※※※この項目は非常に下品な下ネタを含んでいます。苦手な方は絶対に見ないでください。※※※
概要
精子探偵とは、ゴールデンカムイにおける姉畑支遁、偽アイヌに並ぶ本作きっての迷シーンである。
その余りの最低なネタっぷりに、本作のファンですらも嫌悪感を示す者が多い。
活躍
ゴールデンカムイにおいて、札幌で起きた娼婦の連続殺人事件を追うことになった杉元、土方、第七師団の三勢力。その中でも菊田特務曹長と宇佐美時重の二人は、鶴見中尉の命を受け、二人で捜査を開始する。
情報は乏しく、犯人の素性も目的も分からない状況の中、宇佐美はいち早く
「こいつは間違いなく犯行現場に戻ってくる」
「自分の殺しを妄想して自慰行為をするような変態に違いない 僕には分かるんです」
と断言。
その言葉通り、犯行現場に張り込んだ宇佐美は、その場で自慰行為を行い、射精された犯人の精液を探し当て、犯人の足取りと犯行周期を予測するとんでもない名探偵?ぶりを発揮。
菊田「なんてこった、こいつはとんだ精子探偵だぜ」
しかし、精子探偵の活躍はこれだけにとどまらなかった。
遭遇
まさにその瞬間、宇佐美たちは現場に戻ってきた犯人と遭遇。
対峙した宇佐美は、二人してお互いに自分の精子を射ち合うと言う、とんでもない変態戦闘を行う。
二人はお互いの精子を避け合うことに成功するものの、これにより犯人は宇佐美と菊田の二人から逃げ去ることに成功し、犯人を追う菊田にも精子を目に目掛けて射つことで目潰しを行い、逃げ去ることに成功する。
そして犯人は、逃げ去った先で娼婦を二名殺害することに成功するのであった。
反響
宇佐美のあまりに意味不明な変態っぷりに、ここまでゴールデンカムイに登場していた変態列伝に慣れていた読者も大いに困惑、と言うかドン引き。
読者からの反響は賛否両論といったところで、特に露骨すぎる下ネタということで、拒否反応を示す読者も多い。
「推しが精子探偵になった気持ち分かる?」(とある金カムファンの悲嘆)
Amazonのサイトでこの回が収録された24巻のレビューには、殊更にこの回のことをこき下ろしたものがある。が、ファン・アンチを問わずに名レビューと言われてしまっているほどである。まぁ、これも一種の愛である。
アニメ化できるの?
全員「「「できるわけねえだろ!!」」」
…と言いたいところだが偽アイヌ、姉畑回と並ぶ本作きっての迷エピソードであるもののまだ物語の本筋にまでは深く関わっていない前者2つと違い、このエピソードは最末期の囚人である事に加えて物語の本筋にもかなり関わってくるシーンがあるためカットすることがとても難しい話なのである。
そのため金カムファンの間ではせいぜいOVA送りだろうというのが通説であった。
迎えた2022年、4期の制作が決定するや否やネット上では「このシーンどうするんだよ…」という心配の声が多数上がったのだが、その後公開された4期のメインビジュアルにそのガンファイトを繰り広げた犯人が描かれていることから何らかの形で彼がアニメに登場する事が確定した。
他にも4期EDでこのシーンを匂わせる演出がとられた事で多くの視聴者が「まさかやるつもりなのか…?」という期待(?)と不安を抱きながら待ちに待った4期12話…
視聴者「なんてこった、こいつはとんだ精子アニメだぜ」
そのまま放映された。
もう一度言う…
宇佐美の名(迷)推理に始まり、熾烈なガンファイト、菊田への目潰しまで余すことなく放映された。特にガンファイトに至っては謎のオーラ、原作以上に躍動感のあるアクション、果ては連載時の扉絵に存在していた宇佐美の顔をした精子たちが犯人に向けた銃撃(?)として本編に登場していた…。
勿論(?)その如何わしい手の動きはくっきりとは映らず霧でボヤかされていたが宇佐美、犯人共々迫真の「シコシコ」という呟き、やたら色っぽい喘ぎ声、精子に至ってはモロに描写されていた。
それどころか原作にさえ存在していた精子のモザイクが取り除かれていた(どういう事なの…?)。
誰もがカット、若しくはOVA化を予想していたシーンが悉く映像化されただけあってSNS上では瞬く間にトレンド入りし、読者からは「やりやがった!」、「声優たちに何言わせてんだよ!」の声が相次いだと同時に「何故、親分と姫や稲妻強盗が放映できなかったのか」と疑問の声が上がったとか(勿論放送コードや尺の都合で映像化が叶わなかったという理由はあるのだが…)。
余談
4期のオーディオコメンタリーによるとこの回を収録した際、宇佐美を演じる松岡禎丞氏は皆に背中を押されながら「これ本当にやるんですね…?」と戸惑っていたそうな(そりゃそうだ…)。
また、こんなクレイジーな回を放映できたのは1クールの最終話である12話に持ってきたからという説が一部では流れているがゴールデンカムイ4期は全13話構成となっているため、この説はデマであるため注意。
また一部の有志たちの情報によれば放送が中止しなければ本来の12話の放送日はクリスマス辺りになっていたらしい(とんでもねえ日程を立てやがるアニメだ…)。
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