カナード「俺のガンダム…ドレッドノートH(イータ)をなめるなよ」
機体データ
型式番号 | YMF-X000A/H |
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所属 | 傭兵部隊X |
開発 | |
装甲材質 | フェイズシフト装甲 |
動力源 |
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武装 |
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パイロット | カナード・パルス |
概要
カナード・パルスがXアストレイ(ドレッドノート)を受領した際に、ロウ・ギュールの手によって改装を受けた姿。型式番号はYMF-X000A/H。
なお、パイロットの変更でドレッドノートが元の兵器に戻った事も有り「アストレイ(王道ではない者)」の名称は付けられていない。
カナードはドレッドノートのドラグーン・システム(第1世代)を稼働させる為の高度な空間認識能力を有していない為、カナードの能力に合わせたドレッドノートの改装に伴ってハイペリオンと似た武装へと変更されている(イータユニットを含めてハイペリオンからのパーツ流用もされている)。
ドレッドノートの換装パック命名法則を律義に守っており、イータは背部の増設パックがΗ(イータ)に見える事に因む。
イータユニットはドレッドノートに残されたデータを基に作られた武装では無く、ロウ・ギュール(ジャンク屋組合)が独自に開発・製造したものである為、武装類もハイペリオンの武装を流用・参照にしたものが多い。
内部のコンソール等はドレッドノートの仕様のままで在る為、マルチロックオンシステム等も引き続き使用可能と成っている。
武装
ドレッドノートをベースにハイペリオンの武装を幾つか流用、もしくは参照されている。
ビームを使用した武装が多くエネルギー消費が激しいが核エンジンの恩威でどれも無制限に使用出来る。
- MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
頭部に4門内蔵されている機関砲。ゲイツと同規格の物で主に牽制や迎撃に使われる。
- MA-M22Y ビームライフル
ドレッドノートの物と同じビームライフル、パイロットのカナードは任務に応じて下記のザスタバ・スティグマトと使い分けるが同時使用の際は左手で持って使用している。
- RFW-99 ビームマシンガン「ザスタバ・スティグマト」
ハイペリオンに装備されていたビームマシンガンを流用したもの。
小型のビーム弾を高速連射で発射出来るため面制圧攻撃に適している。
スーパーハイペリオン同様本機の動力である核エンジンからケーブルで接続し直接エネルギーを供給している。半面取り回しはケーブルの関係上若干悪くなる。
この仕様は本来の武装で無い為(連合製とザフト製のコネクター形状が異なる)。ケーブルを外しても数発程度は発射可能。
前の愛機で在ったハイペリオンの武装である為なのか、カナードはよくこの武装を使用している。
- ロムテクニカ社製ビームナイフ RBWタイプ7001
上記のザスタバ・スティグマトのフレーム上部に1本マウントしている小型のビームブレード。
取り出して使う他にザスタバ・スティグマトから直接射出したりマウントしたままビーム刃を出して銃剣の様に使う事も可能。
- モノフェーズ光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール・ハンディ」
ドレッドノートの腰部にマウントされていた「XM1プリスティスビームリーマー」に持ち手とハイペリオンから流用されたビームシールド発生器が取り付けられている。
前腕部のマウントラッチに装着する事でハイペリオンと同じビームシールドとして使えるが手に持ってシールド発生器の出力を変形させる事でビームランスとして使用出来る、シールド兼近接兵装として使える。
両腰部に一基ずつ、計2基が装備されておりザスタバ・スティグマト同様核エンジンからケーブルを接続しているため無制限に使用出来る。
なお、ドラグーン・システムを排除した改装に伴い、此方もドレッドノートの頃に使われていた遠隔起動端末としての機能は失われている。
- イータユニット
ロウ・ギュールがXユニットの代わりに新たに追加した兵装であり大型の多機能ビーム砲が2門搭載されている。
上記の通り、ハイペリオンの武装を参照もしくは流用したもので構成される。
- ビーム砲
イータユニットの基本武装である大型のビーム砲。射程が長く核エンジンのおかげで出力も大きく威力も高い。
発射時はイータユニットを上側に回転させ前方に向けてバレルを伸展させて使用する。
使用時のシルエットはかつての怨敵キラ・ヤマトの愛機フリーダムガンダムのバラエーナと似ている。
- ビームソード
イータユニットの砲身が下を向いている時は大型ビームソードとして機能する、使用時には収納されていたグリップが現れてバレルが伸び巨大なビーム刃が形成される。
大型である上取り回しは悪く凪払い等の大振りの動きしか出来無いのが欠点。
- 40mm口径近接自動防御機関砲「イーゲルシュテルンII」
ビーム砲とは逆の後部に内蔵されているバルカン砲。位置の関係上ビーム砲との同時使用は出来ない。
同名の装備をダガー等も使用しているが明らかに此方の方が口径が大きく破壊力も高いため別物である可能性がある。
イーゲルシュテルンIIの砲身下部に2発装填されておりイーゲルシュテルンIIと合わせてソードモードでの射撃戦に使われている。
ゲーム作品において
機動戦士ガンダム EXTREME VS.シリーズ
機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 OVERBOOSTにて第1弾リリース機体としてシリーズ初参戦。コストは2500。
ビームマシンガンやアルミューレ・リュミエール・ハンディを展開しての突撃を行い前派生でランサーモード突撃と言った原作通りハイペリオンに似通った武装を持つ(但しマシンガン連動のシールドは無し。)
降りテクの類は持たないが、後格闘の巨大ビームサーベル薙ぎ払いが格闘迎撃武装として有効。
丁寧に射撃戦で戦う機体…と見せかけて、実は積極的に格闘戦を仕掛けて行く攻めっ気が凄まじく高い機体。
最大の特徴は特殊射撃のイータユニット。レバー入力無し・前・後でスタン付きゲロビ・よろけさせやすい機関砲・炎上スタン付きグレネードランチャーを使えるのだが、格闘追加入力で専用の格闘に派生可能。此方もレバー入れで3種類の動作を使い分け可能。
特殊射撃もそれからの派生格闘も多いため武装と用途の把握こそ鍛錬が必要だが、使いこなせれば射撃からの追撃や射撃を掻い潜って来た相手に強烈なビームサーベルを叩き込める。これにビームマシンガンの弾幕を加えれば強力な追い能力を持つ。
EXバースト中はNJCの再現として、ビームマシンガンの弾数無限且つ連射数と太さが強化される。この間は強烈な押し付け武装となる。
余談
外伝の機体だからなのかは不明だが、ドレッドノートイータはガンダムの名が付かない資料が多い。似た様な事例としてはMSVのソードカラミティ等が該当する。
但し、ソードカラミティはTCGのガンダムウォー(旧バージョンの方)でのみガンダムと付く。