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士官

しかん

「士官」とは、軍隊における階級区分の一つ。少尉以上の、尉官、佐官、将官を指す。
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解説編集

士官」とは、軍隊における階級区分の一つである。

少尉以上の、尉官佐官将官を指す。


将佐尉は古代中国から輸入された律令制に基づく名称である。近現代の軍組織は欧米式の軍事制度を採用または影響されている。国内における紹介においては、相当する階級を充てているに過ぎず、創作物においてもこれらの呼称を安直に採用するものが多いが、元は役職や職務に由来する考えが根底にある。例えば、尉官と訳されがちな「Lieutenant」は本来は補佐の意味であり、指揮官を支える立場を意味する。陸軍式及び海軍式に共通し、指揮官を意味する階級の下位者の士官に付される。Captainはラテン語のCaput(頭)に由来する「隊長」である。ColonelはColumn(縦隊(即ち軍の隊列))の長であるためである。14世紀頃の傭兵による戦争が確立された頃に端を発する。多くのラテン語由来の軍事用語は概ねこの時期に成立する。海軍式は更に、陸軍式を徴用船の水夫の統率に充てた故の階級である。海軍が陸軍の外局であった時代、当時の商船の乗組員が200名程度で、その統率を中隊規模としてCaptainを充てたことから「艦」の長はCaptainである。また、当時は艦の戦闘の指揮のみを担っており、艦は船ではなく大地であった。それが時代が進むにつれ、海軍として形が取られた頃、艦の操縦指揮も艦長の職務となったことから、戦闘指揮を担うCommanderと、船長を意味するMasterが繋がり、階級として「Master and Commander」となる。制度上、Captainの勅任を受けた者であるため、Post Captain(勅任艦長)と呼ばれた。加えて、小型の艦艇になると、その長をLieutenantに任せることがあり、それをCommander Lieutenant後にLieutenant Commanderと呼ぶようになった。更にLieutenantは艦に乗り組んだ順と経歴を考慮して1stや2nd等の序列が付いていたため、艦によっては肩書きが前後することが常であった。Ensignはその意味の通り、旗を預かる旗手であることに由来する。


英語では「Commissioned officer」となる。

国家(権限を有する立場)から任務遂行を委任されている意味となり、責任を有する立場である。

(下士官は一般的に責任を有さず、下士官の責任は士官が担う。)



陸軍では、小部隊以上の部隊の指揮を執る。

また海軍では、軍艦を指揮するのは「国連海洋法条約第29条」により、士官でなくてはならない。

この原則に則ると、沿岸警備隊及び巡視船は逆説的に海軍となる。


士官になる道は国や時代によって異なるが、現在は高等軍事教育を行う士官学校を卒業した者が任用されるようになっている。


下士官からの昇進も制度的にはあることはあるのだが、かなり厳しく難しいものとなっている。


現代日本の自衛隊においては「幹部自衛官」と呼ばれている。


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