「スマートに決まったな」
「刺激的にいこうか」
CV:洲崎綾
プロフィール
人物像
高校2年生の少女。
どこの国にも所属せずに平和のために戦う正義のスパイ組織、私設情報機関「ツキカゲ」の構成員。
コードネームは「千代女」、相模楓の師匠で高坂信の弟子。苦無による戦闘が得意。
マイペースでひょうひょうとした性格。往年のスパイ映画などが大好き。ギターが上手く駅前で弾き語りをしている。(この弾き語りは情報収集も兼ねている)
源モモとクラスメートで、彼女が任務中のツキカゲを目撃した事を知り石川五恵と共に接触し組織にスカウトするきっかけになった。
余談
名前の元ネタは甲賀出身のくノ一である望月千代女から。
ソロ曲は「月結び」。劇中、命が路上で歌っているのがこの曲である。三年前に別れてしまった師匠への思いを込めて歌っているとの事。
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ネタバレ
(※第10話以降の重大なネタバレが含まれます。未視聴の方は自己責任で閲覧してください)
ネタバレ
「まあ、つまりはそういうことだったんで」
「刺激的な体験…でしょ?」
実は彼女こそがモウリョウにツキカゲの情報を流していた「内通者」だったのだ。
テレジアや大量の人形に挟まれ全員がスパイスをキメた瞬間、命はスタンガンの不意打ちと麻酔弾で
近接戦闘最強の横綱である五恵を無力化。
自身の弟子である楓をも地面に組み伏せる。
突然の事態に己の師匠に向かって叫ぶ楓。
楓「師匠!私です!」
命「別に操られてるわけじゃないんだって。初めから命は少しずつ情報を流してたんだ〜。
モウリョウ側の内通者として」
楓「ウソだ!」
命「で、一番おいしいタイミングでみんなの情報を一斉に売り込んだってわけ!」
楓「師匠はそんな事をしない!」
命「命のモットーは楓が一番よく知ってるでしょ?風のように自由にやりたいようにやる。
それが命だよ?」
楓「この街を愛している師匠が…そんな!」
命「愛しているよ、この街のカオスを」
楓「え…?」
命「命はツキカゲじゃ堅っ苦しくてさー」
楓「そんな…!」
もはや何の反論もできず、涙ぐむ楓。
命「ピンチの時に敵に哀願するような目を向けるような奴は、命の弟子失格だねー」
「独り立ち以前の問題だ」
命はそう楓に向かって冷酷に言い放ち、麻酔弾で無力化。
怒りの表情を向ける雪を人形と文鳥の女に任せテレジアの加勢に向かう。
「はい、選手交代といこうか!」
テレジアとの戦闘で疲労のある初芽を近接戦闘で圧倒。
苦無の投擲で足を潰し、初芽はそのまま海へと落下。
「さよなら、初さん」
トドメとばかりに小型手投げ爆弾(初芽製)を投げ入れ初芽を撃破する。
「成仏!」
そんな初芽の最期を呆然と見つめるテレジアを連れて今度は人形と戦闘中の雪のところへ向かう。
「さて、次の半蔵は気合い入れないと!」
二人が戻った時には既に全てが終わった後だった。
警察や消防のサイレンが聞こえてくる最中、文鳥の女は生きている者の回収と撤収を指示。
「この子は命が飼うから貰いますよ」と文鳥の女との事前の契約通り気絶した楓を担ぐ命。
そしてウェルカムゼリーと称され差し出された九天ゼリー(恐らく色から見て7話でテレジアが飲まされたものと同類と思われる)を喜んで完飲。
血まみれで横たわる雪を一瞥し別れを告げる。
「じゃあね、ユッキー。悪いとは思ってるよ」
そして武装を解除させたモモ、五恵、楓の弟子組3人をトラックの荷台に乗せ
満足げに自身で作った鼻歌を歌うのだった。彼女が愛したカオスな街の歌を…
余談
実はOPや公式サイトでのキャラ紹介等をよく見ると、彼女だけ靴下やポーズが異なっていたりと伏線は前から貼られていたことが確認できる。また1話冒頭など、ところどころに彼女が内通者と推測できるシーンがちらほらと出ている。
さらに彼女が使うスパイスのローレルは、花言葉に「栄光」「勝利」といったものがあるがローレルの花に限定すると……
更なるネタバレ
最終回ではモウリョウ壊滅のためにあえて内通者を演じていたという二重スパイだったことが明かされる。
殺害したと思われた青葉初芽も、二重スパイ計画の協力者であるカトリーナ・トビーによって秘密裏に救出されて事なきを得ている。
「RELEASE THE SPYCE secret fragrance」では復帰した命の師匠 高坂信も加わり、大師匠・師匠・弟子と揃い踏みとなった。信には三年前から会えていなかった鬱憤を晴らすようにメチャクチャ甘えている。
ストリートライブを始めた本当の理由は「命が歌うなら絶対に聞きに行く」と約束した信の為であった。命は自分の歌を好きだと言ってくれた信との約束を守る為に歌を歌い続けていたのである。(因みに信がアメリカへ旅立った日からストリートライブを始めた。彼女の存在が大きすぎた為、弟子を取るのは数年が経って楓と出会ってからである。)
元々、仲の悪い放任主義の両親と姉のもとで育った影響で一人の時間が多く、家族の温かさを知らなかった。ツキカゲ加入後、信との生活を通して家族と過ごすことの温かさを知った。(「命が道を踏み外さなかったのは師匠のおかげ」との事。) 持つべきものは良い師匠である。