「心も体も…滾らせる!」
CV:安齋由香里
プロフィール
人物像
明るい性格の高校2年生。どんな時でもあきらめず、空崎市を守りたいという正義感は誰よりも強い。
視力が良く、夜目が利き、嗅覚に優れる。他人の肌を舐めると、その人の健康状態や感情を把握することができる能力を持つ。
母・すずと二人暮らし。警察官の父(回想によると殉職している。名前は昌。)に憧れているが窃盗犯などをみると固まってしまう。普通の女子高生なら恐怖で固まって当然なのだが警察官に成りたい為、悩んでいた。
先輩であり、師匠である半蔵門雪を敬慕しており。彼女の身の回りの事はそれなりに調べている。
前述の目の良さで任務中のツキカゲを目撃したことでクラスメートでもある石川五恵と八千代命に見いだされたことをきっかけとしてツキカゲにスカウトされ、その一員となった。
経歴
スカウト後、雪による2か月間の厳しい修行に耐え抜き最終試験にも合格。ツキカゲの一員となった。最初の頃は経験の浅さから失敗が多く(任務でケアレスミスをしたり、やる気が空回りしてしまうこともしばしば。) 自身はスパイに向いていないとも考えていた。特にその件で雪にメンバーへ頭を下げさせてしまったことが現在でも後悔として残っており、そのため休みを取らずに無茶なオーバーワークをして疲労する一面も見られている。
アニメ第三話にて白虎との戦いでは周りのサポートもあり勝利しスパイとしての自信をつけた。
その後、ドルテの二度に渡る襲撃・五恵の暴走・ニライカナイ首領との戦闘という修羅場を経て、実力を着けていく。ただし、ニライカナイ首領との際には無茶をしたとして雪を怒らせてしまい、頬に平手打ちをもらってしまう。(モモは当初、この意味が分からずに困惑していた。)
アニメ第九話にて雪の気遣いで二人で遊びに出かけ、その際に雪の師匠であった藤林長穂について知る事になる。ここで雪の思いを知り、ニライカナイでの件の意味を理解する。その後、長穂より受け継がれている魂を受け継ぐと雪に宣言する。そして、執念でモウリョウの首領の正体を突き止める。
アニメ第十話にて九天サイエンスの特別役員 烏丸文子がモウリョウの首領 文鳥の女こと、天堂久良羅であると突き止め、拘束する。しかし、wasabiの爆破・命の裏切り・初芽と雪が目の前で倒されるといった事態にショックを受け、五恵と楓と共に捕らえられてしまう。三人とも拷問部屋に連れていかれるも雪の言葉を思い出して立ち直り、三人で協力して脱出し、命に裏切られた楓を鼓舞して立ち直らせている。雪が無事であった際は、いつもの通り舐めた後に涙を流して喜んでいる。
アニメ最終話ではモウリョウのゲッカコウ作戦を止めるべく、雪にサポートをお願いして二人と共に出撃する。途中現れた命とテレジアの相手を楓と五恵に任せ、それぞれ持ち場に別れて自身は久良羅のいる制御室へ向かう。久良羅は長穂をも圧倒する実力者で苦戦するも持てる力の全てを出し切り、遂に雪辱を果たした。
モウリョウ壊滅後、雪がツキカゲを引退し記憶を消去して一般人に戻ることを桃に告げる。最初は躊躇したが、雪にお互いに弟子離れ・師匠離れするべきであること・師匠の想いと魂は受け継がれていると諭された。モモは耐え切れず雪の胸で泣きじゃくる。思う存分泣いた後、涙を流しながら彼女に感謝の言葉を述べて記憶を消去した。その9か月後、事件に巻き込まれた才賀伊智香をスカウトし、自身の弟子とした。
『secret fragrance』のスパイ留学で飛粋との入れ替わりで一時的に凪の部隊に加わる。ヨモギやしぶきに高く評価され、入隊の誘いを受けるも断っている。その後、ツキカゲに戻った。
公式ファンブック「ジャッカーハンド」では伊智香の育成の仕方について苦悩しており、五恵や楓、信に相談している。かつての雪同様に伊智香の家のクローゼットに潜み、伊智香を驚かせている。伊智香に鬼ごっこの試験を課している最中に敷島来夢の元弟子であるジャッカーハンドがパワードスーツを着用して襲撃し、伊智香共々追い詰められる。
しかし、吹っ切れた伊智香によるサポートでジャッカーハンドに勝利する。
その後、正式にメンバーとなった伊智香の射撃の腕前を、初芽と共に確認する。思った以上の腕前だった為、伊智香の才能に気付けずに剣術を重点的に教えていた事を彼女に謝罪する。しかし、彼女から剣術と射撃の両方を極めると宣言されてかつて自身が雪に宣言した時の事を思い出したのか、師匠として教え導く事を決意する。
余談
名前の元ネタは百地丹波/三太夫から。伊賀忍者として知られる人物である。
アニメ1話でさっそく見せた人の肌を舐める事で健康状態や感情を把握する能力がTVアニメが同時期放送開始な事もあり、「ブチャラティかな?」とネタにされていたりする。
他にも「この味は睡眠不足の『味』だぜ」やら「筋肉痛の『味』だぜ」とツイッターやニコニコでコメントされている。
アニメ1話のサブタイは「ゴールデンスピリッツ」訳すと黄金の精神達だったりする。(サブタイは有名なスパイ映画作品タイトルのオマージュらしいが、おそらく007かキングスマン。)
そして第3話では尋問中の敵(薬品でここ最近の記憶を消されてしまった)を舐め「嘘をついていない味」と判断した事でますます比較されることとなった。さらに第10話では再び敵の尋問(今度は記憶は消されていない)で舐めてとうとう「嘘をついてる味です」と言ってしまった。
ちなみにシナリオ原案のタカヒロ氏はインタビューにて(ジョジョが同時期に放送されると知って)「逆においしいかな、って笑」と語っている
ソロ曲は「アシタノニオイ」。モモの前向きで諦めない心が伝わってくる可愛らしいポップな曲である。