カトリーナ・トビー
かとりーなとびー
「ペナルティタイム。」
CV:小松未可子
人物像
青葉初芽の元師匠で石川五恵から見て大師匠。空崎のカレーショップ「wasabi」の店長。(五恵はアルバイトとして働いている。)
アメリカのスパイ一族「トビー家」の出身。21歳前後。ツキカゲの過去話を描いたノベル「RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS」から登場し活躍。
アメリカンな性格だったが、とある事情で丸くなった。(詳しくは後述。)
高坂信を「シン様」と呼び、過保護のように溺愛し心酔する態度を見せる。彼女のことになると暴走する。あと、年齢でからかってはいけない。
幼い頃よりスパイとしての英才教育を受けており、その故スパイスを使用しなくても数人の成人男性を制圧できるほどの高い格闘技術、敵の手を正確に打ち抜く射撃技術を身に着けている。
現役を退いてもその能力は健在で、源モモに襲い掛かった暴走状態のドルテを背負い投げしたり、最終話ではツキカゲのコスチュームに身を包み、ロボットの軍勢相手にスパイス無しで優位に戦い白虎と共にモウリョウの拠点を制圧している。(普段は基地の提供や客からの情報収集など縁の下の力持ちに徹している。)
スパイとしては完成していた為、師匠は初めからいない。そのため、初芽、五恵へと続く技術の継承はカトリーナを起点に始まっている。(特に五恵が色濃く受け継いでいる。そりゃ強い訳ですよ。)
経歴
13歳で大統領の暗殺を防ぐ作戦に参加してその才覚を表している。しかし、一族の中でもリアリストであった彼女は一族が神を信仰する行為に理解がなかった。
本編の5年前に連続爆弾魔を追い日本へ派遣された際、協力者として信と出会った。(当時16歳。)「イヴァンカ・ライター」という偽名を使い、信と共に行動をしていた。「wasabi」はこの頃から開いている。最初は用心深さ故、信に心を開いていなかった。しかし、他人の為に自身の命を懸けられる彼女の姿をみて心を動かされる。任務終了後、信に別れを告げて日本を去る際、お互いに本名を名乗る。(信は最初から本名を名乗っていた。) 別れることを悲しみ涙を流す信に「またどこかで会える。」といった際、信が見せた笑顔に彼女の心は動かされる。「この少女こそ神ではないか」と思うようになり、彼女のことを忘れることが出来なくなる。(あの笑顔を見れば、誰でもそう思う。必見である。)
そして、色々なケジメがあったらしいが全て着けてきて、トビー家を出てツキカゲに加入した。信が腕を毒に侵され引退を余儀なくされた際は、信に対してアメリカの病院に渡り治療するように勧めた。
ツキカゲ卒業後、ツキカゲの協力者として活動していた。引退後も協力者としてツキカゲに残る理由はいつか戻ってくる信を待ち続ける為。八千代命のことも気にかけており、信の引退直後に命を「Wasabi」に留めて勉強を教えるなど面倒を見ていた。(それまで命は真面目に勉強をしていなかった。ツキカゲでは各教科70点以上というルールがあり、破ると除隊させられる。)
命がモウリョウとの二重スパイを行っていたことは最初から知っていて、本編の2年前にモウリョウの規模を知ってからは彼女と二人で話し合ってその任務を任せていた。(雪は長穂を失ったばかり・初芽は不向きだとして命が自ら買って出た。)
『secret fragrance』ではモウリョウ壊滅後に事件が相次いぎ、大八洲師団が倶楽部トリムヘイムやリザード社と手を組んで勢力を拡大していくのを知って危惧してから、凪の部隊とZETに協力を要請した。敬愛する信の復帰を契機に現役復帰を決めた。