ペルグランデ
ぺるぐらんで
アズラエル財団(ロゴス)の支援を受けたブルーコスモスによって、第1次連合・プラント大戦末期に開発された試作モビルアーマー(MA)。
中央部のコア・ユニットを中心に、上部にある三基のドラグーン・ユニットと下部にあるパイロットが搭乗する三基の有人機からなる計6つのパーツを接続するような特異な構成になっている。各パーツは一基でMSの倍近いサイズであり、実態はコア・ユニットの上下に6機の大型MAが接続されている状態と言える。
コア・ユニットの動力源にニュートロンジャマーキャンセラー搭載型核エンジンが用いられている。この高出力を活かすべくフェイズシフト装甲やドラグーン・システムと言ったエネルギー消費の高い装備が採用されている。ただし、NJCの範囲を動力源まで絞りきれてないのかコア・ユニット付近でも核エンジンを稼働させられてしまう欠点を抱えている。
アズラエル財団保有の軍事衛星に配備されている。サーペントテールのアストレイ ブルーフレームセカンドLによる襲撃の際に交戦したが、ドラグーン・システムを掻い潜ったブルーフレームセカンドLにコア・ユニット付近へ接近され、挙げ句コア・ユニットに搭載されているNJCの効果はブルーフレームセカンドLに増設された核エンジンの稼働に利用されてしまい、零距離でのローエングリンランチャーがコア・ユニットの核エンジンを破壊、核爆発を起こして撃墜された。
マティスの本拠地である一族の宇宙要塞に多数配備されている。アストレイ ブルーフレームセカンドLとドレッドノートイータによって全機破壊された。
ドラグーン・ユニット
本機を象徴する、機体上部にある三基のドラグーン・システム。MSの倍近いサイズの物体が飛び交うので、敵機へ直接ぶつけると言った攻撃方法も行っている。そのコンセプトはファンネルやビットなどの小型端末の展開ではなく、ターンXやグレート・ジオングなどの分離攻撃の方に近いと言える。また、各種ビーム兵器はコア・ユニットに繋げたままでの運用も可能。エネルギーの補給はコア・ユニットの核エンジンに依存していいる。
高い空間認識能力を必要とする第一世代ドラグーン・システムが採用されているものの、本機は画期的な方法を用いることで「一般兵での使用可能」を実現している。
それは、本機の有人機に乗るパイロット3名を外科手術により共通化処理で脳を繋げるという非人道的な方法であり、各パイロットがX軸、Y軸、Z軸を担当する事で疑似的にシステム運用が出来るまでの空間認識能力を獲得することに成功している。
難点としては、非人道的な方法で疑似的に空間認識能力を獲得している為、緊急時における有人機の切り離しなどで一基でも欠けてしまうと、ドラグーン・システムが使えなくなってしまう。
大型ビーム砲
ドラグーン・システムの先端と下部に各1門、及び有人機の先端に1門付けられた大口径のビーム兵器。
上部のドラグーン・システムに各2門(計6門)、下部の有人機に各1門(計3門)搭載となる。合計9門。
ビームガン
ドラグーン・システムと有人機の先端、大型ビーム砲に添えるように2門付けられた小口径のビーム兵器。
上部のドラグーン・システム、下部の有人機にそれぞれ2門ずつ(計12門)搭載となる。
ビーム砲
ドラグーン・システムと有人機の側面に1門付けられた可動式のビーム兵器。スカイグラスパーの砲塔式大型キャノン砲の様に回転する。
上部のドラグーン・システム、下部の有人機にそれぞれ1門ずつ(計6門)搭載となる。