしく少なく、『結城友奈の章』5話に登場したきり、他の章には一切登場しない。
ジェミニ・バーテックス
双子座の名を冠したバーテックス。双子だけに同じ個体が2体存在する。全高3mとバーテックスの中ではかなり小型だが機動力は高い。一切戦闘に参加せず、他のバーテックスが勇者を引き付けている間に250km/hという猛スピードで神樹に迫る。御魂は小さいものが大量にあり、すべて倒さなければならない。
十二星座の中で唯一の人型の個体だが、カボチャパンツ一丁で首枷をはめたまま奇声を上げながら全力疾走するというその異様な姿から勇者達から変態扱いされている。また、それぞれが個性はおろか意思があるのかすら怪しいはずのバーテックスの中でも特に個性的かつインパクトの強いキャラであるためか人気もあり、『乃木若葉の章』では最高級うどんを無視した事で勇者達を驚愕させ怒りを買われたり、『花結いのきらめき』では千景の水着を奪ったり、カボチャを他のバーテックスとの連係プレーで盗んだりとしょっちゅうネタキャラとなっている。
ライブラ・バーテックス
天秤座の名を冠したバーテックス。十字架と天秤を合わせたような姿をしている。体についている分銅が矢などの遠距離攻撃を吸収、無効化する他、自身を高速回転させることで竜巻を起こす。レオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。
アクエリアス・バーテックス
鷲尾須美の章で最初に出現した、水瓶座の名を冠したバーテックス。顆粒を束ねたような姿で大量の水に覆われている。二つの巨大な水球を備えており、この水球に勇者を押し込んで溺死させようとする。ちなみにこの水の味は三ノ輪銀曰く「始めはサイダーだったけど途中からウーロン的な味になった」とのこと。『大満開の章』では水球から光線(拡散型と収束型の2種類のバリエーションがある)を放つ能力を見せた。結城友奈の章ではレオと融合し、レオ・スタークラスターを形成する。
ピスケス・バーテックス
魚座の名を冠したバーテックス。魚というよりはどちらかといえばイカやクラゲに近い姿。水中はもちろん地中にも潜行可能で、最も攻撃しにくいバーテックス。海中ではその力が増す。
レオ・バーテックス
獅子座の名を冠したバーテックス。獅子の顔を象ったような姿に日輪のようなオブジェクトが備わっており、その姿はさながら太陽をも思わせる。全高が100メートルもあり、火球による遠距離攻撃を得意とする。西暦の時代から一貫して他のバーテックス達を統率しており、最大にして最強の地位を占めている。
レオ一体だけでも充分強敵だが、ライブラ・アクエリアス・タウラスなど複数のバーテックスと合体し、レオ・スタークラスターを形成する。これにより火力はさらに増大し、追尾式の火球、太陽のような巨大火球を形成することも可能になる。防御力も高く、夏凜の攻撃は刀をへし折り、東郷の狙撃も受けつけずに二人を返り討ちにしている。風の満開をもってしても撃破には至らなかった。また、御魂は宇宙規模に巨大であり、この姿でも自身を崩して要塞のように撃ち出すことで攻撃できる。
疑似バーテックス
『花結いのきらめき』では造反神が生み出した偽者のバーテックス・疑似バーテックスが敵として登場。ひなたの言によれば、造反神が元々天の神側にいた強力な神だからこそ生み出すことができるらしい。
造反神側の勇者である赤嶺友奈は、疑似バーテックスを操る力を持つ。
上記以外のさまざまな種類の新型バーテックスが登場する(名前は全て音楽に関係する用語になっている)が、偽者故か行動におかしなところがあり、水着イベントでは買ったばかりの千景の水着を(偶然引っかかった形で)奪い取ったり、文化祭イベントでは一同が採取しようとしていたマツタケの番兵として立ちはだかったりしている。
さらにハロウィンイベントではカボチャ型の大型バーテックスが登場し、かつてバーテックスを食べた経験がある若葉を含む多くの勇者達が食べる事を考えてしまっている。ご丁寧に雑魚バーテックスもハロウィンの仮装をして来訪もとい襲撃してきており、樹海にもカボチャが多数ぶら下がる(歌野のカボチャ畑を樹海化したため。終わった後は畑のカボチャの一部がなぜか巨大化していた)というおかしな状態になっていた。ちなみにこのカボチャ樹海、バーテックスが作り出したものらしい。翌年も思った通り再来。今回はカボチャそのものは無事だったが、カボチャを連係プレーで盗んでいくというまさかのカボチャ窃盗事件を引き起こした。…もしかしてアイツもハロウィンやりたかったんだろうか?
クリスマスイベントにおいてもこのコスプレバーテックスが案の定再来。今度は星屑を中心にクリスマスコスプレをまとってくる。あの星屑がトナカイの仮装で大量に向かってくる光景はぶっちゃけシュール。樹海もクリスマス仕様であり、今回も造反神側の仕業……と思いきや、今回は勇者側から攻め込んでいるので土地神側が作り出した可能性が高い。神様達がそろいもそろって何やってんスか。
以降の季節イベントでもやっぱりコスプレバーテックスは登場。星屑が正月イベントでは鏡餅に、花見イベントでは桜餅になっており、大量の鏡餅や桜餅がやってくる光景にはシュールさを通り越して笑えてくる。樹海も季節にあわせて模様替え(クリスマス、お花見、一周年お祝いモード、ウォータースライダーなど)するのだが、誰もツッコまない上説明もない。恒例だからだろうか…
行事毎におかしな行動をするのは、勇者や巫女が元気になると神樹がパワーアップするからそれを阻止しようと動いているのではと推測している。
おかしな行動ばかりが目立つため忘れられがちだが、ストーリー開始時点で讃州市(西暦の観音寺市に相当)を除く四国全域を制圧しており、町中でも普通に襲撃してくる(壁の外から侵入してくるわけではない)。幸い、造反神に制圧された未解放領域との境界にある結界を踏み越えた段階で樹海化警報が鳴るようになっているため、勇者による対応が可能。
しかし未解放領域との間には特に境界線のようなものは引かれていないので、どこからが未解放なのかは不明確なのが厄介なところ。運動会イベントでは夏凜と樹が不用意に未解放領域に侵入してしまったり、夏祭りイベントでは祭りの会場である神社のまさにすぐそばに未解放領域があり警報が間に合わない事態が危惧され、実際に襲撃されたことがある(この時はひなたと水都がバーテックスの攻撃対象として狙われた)。上述した千景の水着がバーテックスに盗まれた一件も、これが理由で起きた。
ちなみに、勇者以外の人間は未解放領域にいても神樹によってバーテックスが見えないようにされており、間違って未解放領域に入っても無意識に戻されるようになっている。
※以下、能力などについての追記求む
星屑ハロウィンver.
星屑がハロウィンの仮装を纏った姿。2種類存在し、いずれもジャック・オー・ランタンと魔法使いのような帽子をかぶっている。
星屑クリスマスver.
星屑お正月ver.
鏡餅に扮した星屑。ご丁寧にだいだいも乗っかっている。
アタッカ
名前の由来は、多楽章の楽曲または組曲形式の楽曲において、楽章・各曲の境目を切れ目なく演奏する奏法・アタッカ(attacca)。
作中で最初に名前が登場人物に呼称された疑似バーテックスである。白鳥歌野は苦手としているらしい。
攻撃力に優れたバーテックスなので、早めにしとめてしまうこと。
アタッカ・バッサ
アタッカ・アルタ
フェルマータ
名前の由来は拍子の運動の停止を意味する「延長記号」のフェルマータ(fermata)。
フェルマータ・バッサ
フェルマータ・アルタ
フェルマータ・プリモ
フェルマータが角松を背負ったお正月仕様。プリモ(primo)とは「最初の」を意味するイタリア語。
コンフォーコ
名前の由来は「火のように、生き生きと」を意味する発想記号のコン・フォーコ(con fuoco)。
コンフォーコ・バッサ
コンフォーコ・アルタ
マエストーソ
名前の由来は「荘厳に、堂々と」を意味する発想記号のマエストーソ(maestoso)。
マエストーソ・バッサ
マエストーソ・アルタ
カプリチオ
名前の由来は奇想曲・狂想曲を意味するカプリッチョ(capriccio)。
カプリチオ・バッサ
カプリチオ・アルタ
カプリチオ・ズッカ
カプリチオがハロウィンの仮装を纏った姿。上部にジャック・オー・ランタンのような意匠が施されている。なお、ズッカ(zucca)とはイタリア語で「カボチャ」の意味。使用してくる技までも「ジャック・オー・ランタン」というハロウィンモード全開なバーテックス。
グリッサンド
名前の由来は一音一音を区切ることなく、隙間なく滑らせるように流れるように音高を上げ下げする演奏技法のグリッサンド(glissando)。
グリッサンド・バッサ
グリッサンド・アルタ
タチェット
名前の由来は、楽器や声を出さないことを示す音楽用語タセット(Tacet)。
タチェット・バッサ
タチェット・アルタ
カデンツァ
名前の由来は、即興演奏・歌唱を示す音楽用語カデンツァ(cadenza)。
カデンツァ・バッサ
カデンツァ・アルタ
カノン
名前の由来は、輪唱を意味するカノン(canon)。
カノン・バッサ
カノン・アルタ
カノン・デュオ・ロッソ
カノン・デュオ・ヴェルデ
セプテット
名前の由来は、七重奏を意味するセプテット(septet)。
セプテット・バッサ
セプテット・アルタ
ポルタメント
名前の由来は、音高を連続的にずらしながら滑らかに移行する奏法ポルタメント(portamento)。
ポルタメント・バッサ
ポルタメント・アルタ
スケルツォ
名前の由来は、諧謔曲を意味するスケルツォ(scherzo)。
スケルツォ・バッサ
スケルツォ・アルタ
スケルツォ・コーダ
ペザンテ
名前の由来は、「重々しい」を意味するペザンテ(Pesante)。
ペザンテ・バッサ
ペザンテ・アルタ
ロンド
ロンド・バッサ
ロンド・アルタ
ジョコーソ
名前の由来は、「おどけて、こっけいに、快活に」を意味する発想記号のジョコーソ(giocoso)。
ジョコーソ・バッサ
ジョコーソ・アルタ
ドルチェ
名前の由来は、「甘美に」を意味する演奏記号ドルチェ(dolce)。
ドルチェ・バッサ
ドルチェ・アルタ
レクイエム
名前の由来は、鎮魂歌を意味するレクイエム(requiem)。
レクイエム・バッサ
レクイエム・アルタ
レクイエム・フォルテ
花結いの章10話で出現した黒いレクイエム。
レクイエム・ノエル
クリスマスイベントで出現したレクイエムのクリスマス仕様。クリスマスツリーのような装飾がついているのが特徴。ノエル(Noël)とは、フランス語でクリスマスの季節や歌のことを指す。
アジタート
名前の由来は「激情的に」や「急速に」の意味を持つ、発想記号のアジタート(agitato)。
花結いの章11話で初登場した疑似バーテックス。
体力はほぼ無く一撃で沈むが、攻撃を受けるとカウンターを与えてくる爆弾のようなバーテックス。
カルマート
名前の由来は「静かに」の意味を持つ、発想記号のカルマート(calmato)。
花結いの章11話のボス。爆弾魔。
本体は特に攻撃してこないが、「サモン・アジタート」で大量のアジタートを召喚する。
アニマート
名前の由来は「活発に」の意味を持つ、発想記号のアニマート(animato)。
造反神が準備していた二種類の超大型疑似バーテックスの一つ。
ゲーム上は近接攻撃タイプ勇者(友奈、銀、若葉など)の攻撃が効かない。
グランディオーソ
名前の由来は「壮大に」の意味を持つ、発想記号のグランディオーソ(grandioso)。
造反神が準備していた二種類の超大型疑似バーテックスの一つ。
ポンポーソ
名前の由来は「華麗に」の意味を持つ、発想記号ポンポーソ(pomposo)。
金色に輝き、素早く動く小さな疑似バーテックス。
ポンポーソ・モデラート
ポンポーソよりも大きく、強固な鎧を身に着けたような疑似バーテックス。
ポンポーソ・アレグロ
ポンポーソ・モデラートよりさらに大きく、より頑強な鎧を身に着けたような疑似バーテックス。
グラーヴェ・ティランノ
名前の由来は「重々しく」の意味を持つ、演奏記号グラーヴェ(Grave)。
ムカデのような細長い疑似バーテックス。
フェローチェ
名前の由来は「野生的に激しく」の意味を持つ、演奏記号フェローチェ(feroce)。
強固な鎧を纏う、三日月形の疑似バーテックス。
レント
名前の由来は「ゆるやかに」の意味をお持つ演奏記号レント(lento)。
放射状で太鼓のような姿の疑似バーテックス。
夜の樹海のバーテックス
きらめきの章において出現したバーテックス。(名前は全て星に関する用語になっている)
今まで樹海に現れた、天の神が造ったバーテックスとも造反神が造り上げた疑似バーテックスとも違う、新たなバーテックス。
造反神の勇者だった赤嶺友奈にも操ることができない。これは、一同に興味を示した中立神が自らも勇者たちに試練を与えたいとして造り出した存在だから。試練を突破出来れば、一同に味方したいと考えているとのこと。
また、中立神の巫女が操作する専用バーテックスも存在する。
コミティス
丸い形が特徴的なバーテックス。
星屑やアタッカなどと同様、大量に現れるいわゆる雑魚。
登場から長い間名前が判明していなかったが、2022年9月のトークライブにて名前が明かされた。
ドリフォロス
白と黄色を基調にしたバーテックス。
名前の由来はギリシャ語で「衛星」。
月を模したバ-テックス。
きらめきの章15話の試練では中立神の化身として立ちはだかった。
フォーヴォス
灰色と紫色を基調とする鶴を模したバーテックス。
名前の由来は火星の衛星「フォボス」のギリシャ語名。
中立神の巫女である天馬美咲が搭乗し操作する。
真空波を放ち攻撃する。
ディーモス
灰色と山吹色を基調とする犀を模したバーテックス。
名前の由来は火星の衛星「ダイモス」のギリシャ語名。
中立神の巫女である法花堂姫が搭乗し操作する。
突進攻撃を行う。
エクリプスィ
メカメカしく、球状のが中心部が特徴。
中立神の巫女である天馬美咲と法華堂姫の二人が搭乗し操作する、中立神が本気で用意したバーテックス。
作中では勇者たちの攻撃を一切寄せ付けないの防御力と乃木園子が直観で撤退を選択するほど大規模で強力な攻撃力を誇る。
勇者たちの連携攻撃と、柚木友奈のチェンソーによる突破力の高い攻撃によってようやく倒された。
バーテックス教団
天の神の圧倒的な力を信仰するカルト集団。神世紀72年に大規模なテロ事件を起こしたとされているが、あくまでも裏設定的な扱いであるため、具体的な活動内容や目的は不明である。
その他
「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」とのコラボイベントでは、あろうことがバーテックスのコアが荒魂と合体するという事態が起きている。
関連タグ
ホロスコープス・ゾディアーツ:幹部格のモチーフが黄道十二星座である敵キャラつながり。ダスタードといわれる星屑が元ネタである戦闘員キャラがいる点でも共通している。
バイド・使徒・フェストゥム・ノイズ・ネウロイ・妖魔・荒魂・ゾンダー・ピラー・ヒュージ・叫竜・巨大怪物体・禍威獣・キャンサー・オニ・トリオン兵・原種・異灰・ヴァイス・機械生命体・悪魔:同業者
ゲッター線:敵対するであろう存在