概要
人類を襲う巨大な生物たちの総称。出現時には霧が発生する。体の大きさで階級(種類)が決まる。
どう見ても生物と言うよりもそれを模した巨大兵器と言った外観で、共通点としては黒色の外殻と装甲の継ぎ目から放たれる青白い燐光が特徴。血液の色は青で、マグマエネルギーに集う性質を持つ。
自己再生機能も有しているらしく、暴走状態のストレリチアの攻撃によってパイプ(血管?)が露出するほどのダメージを受けても短時間で元に戻る。完全に破壊するには体内のコアを破壊するしかない。
単なる獣という訳でもなく、有効打にならないとは言えプランテーションの外壁部の砲台を即座に無力化し、フランクスを感知すれば優先して攻撃を加えようとする知能を有している。
第13ステーションへの襲撃以降各地で活発化し、人類側もステーション同士を集めるといった対処をしている。
ヒロインのゼロツーはこれの血を引いているとのことだが....
種類
- モホロビッチ級
第1話から登場。略してモホ級とも呼ばれる。
体の半分以上を占める巨大な頭部と不釣り合いなまでに細い脚部が特徴。口内部に強力な荷電粒子砲を有しており、使用時には尻尾が何処かで見たような形状に変形する。
- コンラッド級
第3話から登場。
4本足のダニような姿をしている。フランクスよりも小柄で単独の戦闘力も低めだが、集団で行動し場合によっては複数体が合体して巨大な個体になることもある。
- ワーム級
第4話から登場。
長大な胴を持つ個体。電動シェーバ状の頭部と鉤爪状の尻尾を有する。
- 超レーマン級
第15話から登場。
超巨大サイズで、中から小型の叫竜が無数に出てくる。
関連項目
正体?
この先、ネタバレ在り。
フランクス博士の分析結果によると、
「叫竜の死骸を調べた結果……ある時期を境に奴らは二つの形態にその姿を変化させて来たことが分かった。一つは……己の身を大地へと還し、エネルギーへと変質させた者。もう一つは……叫竜人が創り出した生体兵器……叫竜は……雌雄二体の叫竜人から出来ている。雌の魂はその兵器へと繋がり、雄の魂は操縦席であるコアへと宿っていった……」
更に001の自供によると、
「太古の時代に…遠い宇宙から現れたこの侵略者と我らは戦い、これを退けた。そして我らが地に潜り……侵略者の再来に備えていたのだ」
つまり……この2人の言い分が正しければ、叫竜の正体は、地底人が作った対宇宙艦隊用生体兵器と言う事になる。
実際、001の回想によると叫竜の初期と思われる兵器はフランクスのように男女が搭乗していた。
しかしあまりにも長い年月VIRMとの戦いに注力するあまり、以前は人の形をした知的生命体だった叫竜人たちは豊かだった文化も生殖能力も無くしてしまっており、001だけが人の形と言葉を維持していた。
兵器としての叫竜に変化した者たちは力の強かった層だが、知性は失っており言葉を交わすこともなくなり、雄は胎児のような状態になりコアの中に封じられた状態になっていた。
マグマ燃料の正体も叫竜の中で力の弱い者たちが自ら変化したものだった。(生物由来と言う点で、ある意味石油や石炭と同じ化石燃料の一種とも言える。)
その後、叫竜の真実とVIRMの暗躍を知った人類が敵対をやめた事で、叫竜達はストレリチア・アパスと共に、本来の使命であるVIRM討伐へと出撃していった。
そして、VIRM討伐を完了した叫竜の生存者達は地球へと帰還し、地球再生の糧として大地へと還っていった。
生き残った人類たちは、地球を人類に託した彼らの心を汲み、マグマ燃料をもう使わないことにして自給自足から再び文明を再建して行った。
関連項目(追記)
ドラゴン(クロスアンジュ)……一見敵に見えて、実は敵ではなかった繋がり。本当の黒幕がいて、その黒幕の策略によって最初の内は主人公組と対立していたと言う酷似点もあり。