概要
Pt氏による『乃木若葉は勇者である』の二次創作小説企画。
「一人で書いているのに合同誌並みの量になりそう」という理由でこの名称となった。
実際にpixivに投稿している作品は、原作では描かれなかった、高嶋友奈が勇者に選ばれ四国へ向かうまでの出来事を描いた『高嶋友奈は勇者である』。全三章で完結予定で、現在連載されているのは第一章『世界のはじまり』。
高嶋友奈の一ファンでもある作者による、高嶋友奈というキャラクターの深い考察がストーリーに反映されており、原作の雰囲気そのままのシリアスな展開と相まって勇者であるシリーズの二次創作でも一定の人気を得ている作品である。
作者のtwitterでは、主要キャラクターである高嶋友奈と三ノ輪慧の詳しい人物像や今後の展開についてのツイートを多く見る事ができる。
しかし小説本編は2018年投稿の第4話以降長く更新が途絶えていた。作者は執筆に向けた取材などは続けているのだが、その間に公式で高嶋友奈の過去を描く『烏丸久美子は巫女でない』の連載が始まってしまい、公式に追い付かれる事態になっている。作者は「(『烏丸久美子は巫女でない』が)始まる前に続きを書き進める必要がある」と認識はしているのだが、第一章の最終話である第5話が投稿されたのは、『烏丸久美子は巫女でない』の連載が終了した後の2022年1月1日の事であった。
第二章と第三章は果たしてどうなるのだろうか…?
あらすじ
西暦2015年7月30日――
星屑が落ちてきたその日、高嶋友奈は奈良で暮らしていた。
彼女は運命に導かれ勇者となり、戦いに身を投じる事となる。
光が閉ざされていく世界。
大切な人や、故郷との別れ。
それでも、彼女は進み続ける。
全ては、みんなを守るために。
貫き続ける思いが、少女を勇者へと成長させていく。
これは、「高嶋友奈という世界」の始まりを描く物語――
主な登場人物
本作の主人公。奈良県の御所市で暮らす小学5年生。両親と3人暮らし。
バーテックスが初めて襲来した西暦2015年7月30日、幼馴染の慧に導かれて高鴨神社に向かい「天ノ逆手」を授かり勇者となる。以降は街に取り残された人を救うべく奮戦するが…
本作は勇者システムが登場する前の時系列であるため、まだ変身はできない。
三ノ輪慧(みのわ あきら)
本作オリジナルキャラクター。高鴨神社の巫女を務めている中学2年生。誕生日は1月28日。
友奈の幼馴染であり、彼女からは「三ノ輪さん」と呼ばれ姉のように慕われている。頭脳明晰かつしっかり者で面倒見がいい一方、年相応に笑う姿は滅多に見られない。
肉眼で天体観測をするのが趣味であり、星座の事に詳しい。
バーテックス初襲来と時同じくして巫女としての力に目覚め、友奈を導く役目を担う事となる。自身は神託の事を「星読み」と呼んでいる。
『鷲尾須美は勇者である』に登場する三ノ輪銀に容姿が似ているが、作者によると直接的な血縁関係はないとの事。また寝不足になると普段と打って変わってポンコツになってしまうらしい。
なお、後に公式で登場した同じ立場のキャラクターは、慧と同じ奈良に住んでいた中学2年生だった。作者は予言者だったのか…?
外部リンク
twitterモーメント(#ひとり高嶋さん合同/高嶋友奈は勇者である)