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芙蓉・リリエンソール・友奈

ふようりりえんそーるゆうな

芙蓉・リリエンソール・友奈(ふよう・りりえんそーる・ゆうな)とは、イラストノベル『勇者史外典 第二章 芙蓉友奈は勇者でない』に登場するキャラクターである。
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※この記事には『勇者史異聞 芙蓉友奈は語部となる』における動向についての記述が不足しているため追記募集中


「倒行逆施! 壁と神樹勇者にまつわる真実の深淵は、我々から遠ざけられている! 我々は目を隠された愚民ではない! 深淵を覗くか覗かざるか選択するのは我々であるべきだ! 深淵に臨む志を持つ者たちよ、我が元に来たれー!!」

概要編集

プロフィール編集

※『花結いのきらめき』のキャラクター紹介によるもの。

人物像編集

本名、芙蓉友奈。アメリカ人の母を持つ第四の友奈(時系列順に見れば2人目)で、シリーズ初となるハーフの登場人物であるアメリカ嫌いのあの人が出会ったらどんな反応をするのかが気になる所であるが、それについては後述)。

ハーフらしく金髪赤目だが、それ以外の容姿は結城友奈に似ている。ただ背は低く(本人はそれを指摘されると怒る)、相方である柚木友奈との身長差は22cmにもなる。それでもゆゆゆいでのドレス姿などを見る限り、スタイルそのものは悪くない。

身長差芙蓉柚木

アクティブで気さくな性格。一時子役として活躍したほどの美少女で、リリエンソールというミドルネームはその時の芸名であるらしい。そんな経緯もあって結構な金持ちであるようだ(本人は「持っていても意味を見出せない」と言っているが)。

中学一年の時はおとなしい性格で学校にもあまり来なかったらしいが、二年になってから学校非公認の「勇者部」という部活を作り、演説や謎解きめいた言い回しで部員を集めようとする奇行が目立つ問題児となっている。その目的は壁の外に出て世界の真実の姿を見る事らしいが、どうやら母の家族がバーテックスの襲来以降音信不通となった事が動機となっているようだ。

柚リリ

妙に偉そうな話し方をし、何かと小難しい四字熟語を使う癖がある(これは作者によると日本文化に染まった母の影響との事)。勇者バーテックスの事は大赦の陰謀論だと主張し存在自体を信じていない(その割に部活名を「勇者部」としている理由は不明)。他者の事は基本的に君付けで呼ぶ。

これまでの友奈と異なり説明が苦手な様子はなく、統一模試で県内二位を取った事があるほど勉強ができる一方で、体力は全然ない。また、道のりが険しい嶽山の龍王神社に行ったはいいが帰り道が怖くなって危うく取り残されそうになるなど、後先考えずに行動して痛い目を見るというドジな所も(どうやら高い所が苦手なきらいがあるようだ)。他にも体力がないのに壁まで海を泳いで行こうとするなど、時折自分を顧みない友奈に似た無茶な一面を覗かせる。ただその行動は、結城や高嶋の誰かのためにという利他的な行動ではなく、壁越えという自身の目的のため、さらに柚木の救助を当てにした利己的な行動であるという違いがある。

2020年末までのゆゆゆ+α落書きまとめ

また日記を書いているらしく、各話の最後はこれで締めくくられる形になっている。


ファンからはこれまでの通例に倣って「リリ奈」と呼ばれつつある。作中では柚木に「リリ」と呼んでもらっている。


花結いのきらめき編集

「私は芙蓉・リリエンソール・友奈!友人には『リリ』や『リリー』と呼ばれることが多いね。」


2021年10月23日に、柚木共々参戦が発表。キャストについては後日発売の電撃G’sマガジンにて発表された(まあ、大抵のファンの予想通りではあったが)。


今作のエピソードではグライダーを使って壁の外を目指そうとしていたが、これはオットー・リリエンタールが元ネタと思われる(「リリエンソール」は「リリエンタール」の英語読み)。


『きらめきの章』には2022年1月の第19話から登場。柚木共々元は一般人ながら、本作の世界には勇者として召喚されており(後に原作の時点で勇者の素質がある事を匂わせていた事がメモリアルブックにて明かされている)、続く第20話で初変身を披露した。原作に先んじて勇者とバーテックスの実在を知る事となり、原作とは若干の差違が生じている。

芙蓉・リリエンソール・友奈

装束のメインカラーはシリーズ初となる虹色で、モチーフはレインボーローズ。史上初にして唯一の自然界にない存在しない花モチーフである。武器は薙刀で、子役時代の殺陣の経験を活かして振るっていた。精霊土蜘蛛

不幸にも10月28日にサービス終了する事になったので、残念ながら強化装束は登場しない。


アメリカ嫌いの東郷と2年前の彼女との関係はからも心配されていたが、すんなりと吹っ切れて受け入れられており、杞憂に終わっている。


余談編集

リリ誕2023 🎉

彼女の好物は上記の通りうどんとハンバーガーだが、偶然か否か香川県ではさぬきうどんバーガーというものが実際に販売されている。現在は津田の松原サービスエリアでしか販売されていない限定品ながら香川を代表するご当地バーガーとなっており、平成23年度にはかがわ県産品コンクールで審査員特別賞を受賞している。

なお、彼女と関係しているのかは不明だが、『花結いのきらめき』では本編完結後の2021年4月1日のエイプリルフールネタでうどん玉からハンバーガーが作れるようになっていた。そして先に書いた通り本人が実装されると、作るうどんは何とうどんバーガーであった。


関連タグ編集

古波蔵エレン - 制作会社繋がりのハーフキャラ。ちなみに中の人は後に『大満開の章』にモブ役で出演している。

アンゴル=モア - 四時熟語をよく使うキャラ繋がり

守形英四郎 - 新大陸を目指すためにグライダーを使うところ等

和中蒼一郎 - 四字熟語をよく使い、なおかつ外見は金髪で赤い目をしている。






















































































※以下ネタバレ注意






















事実そのものは重要ではない。

確かめること。

思考し、努力し、確かめようとする意思を持つこと。

その意思こそが、母を傷つけた人たちへの否定である。


壁の外の世界を確かめる事にこだわるのは、母の末路が関係していた。

元々壁の外から来た避難民だったためにあまり歓迎されない身であった事に加え、難病を発病(循環器系の病で、しかも遺伝するため芙蓉自身も定期検診を受けている)。それ自体は前例があったものなのだが、人々はそれを「バーテックスの呪い」「バーテックス由来の毒素か細菌を壁の外から持ち込んできた」と誹謗中傷し、病院から出られなくなるほど悪化するまで引っ越しを繰り返した末、亡くなってしまった(このような事情からか自宅はマンションであり、前述した「持っていても意味を見出せない」発言も踏まえれば、資産こそあれどそれに見合った裕福な生活はしていない事が窺える)。

そんな母を遂に救う事ができなかった自分、科学的な説明よりもいわれのない噂を信じる人々、そしてそれらを生み出した根源である壁を嫌うようになり、今の世界を作り出した『迷信』を否定する事にこだわるようになった。

皮肉にも、「バーテックスにまつわる噂に由来する誹謗中傷を受けた事が原因で親を亡くした」という点では柚木と共通している。


しかし、事情を知った柚木の助力もあって、遂に壁の外の真実を見る事になる──


なお、第4話の表紙で読んでいる小説はアルベール・カミュの「ペスト」である。


友奈の名を持ち、顔も高嶋友奈に似ておりCVも同じだが、逆手を打ったことを示す文章は無く、他の友奈とどんな関係にあるのかは結局のところ不明である。

書き下ろし短編では高嶋友奈の関係者に西暦時代の事を聞き込みに行ったが、特別な反応は作中で示されていなかった(ただ、片方は事前に友人伝いに話を聞いており、もう片方も立場上二人の友奈のことを知っていた)。


彼女が本当に見たかった壁の外の世界には、およそ300年後の勇者部が真に踏み込む事となる。

勇者でない彼女もまた、違う形でバトンを繋いだのかもしれない。

























※以下、朗読劇『芙蓉友奈は語部となる Carpe diem』のネタバレ注意
























本編から10年後(神世紀40年頃)、歴史研究家となっていた事が判明。


余談ではあるが、バーテックス教団によるテロ事件の発生した神世紀72年では50代であるため、存命であれば別の友奈と同じ時代を生きていた事になる(しかも祖母と孫くらいともみなせる年の差)。また大赦が様々な情報操作を行った神世紀100年では80代である。存命であるならば彼女はどう思ったのであろうか……

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芙蓉友奈は勇者でない ふようゆうなはゆうしゃでない

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