概要
小説・コミック投稿コミュニティ「E★エブリスタ(外部サイト)」にて連載された、太田紫織のミステリー小説。
「E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門」を受賞し、角川文庫から書籍化がされた。全17巻。イラストは鉄雄が担当。シリーズは累計で150万部を突破している。
ヤングエースにてコミカライズが2015年8月号から2017年12月号にかけて連載された。全2巻。さらにキャラクター原案を原作イラストの鉄雄が務め、作画は水口十が担当している。加えて、原作4巻に当たる『蝶は十一月に消えた』のエピソードが綾峰けうの作画で月刊少年エースに2017年5月号から9月号に書けて連載された。こちらの単行本は全1巻。
その他、ラジオドラマ化、テレビアニメ化、さらにはテレビドラマ化がされている。
あらすじ
平凡な高校生、館脇正太郎と骨を愛でる生粋のお嬢様、九条櫻子が繰り広げる骨にまつわる謎。
舞台となるのは北海道旭川市。未来から作中を振り返っていると示す描写が時折入る。
登場人物
※：CVは「ドラマ版/アニメ版 / アニメ化前のPV・ラジオドラマ版」
九条櫻子
お屋敷に使用人のばあやさん（CV：磯辺万沙子）と二人暮らしをしているお嬢様。が、彼女は三度の飯より骨が大好きな、残念な美人と言える人。不器用で人から誤解されやすい性格だが、彼女を理解する者からは好かれている。
館脇正太郎
本作のワトソン役と言える少年。ごくごく普通の、どこにでもいる男子高生で、櫻子さんの骨への執着に若干引いている節がある。櫻子さんのフォロー役によく回っている。
鴻上百合子
（CV：今村彩夏）
正太郎の同級生で良き友人。明るく優しい少女で、正太郎に好意を抱いている節がある。テニス部所属。
磯崎齋
正太郎の担任の生物教師。恵まれた容姿だが残念な性格。
TVアニメ
2015年2月24日にアニメ化が告知され、同年5月15日に媒体がテレビであることを発表。
2015年秋アニメとしてTOKYOMX、テレビ埼玉、千葉テレビ、tvk、三重テレビ、岐阜放送、サンテレビ、KBS京都、およびBS11などにてテレビ放送された。また、テレビ放送の他にニコニコ動画、バンダイチャンネルなどの動画サイトでの配信もされていた。
全12話。
制作スタッフ
| 監督 | 加藤誠 |
|---|---|
| 副監督 | 別所誠人 |
| シリーズ構成 | 伊神貴世 |
| キャラクター原案 | 鉄雄 |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | サトウミチオ |
| プロップデザイン | 小川浩 |
| 美術監督 | 伊藤聖・キムヒョンス |
| 色彩設計 | 篠原真理子 |
| 撮影監督 | 津田涼介 |
| 編集 | 右山章太 |
| CGディレクター | 小林学 |
| 音響監督 | 菅原輝明 |
| 音響効果 | 上野励 |
| 音響制作 | ダックスプロダクション |
| 音楽 | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND |
| 音楽プロデューサー | 吉江輝成 |
| 音楽制作 | ランティス |
| アニメーション制作 | TROYCA |
| 製作 | 「櫻子さん」製作委員会 |
主題歌
OPテーマ『Dear answer』
作詞 - 唐沢美帆 / 作曲・編曲 - 中山真斗 / 歌 - TRUE
EDテーマ『打ち寄せられた忘却の残響に』
作詞・作曲・編曲 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.大竹佑季
挿入歌『DOKURO～恍骨礼讃歌 第1章～』
作詞・作曲・編曲 - TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND / 歌 - 聖鬼Mk-II(ディアベル閣下 starring 冠徹弥 from THE冠)
各話リスト
| 各話 | サブタイトル | 各話 | サブタイトル |
|---|---|---|---|
| 第壱骨 | 骨愛ずる姫君 | 第弐骨 | あなたのおうちはどこですか |
| 第参骨 | 夏に眠る骨 | 第肆骨 | 呪われた男(前編) |
| 第伍骨 | 呪われた男(後編) | 第陸骨 | アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ |
| 第漆骨 | 託された骨(前編) | 第捌骨 | 託された骨(後編) |
| 第玖骨 | お祖母ちゃんのプリン | 第拾骨 | 蝶は十一月に消えた(前編) |
| 第拾壱骨 | 蝶は十一月に消えた(後編) | 第拾弐骨 | 櫻子さんの足下には… |
関連動画
原作PV
TVアニメPV第一弾
TVアニメPV第二弾
テレビドラマ
2017年4月から6月にかけて、日曜21時台にフジテレビ系列局（ただしテレビ大分は同じ日曜でも深夜に差し替え、さらにテレビ宮崎除く）にて放送された。
全体的に登場人物の設定年齢が引き上げられており、館脇正太郎の職業が博物館の職員に、磯崎齋が博物館館長という設定に変えられている。
全10話。
