概要
ソーシャルゲーム『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』と『RELEASE THE SPYCE secret fragrance』のコラボイベント。
両作品ともに初めてとなる他作品とのコラボイベントであり、タカヒロが原案を手掛けた『勇者であるシリーズ』と『RELEASE THE SPYCE』のクロスオーバーとなっている。『花結いのきらめき』の世界に『RELEASE THE SPYCE』からモモ、雪、命、楓、初芽、五恵達ツキカゲの面々が召喚され、勇者部を巻き込んだオリジナルストーリーが展開される。
開催期間は2019年5月2日〜5月17日。5月2日から前編、5月7日から後編が配信され、さらに2021年9月17日~10月1日まで復刻イベントとして実施された。シナリオは前後編ともノーマル・ハードが用意された。
本コラボでは、バーテックスとの戦闘と同時に、悪意を持った人間とも戦う事になる(改暦当初はともかく、一部を除いて基本的に善良な人間の多い神世紀300年の世界ではかなり珍しい展開である)など、悪人との戦いを描いたリリスパの要素も絡んだシナリオとなっており、ここでは、
- ツキカゲ達の攻撃はバーテックスには効かず(戦闘時は、ゲームシステム上では巫女と同じサポートキャラ扱いで、本編ではその身体能力や、各々がキメるスパイスの力を活かして勇者のサポート役に徹するという描かれ方をしている)
- 勇者部達は対人戦闘や諜報活動が苦手(そもそも勇者の力を人間相手に振るうのはご法度であり、時には相手に色仕掛けを仕掛ける事(本コラボで少しだけ描かれている)もある本格的な諜報活動には勇者達は根本的に向いていない)
などの苦手分野がお互いに存在し、それを互いに補い合いながら事件解決を目指すスパイ&バディものの側面も含んだ展開となっている。
余談
ゆゆゆいではこの後も「刀使ノ巫女」や「とある科学の超電磁砲T」とのコラボイベントが開催されていく事になるが、上記コラボがあくまで本編には影響しない番外編的シナリオである中、本コラボ内では、
- 「大赦内に良からぬ事を企む不穏分子がいる」
- 「この時点では勇者部と敵対していた赤嶺友奈が今回の一件に絡んでくるものの、結果的にその暗躍が勇者部とツキカゲ達が不穏分子を成敗するきっかけとなるなど、これが彼女の意図したものかは分からないが、鏑矢としての職務を果たした形となっている」
- 「ラストにて、元の世界に帰るモモの口から、赤嶺の心情が友奈にだけポツリと語られる(これにはモモのとある特技が活かされている)」
など、番外編とは思えないほどにゆゆゆい本編とガッツリ絡んでおり(ただし、最後は他のコラボ同様、神樹の力で全員の記憶は消去され、本編に影響が出ないようになっている)、明らかに上記2作品とは毛色が違う仕上がりとなっており、更にリリフレのゲームシステムがゆゆゆいとほぼ同じな事を利用し、ツキカゲ達の立ち絵がlive2d仕様となっていて(他のコラボでは、立ち絵は基本的に普通の一枚絵)、友奈達との会話シーンでも違和感がないなど、非常に重厚で凝った作りのコラボとなっている。
ちなみに、ゆゆゆいを始め勇者であるシリーズ内の設定では、本来は勇者以外の人間には見えない精霊が、何故か(身体能力こそ常人以上だが)一応は普通の人間であるツキカゲ達にも見えていた(鍛錬で培った高い身体能力に加え、任務時にキメるスパイスの影響も相まって感覚が常人より研ぎ澄まされているのか、もしくは彼女達の力を借りねばならないという今回の御役目の都合上、今回だけの措置として神樹が精霊達を可視化させた可能性も考えられる)。
関連タグ
勇者であるシリーズ 結城友奈は勇者である(結城友奈の章 勇者の章)鷲尾須美は勇者である 乃木若葉は勇者である 楠芽吹は勇者である 花結いのきらめき
RELEASE THE SPYCE secret fragrance
結城友奈は見習いスパイである:本イベントとは逆に、『RELEASE THE SPYCE』の世界(空崎市)に『結城友奈は勇者である』のキャラクター(讃州中学勇者部の6人)が召喚されたイベント