ユークリッド(MA)
ゆーくりっど
アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した地球連合軍の量産型MA。アドゥカーフ製のMAの例に洩れず、全長54mと大型化している。しかし、生産性は高いらしくビーム偏光ステーション「グノー」の護衛艦隊からはウィンダムと共に相当数の本機が展開している姿が確認できる。
メビウスの発展型として開発され、メビウス同様に本体ユニットと機体前方の左右にエンジンユニットを取り付けている。前世代機同様のシンプルな構成だが、防御面ではエンジンユニット正面の装甲カバー内に陽電子リフレクター「シュナイドシュッツSX1021」の発生器を二基搭載。攻撃面では高出力のビーム砲を搭載するなど武装、性能共に強化されている。
メビウスと違い地上運用が可能。大型スラスターにより機動性も高い。その巨体から宇宙艦艇への搭載も不可能と思われるため、艦船に匹敵する航行能力を有していると推察される。
運用戦術はリフレクターを展開しつつ高速突撃する事による一撃離脱と思われるが、高エネルギービーム砲による遠距離砲撃、リフレクターによる防御戦闘等も可能になっている。
陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
機体前面に装備されている陽電子リフレクタービームシールド。
地球連合軍最高司令部ヘブンズベース攻防戦で初登場したが、出番が非常に少ない。ハッキリ言って出番が少なすぎて、映像では機体性能の評価は不可能と言わざるを得ない状況にある。
ヘブンズベース戦では空中戦闘を行うルナマリアのインパルスに対して高機動を活かして真下に回り込み、高エネルギービーム砲「デグチャレフ」で狙い撃ったが、シンのデスティニーに防がれている。ヘブンズベース戦で連合側が劣勢になると、ビームに機体が貫かれて撃破されている。
ダイダロス攻防戦にも出現したが、ビーム偏光ステーション「グノー」護衛艦隊所属機がイザークのグフイグナイテッドからのビームガンによる攻撃をリフレクターで防いだが、すれ違いざまにビームソードで撃破されてしまう。月面ダイダロス基地守備隊所属機もわずかだが描写されている。
メサイア攻防戦では破壊された月面アルザッヘル基地の地球連合軍残存艦隊所属機が歌姫の騎士団に合流し、エターナルの護衛機として奮戦している姿が確認できる。